日曜日は休みだと思ってる人も多いのか、比較的静かですが
本日は午前中すでに3件目が来館され千明が対応してます。

僕だと意見はストレートですが、千明は黙って聞いてくれる
時間もあり、聞き上手で僕より意見は言い易いでしょう。

前回、アドバイスは間違いも多いと書き、直接葬儀社で見積
もりをとるべきと書きましたが、大抵のアドバイスは不要と
いう最大理由は「料金が上がる傾向が強い」からです。

「葬儀屋アドバイス」

できるだけ料金が上がる方向に話しを持っていきます。
「供養」「最後ですから」などの言葉の後には、必ず費用が
掛る話しになってるからです。 但し、葬儀屋は戒名などは
無理せず安くても良いと言ってくれるでしょう。

「宗教者アドバイス」

これも同じ、読経の回数が増えても、戒名つけても、全てに
数万~数十万の費用が掛るし、家族がする追善供養なら問題
ないけど必ず読経もして数万円の費用が掛ります。 それと

理解できないのが追善供養で「祭壇用生花、果物、菓子類を

持ってくるよう」言われることです。 供えたい人は・・・

なら分かりますが強制は間違ってる気がする。

供えるなら墓で良いんじゃないの? と個人感覚の話しです。

話しを戻すと、但し葬儀を盛大にしろとは言わないはずです。

「素人アドバイス」

正直、素人さんで葬儀の実際が分る人はいません。

素人さんの教えてあげるは聞いて「百害あって一利なし」が

僕の本音です。 ただ何処に行けば良いかなど教えてくれる

なら話しは別です。 当然どんな風に良いかも話してくれる

でしょうから、それを聞いた上で行くべきか判断すればいい

わけです。 直接の大きなお世話アドバイスは全て葬儀社や

宗教者のした事、言った事の受け売りですから言い換えれば

一番高い料金になり易いです。

現行葬儀する人を否定はしませんし、自己満足したい、見栄
を張りたい、世間体を気にするなら、ある意味、最適な葬儀
と言えるかもしれません。

でも武井個人は現行葬儀を否定します。
「金儲け葬儀」以外のなにものでもないからです。
葬儀に携わる人で、その現実を否定できる人はいないはず。
否定したところで、全てに高額な費用が掛ってるのですから
墓穴を掘ることになるでしょう。

僕がこれほど固守するのは、人の死は自然の摂理だからです。
この世に生を受けた生物は全て誕生→増殖→死滅を繰り返し
続けて今日があります。 でも死滅→誕生までの期間だけは
現在の科学でも、他の学問でも解明されていません。

分からないものに、何かあるような事を言うのが霊感商法と
呼ばれもので、金銭的な絡みが無ければ霊感商法とは呼びま
せんし、相手に被害が無ければ問われることもありません。

人は普通の精神状態なら「死」に対し恐怖感を持っています。
その恐怖感を利用するのが霊感商法です。
それを利用した葬儀で得られるのは「自己満足」です。
だから葬儀をする人達を否定することはありません。

しかし「自己満足」と「葬儀後の生活」を天秤に掛けたなら
圧倒的に「葬儀後の生活」が重いのです。 だから現行には
高額な葬儀のみの現実を・・・を否定するのです。

「直葬なら15万円だから安いですよ」という葬儀社の人は
何を基準に安いと言ってますか? 自社の葬儀料金との比較
でしかありません。 ならいくらなら安いんだと言われたら
明確な数字は出ませんが、基準となる目安のひとつが国保の
葬祭費5万円と考えたのが11年前です。

但し「自己満足」というか、せめて「納得」くらいはさせて
あげたいし、この感覚もある意味必要な部分ですから、使用
品や内容は違和感の無いものにする必要はあります。

今回言いたいのは「立ってる土俵」です。
アドバイスを受けて良いのは『自分達家族の土俵に立てる人』
それ以外は全て聞かないほうが良いと断言できます。

実は良いアドバイスか、そうでないかは話し聞いてる最中に
分るものです。 話しを聞けば聞くほど・・・

『自然にホッとして、胸のつかえが取れる』

これが良きアドバイスの判断基準です。

 

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