あんしんサポートは葬儀支援センターから、葬儀関連相談所
だろうか!? とさえ思うほど幅広い相談が増えてます。

》墓閉じ相談
》仏壇処分の相談
・これらは、費用や方法の問題が圧倒的です

》不動産相続相談
・相続手続きの方法を教える事が多い
・法定相続人同士の問題と相談

 

僕自身も時々「なんだかなぁ・・、」と思ったりもしますが、

相談に来た人が「代表の話しを聞いてると安心するんですよ」

って言われちゃうと、しゃあねぇかぁって思う自分もいます。

また葬儀した家族からの紹介も、相変わらず増えていますが、
当時は一般葬をした家族も沢山いらっしゃいます。
その家族の紹介で来られた人の中には、同じように一般葬を
お願いしたいと言われる事もありますが、残念ながら現在は
一般葬と菩提寺葬儀は受けていません。 これに逝去後突然
依頼される方も受けませんから、19日現在5月だけで5軒
お受けできない葬儀がありました。 

以前なら皆無でしたが最近は誰々さんに紹介されたと電話を
してくる人の中にも受けられない人が増えてます。

このブログは結構な数の会員さんも、見てくれてますし先程
業者さんが来て「葬儀断っちゃうらしいですね」って千明が
言われたようですが、ただ無暗に断ってる訳ではありません。

改めて受けない理由を書き記してみたいと思います。

》逝去後に突然の依頼は受けない

葬儀屋は電話すりゃ受けるよって思ってるようですが、その
裏側にあるのは「葬儀屋は儲かるから受けるに決まってる」
という感覚があるからでしょう。 しかしあんしんサポート
では少しでも料金を抑えようと増員もせず、休日も取らずに
今でも二人だけで24時間体制をとっているのです。
突然でも受けてくれる一般葬儀社に依頼すれば良い事です。

また一般の葬儀社とは、根本的な思考や理念が全く違います。
分かり易く言うと利益が全く出ず、厳密に計算すると赤字の
葬儀パックもあり「会員」ですが「お客様」ではありません。

あんしんサポートの目的は、
「残る家族の生活に支障の無い葬儀を企画施行する事」です。

この考え方は他社にはありませんから、事前相談せず一般の
葬儀社感覚で葬儀をしたら、家族も相当な違和感があるはず
ですし、我々もしっくりしない葬儀になるでしょう。
だから突然の依頼は受けないのです。

》一般葬は受けない

設立当初は一般葬だけでなく、式場もありませんでしたから
自宅葬儀も受けていました。 でも1.000件以上の葬儀を
して一般葬をする家族はお金が無いわけじゃないと分かった。

また一般葬は4日、5日と我々の身体と時間が拘束されます。
通常4日5日間葬儀が入って来ない事は考えにくいですから
あんしんサポート以外は依頼できない家族の葬儀が、後から
数件入ってきた場合を想定すると、間違いなく支障がでます。
だから余裕のある家族の葬儀は、最初からを受けないという
判断に至ってます。

》菩提寺葬儀は受けない

我々は10年間で3日間の休日でしたし、3時間の癌手術を
した翌日、まだ喉に管が通してある状態でも、遺影の作成や
文章などの仕事をするしかありませんでした。

これは僕だけでなく、千明が体調が悪い時も同じです。
自分達の時間も命も削って初めて成立させているわけです。 

その最たる理由は「料金を上げたくない」ですが、菩提寺は

うちの葬儀費用の二倍、三倍の布施をわずか1時間足らずの

読経と戒名だけで当たり前のように持っていきます。

「俺達は寺の為に自分の命を削って葬儀してるんじゃねぇ!」

これが菩提寺葬儀を受けない理由です。

ついでに言うと、葬儀社はいくらでもあります。
お金さえ払えば、何処でも喜んで引き受けてくれます。
ただ現行の葬儀費用が家計に重く圧し掛かる家庭もあります。
そんなの自分の責任だと言われるかもしれませんし、それが
間違っているとも思いません。 その通りでしょう。

しかし、だからといって誰もが迎える死に対し、手を差し伸
べる事なく批判だけするのは間違いだと考えてます。

自分が大変な時に助けて貰い、それが嬉しかったと思うなら
いつか誰かを助けてあげる立場になって欲しい、そんな人が
日々増えれば「お互い様の精神がある国民」になるかもしれ
ませんし、そう思えば良いじゃないですか。

今、自分が誰かを助けられるとしたら、それも幸福感を得ら
れる土俵に立っているって事だと思います。

僕は5歳まで母親の存在を知らずに育ってきましたが、幼い
僕に祖父母が教えてくれた経営者教育は二つの事でした。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
「自分より弱い人達には、常に優しくあれ」

上の「実るほど・・・」はちーっとも学べてませんし、未だ
実った事もありませんが、下の「自分より弱い・・・」って
のは、人として極々当たり前の事にしか思えません。

葬儀を受けない、断っている。
その部分だけ捉えたら、僕が聞いてもいい感じはしませんが
我々なりの理由がある事だけは知って欲しかったのです。
実際は大きな葬儀のほうが儲かりますし、その時だけ人手を
頼めばいくらでも可能です。 でも、あんしんサポート葬儀
支援センターのあるべき姿でも、姿勢でもありません。



 

もし「欲と道ずれ」感覚になったら、11年間で培った信用
と信頼はガラガラと音を立て崩れるでしょう。
余裕の無い人達の「駆け込み寺」であり続けたいと思う。

 

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