執筆中の「葬儀改革」は製本作業に入ってますが、最後に追加
するのが「もっと自由な葬儀『我家葬』の提唱」です。

》家族毎に様々な事情があります
》家族毎に財布事情も異なります
》家族毎に家族構成も違います

数百万の葬儀なら問題ない程度の、お金に余裕があって、現行
葬儀に違和感の無い家族は、なにもする必要はありません。
自分の好きな葬儀社に依頼すれば全て滞りなく終わります。

しかし金銭的に余裕が無い人は勿論、現行の葬儀社と宗教者の
為に行っているような葬儀に疑問のある家族は、読んでおいて
損は無いと思います。 但し、家族が何をどう考えたところで
それを実現してくれる葬儀社が無ければ、絵に描いた餅です。

ひと事で言えば「家族の事情と思いで創る葬儀」でしょうか。
この感覚を持つ葬儀社を、少しでも増やすことが、僕に与えら
れた最後の仕事だろうと思っています。

あんしんサポートと同じ道を歩くのは容易くはないでしょう。
でも、一歩先を歩いてる僕の存在はあります。
僕が10年掛かった道、次の人達は3年で歩けるはずです。
その為に必要なスキルやノウハウは、うちにあると思います。

ただ、それには、ある程度の考え方やスキルも必要です。

》過去の固定概念、既成概念を払拭すること
》現状と近未来の合わせた創造力と思考力
》企画力・実行力・揺るぎない信念
》遺体と遺体処置の正しい知識
》考え方に共鳴してくれる業者等の発掘
》生前-逝去後-遺骨-その後-墓に至るまで全て出来ること

数年ぶりで執筆してますが、文字にすると今、自分の中にある
考え方を自分自身で再認識できるし、一緒に仕事をする千明に
対しても明確に伝えられるだけでも価値があります。

一緒に仕事をしても、中々細かい部分まで意思統一するのって
難しいですからね。 さらには後継者がいてくれたら言葉より
遥かに詳しく伝えられるし、会員さんだけでなく一般の人達に
対しても、あんしんサポート創業者である僕の考え方が伝えら
れるのは、このブログ同様、文字にして残すか、全てを動画に
して残すしか無いでしょう。

日々の感覚、その時、その時の考え方を書き残して、後出しの
ジャンケンをしない為に自分にタガを掛けるのが、僕の場合は
ブログだし、それらをまとめたのが執筆本です。

そのお蔭で「口先だけに成らず」「虚勢を張らず」「誰に対し
ても信念を通す」ことが出来てるように思います。
反面、うちの理念では受けられない家族の葬儀も増えてます。
5月だけでも、すでに4件の葬儀をお断りしています。

僕の葬儀に対する考え方は、過去の慣習を当然とする人達には
違和感はあるし、変な奴にしか思えないでしょう。
しかし現実に公言し実行し続けると「俺もそう思う」「私達も
そう思ってた」という言葉は、年々増え続けてる実感があるし
会員数も増え続けています。

ぶっちゃけ、食えなくなったらお終いなのですが、一般葬儀社
との違いを明確にする為にも、今の姿勢は貫くつもりです。

設立前から一緒に活動してきた千明は「食べられるようになる
とは思って無かった」と言います。 

業者さん達は11年前に「変な奴が現れた」と業界の人達には
言われてたそうですから、最初から食えなかったと思えばいい
だけの事だし、元々葬儀の仕事が好きな訳ではないですから、
それでも葬儀の仕事をする意義が見い出せないなら、廃業する
なり、僕は手を引くなりすればいいことです。

この部分を書いた理由は、人と違うことをするなら、とにかく
自分自身で腹を括れなかったら、何もできないという事です。

綺麗ごとを言うのは簡単です。 何の能力も要りません。 
虚勢とか戯言だけでも充分でしょうが、その時代の現実に異を
唱え、本来あるべき姿や、違う考え方を伝えるには、第一とし
て「行動力・実行力」であり、ひとつ、ひとつの地道な活動を
全力投球し続けるのが遅いようで最速の方法です。

最初は一人でも、その一人が二人に伝えてくれたら倍々ゲーム
のように一気に増える時がきます。 あんしんサポートの足跡
でも全く同じ、初年度はわずか3件の施工でしたが、その後は
倍々に増え続け、5年後は約50施行、6年後は約100施行
するまでになりました。 その後は肉体的な限界を感じ180
施行からは減らし、本音は食えれば100施行で充分です。

倍々に増えたその最大要因は、単純に安いからではありません。
僕が葬儀の仕事に携わる為の「理念・信念」を貫き通してきた
結果なのだろうと思いますし、言ってる事とやってる事が一致
し続ければ、それが評判となるからだろうと思っています。

今回の前半は一般の方々に対して、後半は同じような考え方の
葬儀屋さんがいたら参考になると思います。

 

 にほんブログ村 その他生活ブログ 葬儀・法事(個人)へ 
にほんブログ村 
誰もが終幕後の費用を心配する事なく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えてたか嘘のつけない自分日誌でもあります