一般葬、家族葬、直葬など葬儀を区分けする言葉がありま
すが、あんしんサポート成立当初、家族葬という言葉って
あったかなぁ・・・自宅葬はありましたけど・・・
11年間で少なくとも1.000軒以上葬儀施行に携わってき
ましたが、結論から言うと「葬儀は全て違うし違っていい」
この感覚は年を追う毎に強くなっています。
『故人と喪主の関係の違い』
》仲良し親子もいれば、疎遠や不仲な親子もいます
》家族以外の人が行う葬儀もあります
》独居者で実質天蓋孤独のような人の葬儀もあります
》葬祭扶助の葬儀もあります
『家族の生活状態の違い』
》余裕のある富裕層、中間層、貧困層と様々です
》病院、施設で一時的な貧困層もいます
『死に対する考え方の違い』
》信仰の厚い方は信仰する宗教の考え方で葬儀します
》実際は信仰心の無い人達も沢山います
》死を一大儀式と考える方もいます
》死は自然の摂理と考える方もいます
『故人や家族の生き様の違い』
》大きな会社を率いてた故人もいます
》世間の広かった故人もいます
》世間と関わらなかった故人もいます
人は、これらの条件が絡み合って生きています。
また葬儀で声を掛けられた方も中には、迷惑と捉える方が
いるのも現実です。 或いは「義理」で行く葬儀も多い。
あんしんサポートは葬儀に対し既成概念を持ちません。
あくまでも葬儀を施行する家族や対象者の考え方を最重視
して、必要であれば我々がアドバイスをする形です。
「たった一人だけで送る葬儀も当然ありです」
「1.000人の会葬者の葬儀も当然ありです」
「何もしない葬儀もあるし、豪華絢爛葬儀もありです」
葬儀に既成概念を持たないとは、こういうことです。
ある宗教は、いわゆる直葬が当り前ですが、その考え方に
対し、あーだ、こーだと言う必要はないと考えてます。
すると「あんな宗教は・・・」って言う人や葬儀社もある
けど、それこそ傲慢としか思えません。
自分の信仰を他の人がとやかく言うのは、受け入れられる
のでしょうか・・・まぁ無理でしょう。
その点で言えば、家族の感覚と事情で決める葬儀ってのは
人様に迷惑を掛けなければ、理に叶ってると思う。
但し、あんしんサポートに限って言えば、全ての葬儀には
対応できませんから、我が社で受けられる葬儀もあるけど
受けられない葬儀もあるし、我々が受けるべきと思う家族
もいれば、受けるべきでないと思う家族もいる訳です。
これってさぁ、何処の葬儀社も一緒じゃねぇかなぁ・・・
あんしんサポートは公言しているだけ・・・じゃないの?
でね、毎回毎回、家族毎に色んな思いや事情もあるわけで
葬儀をする家族や喪主の今現在の事情が一番大事です。
「葬儀は家族が家族との別れを受入れる為の時間」と考え
てますから、葬儀社も、宗教者も、親戚も蚊帳の外です。
うちの場合、基本理念に沿わない方は入会を受けてないし、
事前相談の時点で、できる事、できない事など可能な限り
明確に伝えてある為、逝去後のバタバタは少ないです。
ネットの中には色々と書いてあると思います。
「直葬」が良いの、悪いの。
「家族葬」だと実質支払いが増えるの。
「一般葬」なら沢山の人達とお別れができるのと・・・
どれを見ても、概念や持論を基本としてるものばかりです。
なんで家族の思いが前提じゃないんだろ???
金出してくれる訳じゃないし、くち先だけでしょ!?
小さな親切、大きなお世話じゃねぇかなぁ・・・
また葬儀は死後に行うものという考え方が既成概念ですが、
僕は医師がサジを投げた瞬間と思っています。
現行葬儀で何の問題もなければ、とやかく言う気は無いの
ですが、葬儀社への支払い、布施の支払いと100万円の
単位で費用が掛る現行葬儀、その葬儀が当然と言われるの
では黙っていられません。
また減ってはきましたが「直葬系」の葬儀に対し良くない
みたいに書く人のほうが多いですが、なら行政の行う葬祭
扶助の葬儀は直葬だけですから、まずは個人より先に税金
投入の葬儀を行う行政に苦言を呈すべきでしょう。
存命中から葬儀は始まり、その最後が火葬と考えるのが僕
ですから、温かく送れさえすれば、内容は直葬だけの葬儀
でも全く問題ないと考えてますし、むしろ体裁や世間体に
囚われず現実に適応した判断を称賛します。
今回書いた条件等を考慮し、葬儀の現場だけを見てきた者
としては「葬儀は自分で決める」と考えるのが一番自然で、
誰もが納得できるし、余裕の無い家族でも葬儀以上に大事
である後の生活への不安も軽減できます。
葬儀社と宗教者主導の葬儀について、11年前から苦言を
呈してきましたが、家族が我が家のしたい葬儀を行う為に
葬儀屋を利用したり、相談に乗って貰うのが「家族主導の
葬儀への最短」だと分りました。
自分で考えた葬儀を、信頼に足る葬儀屋さんで相談する。
すると専門家として、より的確な良いアドバイスが得られ、
費用も財布事情の中で納められる葬儀ができる・・・
これから、こんな家族主導の葬儀が生まれるはずです。
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