昨日の葬儀まではバタバタし、本日は法要と入会相談が
1軒あるだけで、搬送が無ければゆとりがあります。
昨日は午後から散骨に行きましたが、リュックに入れて
やっと背負うほどあり、狭い登りが大変「はぁ、はぁ」
言いながら登って何とか散骨を済ませてきました。
さて2月頃から、いつもより入会相談は増えていますが
最近の事前相談や入会相談は、全て千明が担当するのが
常で、僕が相談の場にいることは殆どありません。
その理由は葬儀後の位牌、納骨、返礼品、集金等は全て
千明が担当する為、最初から関わったほうが会員さんと
しても安心できるからです。
実際、昨年11月に入院した8日間で4件の葬儀も問題
無く進みました。
あんしんサポートのイメージとして「料金が安い」なら
ずっと言われ続けてる言葉ですから驚きませんが、最近
入会する人達が、会員さんから紹介される時に言われる
言葉の報告は僕にとって意外なものでした。
「料金が安いのは間違いないけど」
「とにかく親切だから相談してみるといいよ」
「ただ下手なことを言うと断られるよ」
「下手なこと言うと断られる」には、笑えましたが・・
「とにかく親切だから」については意外でした。
僕のイメージとして、葬儀社は腰が低く、家族や親戚が
何を言っても反発する事なく、言われた事は何でもして
くれるホテルみたいなサービス業だから、親切で言えば
うちより葬儀社のほうが親切だろ!?と思ってました。
嫌な人は断る、金があるなら余所に行け、菩提寺の行う
葬儀は受けない、一般葬は受けない、死後の依頼は受け
ない、そんな葬儀社あるの!?・・でしょ。
昨日は午前中2軒の来館は分っていましたが、突然他市
から近くに来てるという方の連絡があり、相談と入会を
して帰られましたが、相談していると目を真っ赤にして
涙を流しならが頷いてました。
僕の話しを聞き終えると泣き笑いの顔で「来て良かった、
ホッとしました。 相談所みたいですね」と、また涙を
流してましたが、安堵の表情に変わっていました。
その姿を見ていると「とにかく親切」と言われる理由が
何となく分ったような気がします。
僕が思ってた親切は「愛想がいい」や「腰が低い」とか
サービス業として求められる類の親切ですが、会員さん
達が言ってる親切とは「家族目線」のようです。
うちの場合は・・・ですが、入会希望者の家族が来館し
相談したいのは単に葬儀屋としてでなく、自分達家族の
置かれてる現実を踏まえた上で、葬儀の決まり事も含め
どうしたら良いかを相談したいのです。
お金の問題が一番多いですが、そこに家族関係、親戚達、
宗教、更には遺骨など家族毎に様々なハードルがある。
改めて考えてみると、僕の目線や価値基準はいつも同じ
ですが、そこに家族の価値観や基準を加えた葬儀を施行
しているように思います。
全国レベルで見れば、うちと大差ない料金設定をしてる
葬儀社もあるし、若干は高くても平均より安い葬儀社は、
県内外にいくらでもあります。
でも単独で施行数が伸びてるとか、うちのように入会を
希望する人が多いという話しは余り聞きません。
設立当初うちが葬儀を教わった葬儀社も、直接は聞いて
ませんが、内情を知る人に聞くと伸びてません。
その理由が分らず「なんでかなぁ」と思っていましたが、
その理由のひとつが分ったような気がします。
うちは良くも悪くも、日本全国でも、これ以上無いほど
明確な理念と方針を打ち出していますし、葬儀屋でなく
葬儀支援センターと名乗る内容も明言しています。
受ける、受けないの対象者を明言してるのは、全国でも
多分あんしんサポート葬儀支援センターだけでしょう。
ゆえに、当社に来館される方々も、明確なものを持って
来館されてるのでしょう。
単に葬儀社を決めに来てる訳ではないのだと思う。
以前、知り合いの葬儀社2軒ともが「武井さんみたいな
ことを言ってたら、うちじゃ終わっちゃいますよ」って
言ってましたが、確かに僕の歩き方は「もろ刃の剣」で
あり「塀の上を歩く」ようなものです。
しかし誰でもウェルカムの商法で成功してるのか!?
彼らは無難な道を歩んでるつもりのようでしたが、僕が
見ると「大通りのホテル街の中に、小さな旅館がポツン」
という状態に思えるのです。
それも大型ホテルと同じ土俵に立って、自分では戦って
いると思ってるのでしょうが、相手は喧嘩にさえならず
と思ってるんじゃない!?って思えました。
僕の場合は好き勝手と自己満足の結果が、今の支援セン
ターですが、同じで無くても似たような立ち位置で葬儀
されるなら、利用対象者へのアピールが必要だと思う。
そして、そのアピールは料金だけじゃないって事であり、
大事なのは、その主張は利用される対象者が、一番臨む
ものでなければ成らない。
利用した家族が「親切で良かったです」程度のものでは
なく、本当に親しい人にしか言わない、本音の親切って
ことなんだろうと思います。
建前低料金で追加、追加でボッタクル葬儀社や、葬儀を
霊感商法の材料として使う葬儀社でなく、本気で家族の
生活を考え、家族の立場を考え、最善と思われる葬儀を
提案施行している葬儀社は絶対に伸びるべきと思う。
それが底辺も含めた地域の人達の利益に繋がるからです。
自分の立ち位置と、考え方を明確にされ、大きくは無い
けど、その地域には絶対に必要な葬儀社になって欲しい。
かくいう僕がそう成らなきゃ説得力ないけどさ・・^-^;
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