ネットで良く見る言葉で『葬儀費用相場』なるものがある。
よくこんな言葉使えるなぁとしか思えない。
相場って価格帯の事でしょ・・・
例えば、6.9万円と40万円の直葬があるのに相場は半分の
234.500円で分りますぅ? 相場という言葉は個体として
比較する際に使うべきだと思うけどなぁ・・・
それに葬儀費用の平均や相場として、使用してるデータが
財団法人日本消費者協会だとしたら、調査件数があまりに
少なすぎる事と、実際は支払いして無い人達も含まれる等
公にできる数字とは思えません。
この数字は葬儀社の料金を安く思わせたいのか!?としか
思えないし、この出し方には異論があります。
んとですね・・車は関心が無く良く分らないけど、軽自動
車とセルシオとか、今はねぇかなぁ、、いわゆる高級車を
ひとまとめにして、平均って言ってるのと一緒じゃねぇ?
違う例で言うなら「平均貯蓄額」も似たようなもんです。
総務省が発表した日本の平均貯蓄額は1.820万円です。
えっ、えーーーーーー、って思う人が大半でしょ。
そんなにあるわけねぇじゃん・・・が普通の人の発言です。
相場を出すのが悪いとは思わないし、ちゃんと出せば参考
にもなるでしょうが、出し方が悪い!!!
総貯金額÷世帯数=平均貯蓄額・・・これじゃ意味ねぇ。
例えば『自動車なら』
・全メーカー、何ccクラスの車の平均
更に・メーカー毎、何ccクラス毎の平均くらいは、せめて
出さないと分らないでしょ。
『平均貯蓄額なら』
・年代別 ・更に職種別 ・家族構成別くらい分けないと
過半数の人達は落ち込むしか無いと思うけどなぁ。
例えば100名の人を調査した結果が下記だとします。
・貯蓄額2億円が2名 4億円
・貯蓄額2千万円5名 1億円
・貯蓄額1千万円10名 1億円
・貯蓄額500万円20名 1億円
・貯蓄額100万円50名 5千万円
・貯蓄額 0円 13名 0円
平均貯蓄額750万円ですが、500万円以下の83%は
平均より低いわけです。
確かに平均と言われたら平均ですが、なんか素直に納得は
できず、ちょっと違うんじゃねぇって思いません!?
んでもって葬儀です。
せめて『直葬系』『家族葬系』『一般葬系』程度は分けて
出さなきゃ意味ねぇよなぁ・・・
6.9万円~600万円じゃ幅が広すぎるだろ?
相場と呼べるしろもんじゃねぇだろ?
『我が社の直葬平均費用』
『我が社の家族葬〇〇人の平均』ってのが限度だと思う。
正直なところ「相場」なる言葉はどうでも良いことですが、
仮に「相場100万円」を信じれば90万円なら安いって
感じるし、110万円なら高いと思っちゃう人が出て来る
ことと、葬儀屋がうちは安いでしょ!?と低料金の宣伝に
使えるのが問題です。
葬儀は『葬儀社』『返礼品』『料理』『布施』など一社に
支払うわけではありません。
『返礼品』3.000円の物と8.000円の物を返せば相当違う
『料理』も2.200円と6.000円では相当違う
『布施』も7万円と80万円では73万円も違う
こんなの平均を出そうとするのが間違い。でねぇよ・・・
皆さんは相場なる言葉に惑わされることなく、以下の事を
考えたり、検討したり、見積もりをとって決めましょう。
》葬儀と遺骨に対する考え方をハッキリさせる
①この段階で葬儀の形態と遺骨対処方法が決まります
②宗教者の有無も決まるでしょう
》誰が行い、誰が葬儀に列席するかを決める
③この段階で規模が決まります
④食事の有無、香典収入と返礼品も大枠決まります
》家族の思いを実現、尚且つ費用面も考慮し葬儀社決める
⑤実際は決めるより、探すと書くほうが正解でしょう
⑥葬儀社はいくらでもあります。
⑦家族の希望要望に叶う葬儀社を探すのが大変なのです
上記を例にして具体例を考えてみましょう。
①葬儀は生きてる時から始まると考える
②葬儀は家族とのお別れで宗教儀式ではないと考える
③よって葬儀は家族だけで行うのがベストと考える
④家族だから香典は無く返礼品もない、食事は自由
⑤友人知人、親戚等に聞き、実際に出向いて話してみる
⑥依頼できる葬儀社などいくらでもあり困らない
⑦但し、内容、料金等、家族の希望が叶う葬儀社は少ない
葬儀とは、相場でなく、葬儀社選びで全て決まります。
その基準とは《家族の価値観とその時の財布事情で決める》
ことだとしっかり心に留めておかれると良いでしょう。
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