前回、企画力なる言葉が出たので、今回は作成する懸垂幕
との関連で少しだけ企画力について書いてみます。

少し前のブログでパンフレットを見て「文字ばかり」だと
言う人は関心の無いチラシであって、この人はどんな書き
方をしても見ない。 関心のある人にとっては出来るだけ
自分の知りたい事が書いてあるほうが良い・・・

だからチラシの良し悪しで言われるのは、あくまで一般論
であり、正解とは限らないといった内容を書きました。
今回は懸垂幕など、建物等に大きく掲示する場合です。

葬儀パックが変更される度、あんしん館道路沿いに貼って
ある懸垂幕も交換してきましたが、今年も内容変更と掲載
電話番号の変更で新たに作成してます。

今回は横幅5.6m(縦2.1m)と過去最大の長さです。
本当は6mで制作したかったのですが、使用してるソフト
Adobe Illustrator CS5は、最大横幅が5.7mで、塗り足し
部分を含めると5.6mが限界です。



1/2サイズ、1/10サイズでの作成も可能ですが原寸サイズ
まで引き伸ばすと、どうしても画質が落ちますし、全ての
写真を現物サイズで別途送信する必要もあります。
ならサイズ変更して現物サイズで作るほうが間違いない。

今回はパックで使用する主な項目品の写真を別枠で番号を
付けて記載、各パックに含まれる項目番号を記載する事で
使用品が分るようにしてみるつもりです。
あんしんサポート、パンフレットのような形式です。

現在基本のパックは8種類あります(詳細は省略)

》直葬(火葬だけのお葬式)      69.000円+税
》ぱっく60(火葬+散骨+永代供養墓) 100.000円+税
》完全委託(ぱっく60の完全委託版)  120.000円税込
》湯かん葬(湯灌納棺。お別儀で火葬)  149.000円+税
》家族葬Ⅰ(納棺安置、枕経戒名付)   150.000円+税
》家族葬Ⅱ(個室安置、枕経戒名付)   169.000円+税
》親族葬(個室安置、宗教者、戒名付)  319.000円+税
》永代供養散骨(散骨+永代供養墓)   50.000円+税

懸垂幕はチラシやパンフレットと違う難しさがあります。

基本的に走る車内から見るものですから、文字の大きさや
表現方法も異なります。

『パンフレットの全て』『ホームページ』『懸垂幕』まで
全て自分で制作するのは、業者依頼する金銭的余裕が無い
のもありますが、企画とは常に考え続けて出来上がるもの
だからであり、1度や2度の校正では仕上がりません。

また印刷やデザインの専門家と企画力とは別物です。
僕は企画はしましたが、印刷データを作るのは印刷屋さん
とかデザイナーでした。デザイナーには必ず癖があります。
また見た目の綺麗さが優先される傾向が強いです。

何百、何千と制作すると、あることに気づきます。
単独で見て綺麗だからと集客できる訳ではない事です。
更に企画した僕の意思を正確に表現できる事はないです。

自分で作成した完全データでも、例えばパンフレットなら
最低10回以上は修整、訂正を繰返すのが普通です。
業者と1回、2回の打合せで完成するはずがありません。

広告媒体には各々特徴があります。
画像、映像、チラシ、パンフレット、懸垂幕など広告手法
事に全て違って当然です。

例えば《新聞折込チラシなら・・・

何十枚の中から目に留まるのが第一条件で、単独で見たら
綺麗なチラシだとしても、まぁ殆どが綺麗ですから目立つ
ことは難しいです。 極論は手書きのほうが目立ちますし
第一条件はクリアし易いです。

次にじっくり読んでみたくなる要素があることです。
見出し、写真など使用しますが、週刊誌記事の見出しだと
思えば分かり易いでしょう。
じっくり読んで購買意欲が湧けば最高のチラシです。

ネット検索でも、左上から目に入る等々、この程度の事は
分るはずですが逆もまた真なりです。 
簡単に言うと他と違うことをすれば目立ちます。

あんしんサポートの過去をちょっと考えてみてください。
11年前は一般葬が主流、まだ自宅葬もある時代でした。
葬儀は高額、布施も高額と誰もが思いはしても、くちには
出さない時代であり、仕方が無いと諦めてた時代でしたが
あんしんサポートは、以下の言動をしました。

》葬祭費の5万円だけで可能な火葬支援パックを創る
》葬儀支援センターなる表現を始めた
》現行の高額葬儀に真っ向から立ち向かった
》宗教者、葬儀社とは異なる立場を表明
》余裕の無い家族の葬儀を前面に押し出した言動
》葬儀は宗教儀式では無いと言明
》葬儀難民が増える2030年代を見据えた言動

当時の人達から見れば変な奴と思われたでしょうが、対象
となる家族にとって有難い存在だったわけで、その傾向は
年を追う毎に強くなり、言ってる事、やってる事が戯言で
無いと証明すれば、一気に世間が認めてくれる時がきます。

だから新聞記事、NHKでも全国放送してくれたのです。
この部分はチラシでも、懸垂幕でもありませんが結果的に
みれば広告宣伝とも言え、これが目立つという事です。

後半部分は、メディアや記者、デスクの考え方次第ですが
通常の広告媒体で、満足な出来上がりはまず無いと思って
間違いない。だから自分で自分で創り続けているわけです。

本音を言えば、料金が安くなる以上に面倒臭せぇと思う。
でも、過去業者に任せて納得できた事がありません。
当然です。業者さんは自分で考えた企画ではないのです。

話しのついでに、次回は企画を創り上げる際、根底となる
考え方について書いてみたいと思います。
実は何度も書いていますが、企画と繋げて読めるかです。



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