固定電話から、携帯電話へと掲載を変更したのは良いけど
あんしん館壁面に電話番号が書いてあるのを思い出した。
長さ2.5m×縦0.45mと大きな文字です。
更に懸垂幕も全て変更する必要があると気付いた・・・

うっ、、、面倒くせぇし、最低でも5万円は掛かるだろな
ちょっとした変化でも、色々大変だと改めて感じながらも
完全データ作りをしています。

幸い? にも連日入会相談はありますが、葬儀は数件だけ
で済んでおり作業する時間が取れて助かります。
昨夜も10時過ぎまで、パソコンで制作作業をしていると
搬送電話が鳴りましたが、まだ事務所なので楽でした。

でね、データ作りの作業をしていると、葬儀用品の写真を
見たり加工したりするわけで、そのうち、葬儀業界特有の
理解できない色々を思い出す。

葬儀屋で働いた事は無いですから、葬儀屋の常識は無くて
ほぼ素人さんと同じ感覚です。 
うむ・・11年もやってりぁ、でした。 だろうね。

何年業界で生きても、理解できないものはできません。
式場内に常設してあるのに、式場使用料の他に祭壇料だの、
式典奉仕料だの、企画運営費だのと意味不明な項目のオン
パレードが葬儀業界ですが、最大の問題は次の2つです。

《見積りと請求額が違う》《勝手に追加》
・正確な見積書を出す葬儀社は非常に少ない
・見積書より総額が数十万高いなんてのは日常茶飯事
・勝手に「追加しておきました」これって親切なのか!?

葬儀業界の中に「払うのは家族だから」的感覚が強くある。
さらに勝手に追加するなど、担当者は親切のつもりなのだ
ろうが一般社会では通用しない。 

事前にもしもの場合の追加等を確認し承諾を得ているなら
話しは別ですが、当たり前のように行う行為ではない。

また見積書には記載されてない項目が、請求書に追加され
当然のように請求されるのも理解できないし、黙って払う
家族にも相当問題があると思う。

他の業界で考えてみれば分ると思う。
例えば新車を購入する場合で考えてみましょう。
200万円の見積りで購入を決め請求書は230万円だと
したら黙って支払う? 

特に葬儀の場合「値切れない」「言われるがまま」という
利用者のとってきた態度が、業者の好き勝手を増長させて
いるのだろうと思う。

毎年、新しいパンフレットを作成していますが、作る上で
特に注意しているのが・・・

《明確な料金》
・誰が見ても分る内容・料金・追加費用を記載すること

《明確な方針》
・読めば理念、方針が明確に分る内容であること

でも、この2つをクリアするのは簡単ではありません。
料金と追加を明確に記載し、誰が計算しても我々が計算を
しても同じになるまで数年間を要しました。
更に立ち位置や理念、姿勢を伝えるのは更に大変でした。

長文になると読むのが大変だし、短文では伝わらない・・
これも試行錯誤しましたが、同じような事を続けていると
あることが分りました。

パンフレットの片面を見れば分るように《文字ばっか》と
思われる方が大半でしょう。
書いてる僕自身が見てもそう思います。



当初は「文字が多過ぎる」と近しい人達に言われました。
「だよなぁ」と僕自身も思っていましたが、多くの人達が
入会相談に来館されると、ある事に気づきました。

《葬儀に関心の無い人は、どんな見出しでも見ない》
葬儀社のチラシ、パンフレットなど現実味の無い人達には
全く関心の無い、目にも留まらないものなのです。

ところが家族の葬儀を近々考える必要のある人達にとって
《できるだけ詳細な内容料金を具体的に知りたいと思う》
という極端な違いがあることでした。

うちのパンフレットは、会員さんへの送付が基本です。
葬儀に関心のある人達が限定とも言えます。

パンフレットを見て「こんなに詳しく明瞭なチラシは

無いし、内容も料金も考え方も納得して入会に来た」

って人が結構います。

そりゃそうでしょ。
本当に葬儀を考える人達にとっては、小奇麗なイメージ

写真や、嘘くさい綺麗事、内容や料金の分らないチラシ

そんなものに意味はないのです。
利用者の皆さんは、面倒でもしっかり書いてある葬儀社の
チラシがあったら、ちゃんと読んたほうが良いですよ。


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