久しぶりに時間が空くと、やることが一杯ある。
11柱の粉骨を背負っての散骨、棺が入ってた段ボール
片付け、駐車場に溜まった街路樹いちょうの葉を袋詰め、
足りなくなった品物の買い物と、いつも2人だけで気は
楽ですが、全て自分達でしないと誰もしてくれません。
印刷を依頼してたパンフレットの中に、印刷依頼の数が
足らないものがあると分り、追加発注となりました。
仕事の合間にパンフレットの折りや、事務所の印刷機で
添付文の印刷や宛名の印刷など、結構大変な作業となり
ますし、各種パンフレットや角2封筒の印刷や郵送料と
費用も馬鹿にならず、できれば数年に一度程度にしたい
ところですが、内容が毎年少しづつ変化し続けています。
入会時に渡す会員証には以下のように書いてあります。
「入会時の料金、内容等諸条件は将来に於いて保証する
ものでなく、ご利用時の料金、内容に準ずるものです」
とはいえ以前のパンフレット内容で考えてたら、内容が
全て変わってたでは申し訳ないですからね。
まぁ、非会員さんは昔のパンフレットを持って来ますが
会員さんには新しいパンフレットが出来れば、個別配送
してますから、開封さえすれば分るはずです。
毎年配布するきっかけは、利用者の増加に合わせて料金
体系を値下げしてきた事でした。
当時は葬儀の種別で目指す総額がありました。
『一般葬は飲食、宗教者込みで総額70万円代』
『家族葬は飲食、宗教者込みで総額40万円代』
当時の直葬は5万円で実現していましたが、消費税引き
上げによる便乗値上げで継続できなくなってます。
上記金額を目指して、毎年のように下げ続けてきた事で
毎年、新パンフレットの配布となっているわけです。
さすがに料金については限界まで到達し、後は組み合せ
での変化や、新たな発想のメニューも設定してます。
変化の多くは利用した会員家族と話してる中で、感じた
事を取り入れるパターンが多く、小さな変化だとしても
汲み入れ努力だけはしてきました。
今回新たに設定したり変更された部分は以下の通りです
ホームページに『家族葬パック』が掲載されていますが
その簡易版『家族葬Ⅰ』を新設しました。
》搬送後は式場祭壇前で納棺安置(末期の水・線香供え)
》納棺安置48時間以内含む(以降24時間毎5.000円)
》式場にて枕経(居士大姉戒名付)、お別れの儀
》予約日時に火葬、火葬中は無料待合所で待機
》7寸骨壺に拾骨して葬儀終了
》上記の間に必要な事は全て含まれ基本追加不要です
》使用品は全てパンフレット記載品です
》以上の総額150.000円+税です
僕の中では読経や戒名への拘りが全く無い為、気づきま
せんでしたが戒名を付けて貰い読経して貰うと、葬儀と
感じる人が多いようです。
また人数が10名程度で前橋斎場なら、火葬時間の70
分は無料の待合所で待って、拾骨後にランチを兼ねての
清めをすれば安くて、温かい物が食えるからと、家族の
事を考えて勧めてたつもりでしたが、親しくなった会員
さんに言われました。
「あんしんサポートさんは、前橋斎場の待合室が使えな
いからの提案だと思ってました」
なるほどなぁ、そんな風に考える人もいるんだな・・・
そこで、新たに直葬系パック利用者への追加パック設定
「お別れの儀と火葬待ちセルフパック20.000円+税」
》出棺30分前あんしん館式場集合
》故人とのお別れの儀(故人の顔の周囲に入れる生花付)
》故人の好きな洋服、食べ物、手紙等々を入れてお別れ
》出棺・火葬
》火葬中は前橋斎場待合室にて待機(待合室利用料込)
》菓子類、弁当など飲食は家族が自由に持込みます
》当方にて料理の用意も可能です
》待合室使用後の清掃員費用も含みます
『親族葬パックは宗教者込み料金に変更』
『永代供養墓納骨者は1家族2.000円の年会費徴収』
『一般葬、菩提寺葬儀受けませんと明言』
『会員対象者の条件』
『県内対応地域の変更』
『受付電話番号の変更』などが前回と変化しています。
誰が見ても分る書き方と、お年寄りも読める文字サイズ
更に各パックの内容や流れ、入会方法や対象者など全て
読めば分るようにと考えると、最低B3サイズの両面が
必要だし、読み易いのはカラー印刷です。
印刷後に送られて来る荷姿は半分のB4サイズですから
さらに半分に折られないと角2封筒には入りません。
発送までは実に大変で面倒臭せぇ・・が本音です。
毎年変わると内容が分らない会員さんもいるでしょう。
以前の内容とごちゃごちゃになる人もいるでしょう。
それでも変更し続けるのは、変化とは一気に変わるもの
ではなく、少しづつの積み重ねが結果として大きな変化
となるものだからです。
今年の10月には消費税の引き上げがあります。
その結果、何らかの変化が生じるでしょう。 って事は
来年もまた新しいパンフレットが必要になるわけです。
11年の事業経験で知った利用者の感覚は次の事です。
》明確な料金の葬儀社はなく明確な表示は信用に繋がる
》追加が発生する条件と明確な料金表示は信用に繋がる
》使用品は全て写真掲載して初めて信用される
》顔写真を出すことは信用に繋がる
》嘘や誤魔化しの出来ない手法が己の信用に繋がる
特に顔写真の掲載は、自分でタガを掛ける事にもなりま
すからハッタリや嘘や誤魔化し難いはずです。
葬儀社を選択する際には基準のひとつとなるでしょう。
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