今年の誕生日は、癌の手術でしたから、食べられるように
なったらと18日に頼んでおき、19日隣接の伊勢崎市に
あるパン屋さんに取りに行ってきました。
50代以上の人なら、きっと写真を見て懐かしいと思うん
じゃないかな・・・僕らが子供の頃は、全国どこでもこれ
しか無かったバタークリームケーキ、ピンクのバラが懐か
しい、昔は緑の葉っぱだったけど、今は白ぽいですね。
赤と緑のサクランボ?も健在です。
僕の知る限り群馬県内では1軒だけしか無いと思う。
今売ってるバタークリームケーキとは、かなり違います。
バタークリームのケーキは好き嫌いが分れますが、個人的
には絶対バタークリームです。
生クリームは嫌いでは無いけど、美味いとは思わない・・・
昔ね美容室経営してた頃、女性のパテシエさんが来店して
いたから、聞いたことがあるんです。
「みんなは生クリームのほうが美味いって言うけど」
「僕はバタークリームのほうが絶対美味いと思う」
「やっぱそれって変な奴なんですかね!?」
そしたら笑顔でこう言ってくれました。
「あは、違いますよ。 オーナーは味が分る人なんです」
「生クリームが美味いって人は味が分らない人達です」
「味の分かる人なら、バターかカスタードクリームです」
へぇーって感じもしますが、どっちが好きでもいい事です。
この店、伊勢崎市の街中にある「上村パン(かみむら)」
同級生の女性がいたけど、このケーキ作ってるのは、多分
同級生の父親なんだと思う。
その人が居なくなったら終わりかもしれないね。
電話で予約すれば、早ければ翌日には作ってくれます。
5号サイズ1.800円+税と値段も安いです。
チョコレートケーキもあるようですが、僕は白いヤツ専門、
黙ってると1ホール食べちゃう人だから、血糖値は急上昇
するし、口と鼻の辺がモワーンってするけど、それがまた
懐かしくて良い・・・
昨日作ったばかりでクリームが柔らかいので、冷蔵庫保管
して1日か2日経てば、ちょっと固めのクリームになる。
今日は血糖値と肝機能の検査だから、検査が終わってから
食べる予定です。
全国なら、今でも昔のケーキを作ってるパン屋さんがある
のだろうか・・・もしかして全国で1軒だったりして・・・
ケーキに限らず、子供の頃に食べた懐かしい味に出会うと
その時代まで戻れる気がします。
子供の頃、小父さん、お爺さんとか、お婆さんが言ってた
「昔は良かった・・・」が何となく分る気がします。
今ではいつでも食えるケーキは特別なご馳走でした。
寿司は勿論、デパートの最上階にあるレストランで食べる
カレーやラーメンだってご馳走でした。
庶民の生活は、今とは比べ物にならないほど質素でしたが、
間違いなく今より人の心は豊かでした。
悪い子は、大人なら誰でも叱ったし、学校で先生に叱られ
た何て家に帰って言えば、親からも叱られる・・・
モンスターペアレント何ていませんでした。
教員も今よりしっかりしてたんだと思う。
生活に困窮している家族は、周囲の人達が当り前のように
助けてあげるのが当然の時代、子供が学校から家に帰れば
祖父母がいて、面倒を看てくれるのが当り前の時代でした。
経済成長はしたし、世界の中でも先進国と言われる国には
なったけど、子供は減り続け、国の存続さえできないのが
今の日本だし、親子関係は希薄になってるし、親子でさえ
信じられない時代になってる・・・
安倍総理の決定で世界から、人材が入ってくるでしょう。
その多くは介護の世界で働くでしょう。
貧しい国の子供達は世界に飛び出して稼ぎ、仕送りをして
家族の生活を守るのが当然と考えている・・・
家族愛は強い絆で結ばれてるし、自分の事より家族の事を
優先して考えられるって素晴らしいと思う。
そんな現実を見ると、日本は本当に先進国なのでしょうか、
急激に豊かになった反動で、人として無くしていけない事
失ってはならないものを失った気がする・・・
そう思うのはきっと僕だけではないでしょう。
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