今の仕事を始めてから最長の休養期間となりました。
10年間で4日間の休日でしたから、8日間の入院なら
20年分を一度にとった計算になります。

今回は入院ですから時間は、やたらあるわけで、時間が
あれば色々考えることもできます。

我々が立ち上がったきっかけは親父の死から、弱者中心
とした独居老人の孤独死や葬儀費用の心配などでした。

誰もが感じてはいても、誰も口に出さないのをいい事に
やりたい放題の葬儀社と宗教者に対し、人の死を儲ける
為だけの道具とする葬儀悪の根源と、一石を投じたのが
最初ですから、色々言われもしたし、信じて貰えないし、
千明の友人すら、僕に騙されてると言う始末でした。

でも僕の中では明確な道筋と、揺るぎない理念があった
からでしょうか、誰が何を言おうと自分の主張は絶対と
言えるほど間違って無い自信がありました。

勿論、同じように考えてた人達は沢山いたでしょう。
それが僕らの発言で一気に噴出したんだと思う。
あれから10年の時が経ち、今では直葬も市民権を得て
昔ながらの馬鹿っ高い葬儀に疑問を持つ人が増え、葬儀
する側も低料金化が進みました。

葬儀屋の中には、単純に安ければ依頼があるかも、、
ってのが多いだろうけど、余裕の無い家族の助けになる
なら全く問題はない。 大事なのは結果だからです。
残る家族の生活が守れる事、極論を言えば、それ以上も、
それ以下もない・・・但し問題は絶対に起きてるはず。

それは嘘つき商売をしてる葬儀屋が増えてるはずです。
ちょっと見は安そうな表現をし、実際は追加、追加って
事になり終わってみれば、何処が安いねんってね。

また葬儀屋選びもそうだけど、やたらと時間のある中で
考えるのは、独居老人の生活と終幕についてでした。

NHKで放送してくれた時のテロップに65才以上の老人
と呼ばれる独居者は平成元年160万人、平成22年は
500万人とありますが、平成30年では600万人は
超え700万人に近い数字だろうと思える。

全国6番目に多い千葉県が620万人、5番目の埼玉が
730万人ですから、少なくとも7番目の兵庫県540
万人より多い独居老人が全国にいるってことです。

でね、生まれてずっと独身を通してきた人って、何事も
自分で決め、自分でするのが当り前だと思うんだけどさ、
年老いてから配偶者を亡くした人達が問題・・・

それも仕事馬鹿で働く事しか知らない男性が、一人残さ
れるのが一番課題が多いと思う。

僕が子供の頃は、三世代が一緒に住んで普通だったけど
今は親子別居が普通だし、ずっと別居してたら配偶者が
亡くなったからと一緒には住めないのも納得です。

今まで全て奥さん任せだから、どうしても甘えがある。
誰かがやってくれるんじゃねぇ・・・ってとこかな。
ところが今は誰もやってくれない・・・
うちの会員さん親子の会話でも「迷惑掛けたくない」と
いうのは分るけど「迷惑かけないでね」って子供に言わ
れちゃったと言う人がとにかく多い。

僕らが葬儀支援をするのは、死後費用の心配などせずに、
自分なりの人生を精一杯楽しもうってのが根底だからさ、
死後費用だけじゃなく、死後までの過程の全て済ませて
からじやないと、心から楽しむなんて無理なわけよ。

ちゅーことで、過去は業界への苦言として一石を投じて
きましたが、これから個々の独居老人を中心とした弱者
への一石を投じる時なんだろうと思った。

『自分なりの人生を楽しむ為にしておくべき事』

って感じの一石を投じるべきかなぁ・・・



考え方の基本は、ゴールからスタート地点に逆算をして
手を打って行くのが武井流です。

暫く・・・10年もしてないけど、ゴルフで言うならね、
グリーンの整備はある程度済んだ、これからは二打地点
対策をし、最後はティーショット対策だね。

ゴルフしない人には意味不明だろうけど、この辺りこと
については次回にでも書きたいと思います。


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