6日(友引)の前橋は冷たい小雨模様です。
15日以降2柱の散骨は確定しているのですが、その間
にも雪が降ったら暫く散骨は出来なくなります。
そこで友引を利用して3柱の散骨だけ済ませておこうと
本日は散骨に行ってきます。 それと、、降雪に備えて
散骨に向かう前に、寝台車をオートバックスに持込んで
戻って来るまでにスタッドレスに交換して貰うつもり。
前橋は滅多に雪は降りませんが、搬送先が山間部って事
だってありますからね。 昨日は暖かかったのに今日は
冬の様相の前橋です。
さて、一番必要なスキルは安心を持たせられる事かもな
と昨日書きました。 人の事は分りませんが、僕は初め
て逢った人を全面信頼などできません。
どんな人物なのか客観的に見ようとするだけです。
もし僕が入会に来て、葬儀業界を知らない頃だったなら、
現実離れした料金体系なだけに綺麗事ばかり言ってたら
嘘くせぇーって思うだろうなぁ・・・
でもお互いの信頼感が得られるまで、何か月もの期間を、
費やすことなど出来ません。 だから僕は独特の方法で
互いの本音を出す手法を用いてます。
》初めて逢って10分間が勝負です
》最初から本音をぶつけます
》受けるべき相手か否かを見極めるのが最優先
》葬儀に対する根本が違えばお帰り願います
》綺麗事は言いません。現実的な話しに絞ります
》駄目なものは駄目、できない事はできないと言う
こうする目的は上辺を気にする人か、話しの中身を重視
する人か分るからで、話し始めて長くても30分以内に
結論を出し、受けるべきで無い人はお帰り願います。
『来館者全員に入会して欲しいと思っていません』
『誰の紹介でも関係ありません。その人次第です』
『嫌な印象なら相手も同様です。入会受けません』
葬祭業はサービス業ですから、お客様の言う事は何でも
笑顔で聞き、反論はせず、気分良く過ごして貰い、その
代わり高い料金を請求するのが普通でしょうが、我々が
している支援活動は、表面的に見れば同じにしか思えな
くても当事者にとっては全く違うものなのです。
後の生活が最重要課題ですから、駄目なものは駄目だと
言うし、笑顔どころか時には叱咤もされるのですから、
利用者自身もお客様とは思わないでしょう。
但し、敵のような親戚からは守ってくれ、料金の安さは
嘘のような本当だし、個々の家族で葬儀後に必要な事は
数時間掛けても教えてくれる・・・
利用した家族にしか分らないことだと思います。
再入会率が非常に高いのも、この辺りかもしれません。
入院直前の葬儀は、千明が高校生時代に仲良くしていた
同級生の母親でした。
葬儀の事は殆ど分らない同級生は、千明が葬儀の仕事を
していると聞いていたらしく、電話をしたそうです。
ホームページを見て、兄妹で相談して必要なら連絡して
くるよう伝えたと報告を受けました。
結局うちで施行することになり、あんしん館に安置して
打合せを始めると、お兄さんは口数が少ないけど頑固な
印象を受けました。 一線を引いて構えてる感じです。
でも面倒ですから、いつものままの僕で通します。
親族葬までの数日間で、お兄さんの印象、、ってゆーか
態度が大きく変りました。
葬儀当日前には僕の言う事を素直に聞き、分らない事は
すぐに質問して来られ、とにかく笑顔が増えました。
葬儀翌日には入院でしたから、その後の流れは全て千明
任せでしたが、退院した夕方、同僚への返礼品を取りに
来た妹さんから報告があったそうです。
「あの代表あっての、あんしんサポートなんだろうな」
「あそこに頼んで本当に良かったよ」
「って、あの堅物な兄貴が言ったから驚いちゃった」
ありがたい評価、頑張りが報われる評価です。
人は信頼に足る人物だと分れば、頑固な人も素直になり
全てがスムースに流れる・・・その根底にあるのは信頼
であり、そこから生まれる安心感でしょう。
葬儀経営者の誰もが、自分は相手の事を考えてると思い
うちの葬儀は良いと思い、料金も安いと思ってるらしく
この辺りの感覚のずれは、いかんともし難いものです。
大事なのは経営者がどう思うかでなく、利用した家族が
どう感じたかで、その結果が紹介数と思えば間違いない
でしょう。 入院患者同士の話しでも、評判の良さとそこ
から生れる安心感は大きな支えになっていました。
にほんブログ村
誰もが終幕後の費用を心配する事なく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えてたか嘘のつけない自分日誌でもあります