昨日親族葬をされた家族は、焼骨を後飾り祭壇に安置
した後、すぐに隣接市の親戚で行われる湯かんに行く
ことになっていました。

当初は黒服を着たまま行くと言ってましたが、湯かん
する場所を聞くと式場の畳の部屋だと言う。

そこで翌日の葬儀にも黒服は着るのだから、普段着に
着替えて行けばパンツが皺に成らない事と、畳の部屋
での湯かんは始まったら遠慮せず、すぐに足を崩した
ほうが良いと伝えます。

普段座り慣れてない人は、湯かんで手足を拭く為立ち
あがるのも大変だし、後々も膝が痛いですからね。

畳の湯かんのほうが多いのでしょうが、膝の痛い人は
結構多いし、座る事さえできない人もいますからね。
その経験が土足のまま部屋に入り、立ったまま線香を
供えられるようベット安置か、棺台の上に棺を乗せた
安置にしているのが、あんしん館です。

うちは通夜式は行いませんから、基本は一日で全ての
葬儀を行うパターンです。 

通夜式を良しとしないのは・・・
『通夜の起源は釈迦が入滅した時、集まった弟子達が
釈迦の教えを一晩中語り合った事に由来するからです』

だから故人の好きな音楽をかけ、好きだった食べ物を
食べながら、故人の事を語ることが通夜だと伝えます。

今回みたいに葬儀が終わった直後、親戚の湯かんです
から、葬儀が続くと家族は大変ですね・・・

このケースは間違いなく、事細かに比較されますから、
葬儀社にとっても明暗の分かれるところでしょう。



今回はうちとの比較ですから、良くも悪くも全く違う
葬儀だと思われるでしょう。

うちの場合ブログでも分かるように、普段信仰も無い
のに葬儀だけ仏式で行う建前の葬儀ではありません。 

仮に仏式だとしても、葬儀とは家族が家族との別れを
受入れる時間の事であり、さほど信仰心の強くない人
なら宗教儀式より、温かく送ることのほうが大事だし、
あとあと残る家族が、毎日を元気な笑顔で過ごす事の
ほうが大事だと言い、最後までその姿勢を貫きます。

先日、納棺師は自社内で、できれば経営者自身が行う
べきと書きましたが、今回のような状況の場合、その
違いがハッキリするばすです。

勿論、どちらが良いかは、家族自身の心が勝手に決め
るでしょうし、その結果は分りません。

確か今日の夕方に支払いに来てくれると言ってました
から、その時に反応があるでしょう。

個々の家族で価値観も違いますが、異なる葬儀を経験
することで、後々我が家の葬儀をどうするか・・・
に関しては非常に参考になると思います。

焼香に行くだけの葬儀でなく、湯かんなどある程度の
時間滞在する葬儀があったら、客観的に見るのでなく
『自分が故人や家族の立場だったら』と思って葬儀の
時間を過ごす事をお勧めします。


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