1月は10件のうち5件が2度目の依頼、そのうち
4件が前回より費用を抑えた葬儀と書きました。
1月前半は暇で、後半2日に1施行のペースでも
かなり暇な印象です。
去年が馬鹿みたいに忙しかったからかなぁ・・・
2月1日現在のご安置は2人ですから、いつもの
感覚で普通という印象です。
1月後半は毎日搬送体験期間のような感じですが、
依頼数さえ確保出来れば、月に30施行もさほど
問題は無く、1度は横浜お迎えですから直葬系が
主なら体力的にも問題ありません。
1月の流れから、いくつか分ったことがあります。
》うちは再依頼率が非常に高いこと
》2度目は最初から本音で相談してくれること
》家族の生活が厳しくなっていること
そして、もうひとつ『個々の家族毎への対応』が
できる葬儀屋が求められている印象を受けました。
なんて言えば良いんだろ・・・あえて言うならば
『相談型葬儀』とでも言うんでしょうか。
但し一般葬儀社の追加型でなく、家族の財布事情
に合わせた減算型の相談葬儀って感じでしょうか。
昨日、今朝と搬送しましたが、それなりにはして
あげたいが余裕は無い、残る家族の生活に支障の
無い範囲での葬儀提案なら、助かるし、嬉しいと
思うのが家族のようです。
昨日搬送した家族は電話の段階では『親族葬』を
考えておられたようですが、相談する流れの中で
宗教者と戒名の付いた『家族葬』に変更です。
もう一軒は『ぱっく60』で永代供養墓33回忌迄
納骨しても無料プランに落ち着きました。
うちの家族葬パックは『枕経』と『居士大姉戒名』
双方が付いてますが、お坊さんに拝んで貰えれば
それで良いというのが家族の本音です。
但し戒名は、信士信女 → 居士大姉 → 院号の順で
布施が高くなるのは知ってるし前橋では50万円
ほどの居士大姉を授けて貰えるので、親戚が来て
くれても問題ありません。
勿論、先に逝った配偶者が『信士信女』なら同じ
信士信女の位号にして貰います。
うちの場合、家族葬パック自体、過去の常識だと
思われている内容でなく、料金を抑えつつ誰もが
納得できるオリジナル内容となっています。
その意味では『直葬パック』『ぱっく60』
『完全委託パック』『湯かん葬パック』
『家族葬パック』『親族葬パック』
どのパックもオリジナル内容と言えるでしょう。
一時期、献奏や派手な演出、より高額にする為の
付加価値追加が多かったし、今もその傾向に変り
ないでしょうが、予想より低料金、或いは葬儀屋
さんが低料金葬儀を勧めてくれる・・・
そんな葬儀屋が無いだけに、それが本当であると
分れば、そんな葬儀屋がある何て信じられないと
驚きは勿論、信用度も急上昇って事もあり得ます。
大手葬儀社を始めとした多くが『マニュアル葬儀』
言い換えれば、流れ作業の葬儀しかできませんし、
会社としてもさせないはずです。
ただ家族は個々に様々な事情を持っているし、昔の
ようにどんな家も、同じような葬儀という感覚では
無くなっていますから、小さな葬儀屋、個人経営の
葬儀屋だからこそ出来る葬儀、オリジナルの考え方
での葬儀が受け入れられる時代かもしれません。
あんしんサポートと同じ目線、同じ土俵では無いと
しても、家族の負担を減らすせる葬儀、家族の持つ
温もりのある葬儀と考える葬儀屋には、勝負できる
時代へと向っているのかもなぁ・・・とも思う。
『どうしたら儲けられるか』のオリジナルではなく、
『どうしたら家族が心から有難いと思えるか』って
視点で自社の葬儀内容、料金の全てと、利用者から
聞かされた希望や要望をひとつでも多く取り入れた
葬儀を創り出す事も、これからの葬儀屋過当競争の
時代で勝ち残る戦略のひとつにも成り得ます。
そうそう、僕の言う家族の希望や要望とは、家族が
ストレートに希望要望を言うとは限りません。
言葉の裏にある真意を掴める洞察力は必要です。
にほんブログ村
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります