暇だから執筆を始めた途端、葬儀が入ってくる・・・書かせたく
ないんかーい! でもまぁ、2件だから執筆への影響はそれほど
無いけど、時間が空くとそれまで書いてた内容を一読し、改めて
目次と話しの流れの確認も必要になるのが面倒なんだよね。
今回は利用者登録もあったから、いつもの年より電話が多かった
ようだけど、電話のついでに疑問点確認も多いようです。
その内容を聞くと、なるほどなぁと思う部分も多い気がするのと、
結構会員さんも読んでくれてるようですから、各パックや基本の
設定理由となる根拠だけでも書いておこうと思います。
例えば・・・
》直葬パックは全て、あんしん館安置48時間まで含む
》湯かん葬は個室安置ですが48時間まで含む
》家族葬も個室安置で48時間までは料金内としていますが・・・
一般の葬儀社では家族葬、あんしんサポートでは親族葬パックは、
個室安置72時間までが含まれます。
今回電話で聞かれたのは「この違いはなんですか?」って事です。
聞かれてみれば、詳細説明はしてないですから、なるほどですね。
ズバリ! 費用を抑える為です。
個室安置は開館時間内はいつでも会えますから、いつ人が来ても、
ずっと居ても良いように電気水道、空調、音響などは安置日全て
一日中必要になるし、夏場は安置室への出入りやドアを開け放し
てある事も多く、冷房は最大にしておかねばなりません。
直葬は法律で決められた死亡後24時間超えの、最短時間での予約
をするのが普通ですが、家族までなら48時間内での対応のほうが
多い現実であった為、なら一日でも減らすほうが低料金化できる。
単純明快な考え方で決まった事です。
今回葬儀の一軒がそうですが、家族や親族が遠方から来られる為、
あと一日延ばす必要があるなら、その分を追加すれば良いのです。
無駄に余裕をみて料金が上がるなら、すべて追加できるシステム
なら全く問題ないし、設定内で収まるなら安くなります。
さすがに親族葬は、急な葬儀に対応できる人ばかりではないとの
判断から72時間の設定となっているわけです。
当然、ドライアイスや、遺体冷蔵庫も設定時間内は追加不要です。
ついでに言うと、あんしん館に宿泊できない理由はふたつです。
宿泊には消防と保健所の審査が必要で、最低限シャワーが使える
設備が無いと許可されません。 スタッフ用のユニットシャワー
設備はあるので解放すれば、許可されるかもしれませんが、その
場所は利用者の入れない場所にある為、その点がひとつです。
安置されてれば、念の為どちらか一方は宿泊しますが、家族親族
まで宿泊するなら、夜中の搬送が入って出掛けている時間も誰か
待機しなくてはなりません。 夜中に人を頼めば昼の時間帯より
人件費はあがる事になり、その費用は料金に影響します。
前にも書いたと思いますが、理事さん達から「いつまでも若くは
無いのだから例え料金が上がったとしても、倒れるより良いから
増員すべきでは・・・」と言われた時も、6.9万円直葬を値上げ
したくないからと増員しなかった奴です。
これも以前書いた記憶があるのですが、僕は葬儀の質を落とす事
なく、高品質でも低料金で行える創意工夫をし続けるが、利用者
にも必要なリスクは背負って貰うというのが考え方です。
宿泊できない理由は書いた通りですが、基本閉館は午後7時です。
しかし遠方からの到着が午後8時だからと前もって聞かされたら
その方の到着を待ち顔を合わせてから閉館します。
給湯所にはポットにお湯、コヒー、お茶が用意してあり、好きに
飲ん貰えますが、帰りには洗って元の位置に片づけておくとか、
空の冷蔵庫は用意してあるから、食べ物、飲み物は好きに持ち込
んで利用するのが一番安く済むけど、片づけて帰って貰います。
この感覚は各パックにも反映されており、各パック毎に最低限の
必要な項目は全て入っていますが、他にも追加が必要な家族なら
全て追加できるようにするのが、基本的には最も安くなるのです。
但し、今見ると違和感のある白木で平らな棺、ある程度の年代の
人なら石で釘を打ち付けた棺・・・と言えば分かるでしょうか?
その『平棺』をパックに入れ、現在主流の『山型蓋付布棺』への
追加ができる・・・なんて事は絶対にしません。
ようするに、何の変更や追加をせずとも誰が見ても違和感の無い
葬儀用品を使用するのは大前提だからです。
結論、あんしんサポートの各パック、各設定とは、通常の場合は
問題の無い範囲で、最大限料金を下げられるようしてあり、もし
必要があれば追加できるようになっている。
また料金を下げる創意工夫のひとつに、利用者もリスクを背負う
事で余分な経費を下げる一端を担って貰うのが、現在のあんしん
サポートの方針となっているのです。
ついでだから言いますが、人手が必要な部分は基本全てを、我々
2人だけで行っているって事です。
ドライアイス準備、ご遺体搬送、安置、打ち合わせ、手続き代行、
司会、納棺師、式場設営、生花の花切り、葬儀先導、霊柩運転、
火葬場案内、配膳、片付け、最後の挨拶に至るまでの全てですし、
ホームページ、印刷物作成、館内掃除、洗車等々と決算申告まで
あんしんサポートを運営するのに必要な事の全てを、たった2人
だけ行っているのです。
その結果として超薄利の低料金、高品質な葬儀を提供できるって
事ですが、ここまで書けば、簡単に、単純に料金を下げている訳
ではなく、自分達の体力、気力、時間に至るまで全てを全力投球
して初めて成立している事も理解して貰えるでしょうし、だから
嫌な人の依頼は受けないとあえて公言する姿勢も、もしかしたら
理解して貰えるかもしれませんね。
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