翌朝9時の段階で故人を棺から出し、布団で湯かんができるよう
準備を終え午後7時過ぎ、久しぶりに早い帰宅となりました。
千明では持ちあがらないと判断、ちょうど仕事が休みの日になる
息子にメールで手伝い要請をすると「OK」返信が来て安堵する。
先日の誕生日に家族からプレゼントを貰いましたが、その1つに
初代ファミコンを貰いました。
今更、ソフトなんてあるのか? 何をするんだ?と思っていると
『天地を喰らう』という三国志のゲームソフトをネットで探して
買ってくれたので、ゲームを始めてみました。
今は実写と間違うほど綺麗な画像ですが、四角いドットで出来た
主人公達は見難いけど何とも懐かしいです。
気がつくと午前零時を過ぎており、そろそろ寝ないと明日が辛く
なると、トイレに行き寝る体制に入る準備をしていた時、携帯が
なり搬送依頼だと言う。『あちゃー、、少し寝ておべきだった』
そのまま起きて、あんしん館に到着すると詳しい状況を聞く。
高崎市の会員さんで、対象者は自宅で亡くなり、死亡診断をして
くれる医師の到着を待っている間に、訪問看護師が故人の身体を
拭いてくれているそうです。とのことでひと安心です。
何がひと安心かと言うと、
『自宅逝去でも死亡診断して貰える医師が確保されている事』
『さらに死亡診断書がその場で出る事』
何度も書いてるように、死亡診断してくれる医師がいれば単純に
『死亡診断書』で済みますが、事前に依頼し承諾を得てないと、
警察の刑事課が検視に入り、警察が依頼した医師が『検案書』を
作成することになります(内容は全く同じものです)
但し死亡診断書は7000円程度に対し、検案書は3~5万円掛る。
また警察が入れば遺体は素っ裸のまま、引き渡しされるのに対し
今回の方のように訪問看護師が身体を拭いてくれる事もある。
その違いは天と地ほど差があります。
12月に入り3件自宅逝去が続きましたが、一件目は家族が医療
関係の仕事をしていた事もあり、警察依頼でなく家族が依頼した
医師が死亡診断をしてくれました。
3件目は事前相談に来ている為、事前に医師を確保しておくよう
僕から言われており、逝去時もスムースに進みました。
問題は2件目の自宅逝去で、若い人だった事もあり家族は死因を
知りたいと仕方なく司法解剖を承諾したのです。
1日夜に逝去の推定、2日に当方に連絡が入り、司法解剖は3日
午前10時~12時頃と分りすぐに火葬場を予約します。
簡単な家族葬で送りたいと家族の希望でしたから、午前に湯かん
読経をして午後の火葬がベストです。
しかし午後1時の炉は空いておらず、午後2時の火葬炉の予約が
取れた最短が5日だったのです。
普通に考えれば、4日(日)の申請で充分間に合うはずですが、
検案書は3日は午後5時を過ぎたから出せず、翌日4日は日曜日
だから出せない、5日の午前9時以降なら出せるというのです。
どれだけ上から目線なんだ!?
遺体や家族の事など全く考えてない事だけは確かです。
やむを得ず、家族には5日午前9時に検案書を貰い、すぐに前橋
まで持ってきて、事前に記入内容を聞いておき、我々で書き入れ
市役所に走るしかないと伝える・・・
ただ前橋は火葬許可証が発行されるまでの時間が、県内でも一番
長い役所なのです。 窓口から受取りまで1時間30分掛るのも
普通ですし、5日は月曜日ですから午前10時に市役所に行って
も早くても11時30分頃の発行が予想されます。
11時30分から枕経、12時から湯かんです・・・
何とかスムースに検案書を受け取ってくれる事を願って式場準備
しているとお父さんから電話で、すぐに出してくれないと言う。
「今日の午後一番の火葬ーだから、と少し強く言ってすぐに出し
て貰ってくださいと伝えた」
午前10時を過ぎて検案書が到着、すぐに諸々手続きを済ませて
千明が市役所に走る・・・
枕経が始まる15分前、千明から電話で発行まで30分~40分
ほど掛かるらしがどうしますか? と指示を仰ぐ電話が入る。
すぐに戻り、僕と交代するよう指示を出し枕経が出来る準備だけ
整え、千明が戻ると引き換えカードを受け取り市役所に向かう。
少し待ったが、ようやく火葬許可証が発行され、あんしん館すぐ
近くの交差点で信号待ちをしていると携帯が鳴った。
「枕経終わりました。どうしますか」
「すぐ近くにいるから、予定通り進めて」と電話をきった。
その後は、いつものように湯かん納棺、お別れ、出棺、火葬まで
何事も無かったように進みはしましたが・・・
司法解剖した医師が直後に検案書を書けば良いだけの話。
家族も、我々も、所割の警察もバタバタせずに済んだのです。
こんな医師は医師である前に人としての人間性を疑います。
検案書が無ければ火葬が出来ない事くらい当然知っています。
なのに、土曜日は時間外になった、日曜だから書けないと平気で
2日間日延べする神経が普通じゃない・・・
どんなに名医でも、まずは人として人格者であり、第一に家族の
ことが考えられる人間であるべき・・・
自分で自分の品格を下げている事に気付かないのだろうか・・・
現在時刻12月5日午後7時40分、
昨夜は帰宅が午前3時半さすがに眠いです・・・
今日は早めに帰り明日は午前9時30分高崎市に向けて出発です。
明日が済んだら、少し葬儀依頼が無いことを願います・・・
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります