昨日のブログ、久しぶりに広告宣伝について書きました。
そこで、今回は広告宣伝の極意なるものを書いてみます。
・・・・結論、、、そんなものはありません(爆)

でも、色々思い違いをしておられる方は多いので参考になる
部分はあるだろうと思います。

》プロのデザインが良いとは限らない

印刷屋さんなら良いチラシ内容を作ると思ったら大間違い。
葬儀業界と同じ概念の強い人は多く、左上が一番目に付くと
全て同じように作ったら個性は無くなります。

もっと言うと、綺麗で同じような紙面ばかりの中に一枚だけ
手書きの下手なチラシがあったら・・・どうですか?
・・・実はこのほうが目立つのです。

チラシ類の第一目的は『沢山の中から手に取って貰える』
これが無いと次はありません。
作成した1枚だけを見て、悦にいっても駄目なんです。

また葬儀チラシは無関心と興味深々の二つに分かれます。
いつ葬儀になっても不思議でない家族がいれば、やたら気に
なりますが、家族全員元気なら目に留まりません。

あんしん館に張ってある懸垂幕は決して小さくないし、結構
目立つ存在ですが、関心の無い人は毎日のように通っている
道路でも気付かないものです。 
この感覚が葬儀の広告宣伝は難しいという部分でもあります

》言語明瞭、意味不明は政治家だけに通用する言葉

真心で、家族の立場で、安心の、癒しの等々、葬儀社の使う
言葉は全てアバウトなままで、それらの様子が具体的に分る
部分へと直結してない、言葉だけのことが多い。

ちなみに、あんしんサポートのパンフレットには・・・

『葬儀は大事、でも残る家族の生活はもっと大事、だから絶
対無理をしてはいけません。今の財布事情で無理せずできる
事をするのが大原則です』
と書いているから、超低料金の6.9万円~の直葬を提供する
ことで、理念と現実を直結できるようになっています。

更に「あんしんサポートの『考え方』『人間性』『葬儀内容
と品質』『支払った料金』など実際に葬儀した家族数軒に聞
いてから来館される事をお勧めします。
と直球で書いてあり、その近くに僕の写真があります。

これは、良いか悪いかは、利用した人に聞くのが一番賢明で
間違いのない判断方法でしょ? と言っているのです。
自画自賛の表現より、利用者に聞いてみれば分ると暗黙表現
しているわけですが、これを見てどう感じます?

『相当自信があるんだろうな』
『これだけの事が公然と言える事はしているのだろう』
って感じに受け取れませんか?

勿論、自信を持って言える事をして、利用者の声も同調して
いなければ嘘つきですから、信用失墜となります。

ここが凄く大事な部分です。

自分で自分に圧力を掛け、背水の陣的発想と言動をせざるを
得ない状況を作り出し、継続すれば有言実行と言われ利用者
から高評価され信用も得られます。
がしかし、言った事が出来ない時は信用を失うのです。

人は僕に対し良く『自信があるんですね』と言います。
でも良く考えてください。 
広告宣伝には、真心で、家族の立場で、安心の、癒しと書く
のなら、その通りに実践すべきなのに、言葉だけを羅列して
いると自分で言ってるようなものです。

この根底にあるのが『嘘』です。
自分を変える事もなく、努力もせず、利用者の事も考えず、
依頼が増える事を望む・・・ そんなの無理でしょ。
そんな所を自分なら利用しないでしょ?
なのに自分はそんな事をしているのですから繁盛しません。

僕はこんな風に思っています。
》広告宣伝は自分の言葉で、気取らず、ありのままを書いた
 ほうが後悔せずに済む
》だから、誰の依頼でも受けるとは書かない
》素人感覚のほうが目立つ事も多い
》下手でも良いから自分で制作してみるべき、いつか上手く
 なってる時が必ず来る
》今回掲載した懸垂幕は、最初の出来上がりと全く違うもの
 になっていますが、毎回10回以上作り直しているのです
 依頼した内容を10回も変更できますか?
 或いは全く違う内容に変更できますか?
》費用を抑えるなら間違いなく自分で作ること

そして最後に葬儀社で最大効果の得られる広告宣伝とは、

間違いなく『湯かん納棺』の時間です。


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