群馬県に久しぶりに晴れの予想マークが付いて、息子の休日
と重なる為、数日前から墓誌彫りをして貰う予定でした。
昨日息子と午前9時には、あんしん館を出発できるよう準備
するよう伝えておいたが、墓誌彫りする高崎の墓、前橋の墓
どちらも墓の場所が分らない為、午後3時からの湯かんには
戻れるか確認すると大丈夫だと言う。
ならコンプレッサーを積んだ軽トラックに同乗して行くと、
伝えて先に家で出て、あんしん館で湯かん納棺を行う式場の
準備をしていると、息子が到着して墓誌彫りの準備をする。
湯かんの準備が整い、準備中の軽トラックまで墓誌彫り用の
シート2枚を持って息子の顔を見た途端、僕のくちから出た
のは「搬送が入って来たら動きがとれなくなるから、一人で
先に出発して手続きしておいて、もしもの時困るから墓地の
場所は・・・と紙に書いて説明する」
「了解」と息子が出発してから千明の電話が鳴った。
65才の方が自宅で亡くなり警察署にいるが、搬送の依頼が
できるかどうかの確認らしい・・・非会員さんのようです。
電話をしながら僕を見る千明に向かって『コクッ』と頷く。
そのまま千明と依頼内容の確認とお迎え時間の確認などして
電話を切ると、できるだけ早い火葬希望だと故人の弟さんが
言ってますとのこと。
すぐに火葬予約確認を済ませ、明日午前10時の火葬予約を
したが、明日は他の時間は全く空きがない。
「ところで、お迎え時間は?」
「すぐでも良いそうです」
「10分後に行くと電話しておいて」伝え準備に入る。
寝台車に棺を積んで警察署までお迎えですが、警察が入った
ので裸ではありますが、普通に会える状態でした。
家族数名が警察署の前で話しており、声を掛け、担当刑事を
呼んで貰い霊安室で棺に納めると、あんしん館に移動です。
普段なら何も考えず、同乗して出発してたでしょう。
としたら、千明からの連絡ですぐに引き返すか、依頼を受け
ないかですが、うちを紹介してくれた方がいるようです。
会員さんなのか、誰なのか僕は確認してませんが、家族から
聞かされた感じでは、彼女はいたようですが独身で、仕事は
バイト程度、国保は入っているでしょうが、年金は納めては
いないだろう・・・との事でした。
非会員だとしても、出来れば受けてあげたい部類の故人です。
突然「もし搬送が入ったら・・・」との思いが頭をよぎり、
高崎の霊園では別々に行く選択を、何かがさせたのですから
依頼を受けろという事なのでしょう。
今、千明は市役所に飛び、火葬許可申請中です。
火葬許可証が発行され次第、あんしん館から寝台車で斎場の
霊安室に移動する為、今は事務所で待機しています。
息子から高崎の墓誌彫り完了の写真が届き確認。
前橋の霊園に向けて出発するが、どうすれば良いかと指示を
仰ぐ電話に、現地到着30分前付近で一度電話を入れるよう
指示しました。
あとは千明が市役所から出るのと、息子からの連絡どちらが
先に来るかで判断します。
あ、千明から先に電話が入りました。 午後12時13分
これから寝台車に積んで斎場に向かいます。
その足で前橋の霊園に向かい、墓誌彫りを完了させてから、
あんしん館で午後3時~納棺師です。
ほんと、不思議ですが第六感だけは、鋭いな・・・
自分の事ながら、不思議でもあり、またか・・とも思う。
さて、出発します。 ではでは・・・
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります