本日120名ほどの一般葬が済んで、先月後半から続いてきた
葬儀がようやく一段落しそうです。
正直なところ、かなり疲れているので今晩電話が鳴らない事を
願うだけです。
本日葬儀した家族の親戚が、4月に別の葬儀社で家族葬をした
らしいのですが、最終日の今日になって、それも火葬中に行う
清めの時になって、初めてその葬儀の事を語りました。
・こんなに親切では無かった
・お婆ちゃんが宿泊したそうですが、一泊3万円が4日間
・何でも、金、、金、、の葬儀だったそうです
最終的な家族葬費用は聞きもしませんが、今日は葬儀代は勿論
菩提寺の布施まで捻出できたろうと思います。
葬儀までの細々した出費は色々あったでしょうけど、それほど
大きな出費にはならずに済んだはずです。
今回の葬儀は紹介だった為、事前に会ったことも無い家族だし
我々がどんな人間かも分らなかったはずですから、4月の事も
あるし最後まで本当に信用できるか分らない・・・
そんな風に思わせたのが4月の葬儀社だったのでしょう。
そう考えてみると、あんしんサポート設立当初から他社の既存
概念にとらわれず、独自の路線を走り続けていますが、他社は
過去の葬儀社イメージを引きずっていたように思えます。
あんしんサポート設立当初から・・・
》黒ジーンズに黒ポロシャツ(季節毎に黒ジャンパーかベスト)
第一にスーツを着た事がありません。 というか黒のスーツを
着ている意味が分りません。 名札を見なければ会葬者なのか
業者なのか分らない服装が良いとは思えません。
故人に対する礼儀・・・などと馬鹿げた事を当然のように言う
人もいますが、恰好より中身のほうが大事です。
裸で仕事をするなら失礼ですが、仕事をする支度でいる何処が
礼儀に欠けるのか? 誰が見ても業者だと分る恰好をしている
ほうが親切なはずです。
》お客様扱いはせず、本音で語り、時に家族を叱咤する事も
お客様扱いして欲しい家族もいるでしょうし、それを否定する
気もありません。 うち以外なら殆どお客様扱いするはずです。
但し料金はうちの倍から数倍になるでしょうが、それを望んだ
のは家族です。 それで良いならそうすれば良い。
お客様扱いしないのは、葬儀後に後悔させたくないからです。
葬儀内容を決める時から、特に言い難いお金の問題でも本音で
言える事が大事だし、無理せずできる範囲で最高の葬儀をする
なら、我々と利用者の壁を取り除くしかありません。
だから最初からお客様扱いはしないのです。
最もお客様扱いするほど儲かってもいませんけど・・・
》業界料金を無視した超低料金設定(内容は結構豪華です)
これは、あんしんサポートのホームページを見れば分ります。
どのパックを見ても超格安で内容についても分るはずです
》笑いのある湯かん納棺の儀
これは家族から学んだことです。 特殊なケースの葬儀以外は
葬儀期間中、泣いたり、笑ったりしているのが家族です。
泣かせるばかりが良い葬儀だとは思えません。
特に湯かん納棺の儀は、家族が家族とのお別れをする場です。
家族の持つ温もりを、より強くするには笑いも必要です。
時々、家族より先に僕が泣いてしまう事もあったりします。
でも家族は決して悪くはとりません。 家族が素の自分に近い
感覚で湯かん納棺を行える場にできるのがプロだと思ってます
》派遣司会者が必ず言う「あんしんさんの葬儀は温かい」
この部分に関しては正直なところ良くわかりません。
他社の葬儀を知らないからです。 でも良く来てくれる司会者
だけでなく、初めて来た司会者からも言われる言葉です。
笑い声のする湯かんをする葬儀屋さん・・・
スーツを着ない葬儀屋さん・・・
お客様扱いしない葬儀屋さん・・・
誰でも分るほど低料金設定の葬儀屋さん・・・
これらの事から考えるに・・・
設立当初から、あんしんサポートは異端児だったでしょう。
しかし9年経った今・・・会員数は増え続けているのです。
そこで今、家族に求められる葬儀屋さん像は・・・
※ 軽くはないが、根が明るい担当者
※ 奉仕の心を持っている担当者
※ 家族が何でも聞ける雰囲気と知識を持つ担当者
※ 全てに於いて家族の数段上の家族目線で言動する担当者
※ 全てが迅速で家族より先に動いてくれる担当者
※ お金の掛る事を良しとせず家族目線で対処する担当者
改めて書き出してみると『そりゃそうだ』と思える内容です。
こんなの誰が見たって納得でしょ・・・
ただ良く見て貰うと分りますが、僕が聞いて周った頃の普通に
いた昔の葬儀屋さんと比べると、対局に位置する人達が好まれ
昔ながらの葬儀屋感覚は否定されているのが分ります。
そう・・・上の逆は信頼できない葬儀屋だって事です。
『昔の葬儀屋感覚(今でも結構多いですけど・・・)』
・とにかく利益優先、売り付けられるだけ売り付ける
・人の嫌がる事をしてやってるのだから儲けて当然思考
・支払いは家族だから自分達が楽な方法をとる
・多少の事は嘘でも、承諾を得なくても追加しちゃう方式
・社の方針が相変わらず『売上優先で一件暴利主義』
・明瞭と言いながら、実際は不明瞭会計の極み請求
・やる気の無さが全身に満ち溢れている担当者
書いてみると少しテーマと離れちゃいましたが、これはこれで、
ありの話しだと思えます。
特に僕のブログを読んでいると、敬語は使わないとか、時には
依頼者を叱咤する事もあるとか、横柄な人は断るとか、今迄の
葬儀社からは考えられない事も多いでしょうが、それを可能に
しているのは根底にある『立ち位置』が一般の葬儀社とは違い
家族に近い、家族と同じ目線だからだと理解できるでしょう。
最後に上に書いたようなこ難しい話しは良いですから・・・
家族の信頼を得たい葬儀社なら、最も簡単で確実な方法で、
その気があるなら誰でも出来る方法がひとつだけあります。
『自分の家の葬儀なら・・・と同じ対応すれば良いんです』
誰もが終幕後の費用を心配することなく、自分の人生を精一杯楽しめる世の中にしたい
創業者の思いを後世に伝え、当時何を考えていたか嘘のつけない自分日誌でもあります