世間は今日からゴールデンウィーク、、10連休の人もいるって事

ですが旅行なら分るけど、旅行なしで10連休があったら、僕なら

何をして良いか分らない日々になりそうです。

午前10時30分に自宅までお迎えに行く途中で電話が入りました。

青森在住の娘さん夫婦からで、以前お兄さんの葬儀をした方です。

岩手県を走行中だと言ってましたが、前橋の隣、伊勢崎市の施設で

お母さんが亡くなり向かっているとの事でした。

到着まで時間が掛かるのは確実「保冷剤か氷を腹部に当てておいて

くれるよう施設に連絡しておいて」と伝えておきます。

本日葬儀の故人をあんしん館まで搬送し、湯かん納棺、お別れ儀、

火葬、拾骨も済み戻ってきましたが、まだ連絡はなく午後3時過ぎ

ようやく搬送、安置となりました。

さて、本日は『何が分らないかが、分らない』がテーマです。

前回書いたチラシパンフレットは、なんだかんだと年に一度くらい

作っている気がします。 ポスティングの時は10万枚以上ですが、

今回は会員配布ですから各々数千枚で済みます。

毎回Adobe、IllustratorとPhotoshopで孤軍奮闘して作ってます。

最大の目的は事前相談に来る多くの人が『何が分らないかが、分ら

ない』って人と『あんしんサポートの存在を知らなかった』と言う

人達を減らすことです。

本日一件の葬儀が今期最後となりましたが、来期最初の葬儀は1日

から始まることになりました。   問題はその家族達の感覚というか

葬儀で使用する物など、葬儀関連の呼び名と意味が分らない事です。

直葬が火葬のみの葬儀という認識はされつつあるのに対し、昔から

ある『密葬』は業者でさえ解釈が違います。

あくまで僕の個人的見解ですが、こんな風に思っています。

火葬、直葬『宗教儀式の無い、基本火葬だけの葬儀』

家族葬『列席者全員が事前に分っている小規模の葬儀』

一般葬『誰でも会葬できる葬儀』

個人的に密葬を単に小さな葬儀とするのは、ちと疑問を感じます。

密葬『有名人や著名人を始めとして、大人数の会葬が予想される

場合など、事前に家族だけで執り行う葬儀』だと思っています。

遺骨であれば葬儀場に限らずホテルでも、どこでもできますから、

大きな施設でも、故人にゆかりある場所でお別れ会もできます。

大きな葬儀になると、家族はホスト役に徹するしかありません。

正直、故人を偲ぶ、家族の死を悲しむ余裕すらありません。

でも密葬をすることで、家族が家族との別れの時間が持てる。

だから密葬だけは、家族以外は邪魔をしてはならない時間と言え

ると思っています。

『何が分らないか分らない』人達用に、必要なもの、不要なもの、

その理由などを書いてみようと思います。

それには大前提の二択から始めることになります。

1.【葬儀は宗教儀式です】

2.【葬儀は家族が家族との別れを受け入れる時間です】

1.であると答えた方は、以下を読む必要はありません。

ご自分の信仰する宗教家の方に聞いて行うべきです。 同じ宗教

同じ宗派でも使用する物が違うのは極々普通にある事です。

2.と答えた方は以前書いた下記法律を守れば何でもありです。

・死亡診断書記載の死亡時刻から24時間以内の火葬できません

・火葬には行政の発行する火葬許可証が必要です

今回は最近増えている直葬をする家族に時々聞かれることです。

『遺影』と『位牌』についてです。

この感覚の前提となっているのは、葬列の最初に位牌、次に遺影と

続いて歩き、火葬炉には遺影と位牌を置く・・・こんなイメージ

なのでしょう。 僕の意見でお答えします。

『遺影』

・火葬炉前に置く、置かないは自由です

・置きたい方、四切遺影である必要はありません。あんしんサポー

 トでは、最近四切遺影を鴨居に飾る家が少なくなって、押し入れ

 の中にしまってある家も多い為、2Lサイズ、Lサイズの小さな

 遺影にし、仏壇や居間に飾っておく方が非常に増えています。

『位牌』

・戒名を授与された方は当然白木位牌は置くでしょうが、戒名は

 不要とした方は位牌を火葬炉の前に置く必要はありません。

どちらも絶対に必要なものでは無いということです。

結局、意味が分からないから、置くのが決まりだと思っている。

・・・ということなんだと思います。 違いますか?

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