僕の著書かブログを見て貰えれば分りますが、自分で葬儀屋を
始めたいと思って始めた訳でなく、経営していた美容室のお客
さんだった、葬儀社勤務の千明を店長が連れてきてくれた事で
素朴な疑問を言いたい放題言ってた結果、千明が自分の仕事に
疑問を持ち「オーナー葬儀屋始めませんか? オーナーの話し
を聞いていると全て納得、その通りだと思う反面、今の仕事が
できなくなってしまって・・・」の言葉を聞かされ、千明への
申しわけない思いから嫌々始めたのが葬儀の仕事です。
正直、誰もが思うように『遺体なんて見たくねぇ』と思ったし
葬儀の仕事に偏見もあったしで、初めは良い葬儀社の紹介業を
前提としたNPOを立ち上げるつもりでした。 念のため葬儀
施行も可能な定款にはしておきましたけど・・・
その根拠となったのが『葬儀屋なんてどこも大差ないだろう。
後は人間性と料金と、我々を受け入れてくれる葬儀社探しだ』
という、業界を知らないど素人の思い込みだったのです。
ところがNPO申請中の6月突然葬儀依頼が入りました。
まだ何の準備も知識も無く、思い込みもあって近くの葬儀屋に
依頼したのですが、その時『自分で葬儀施行するしかない!』
素人の僕でも納得できない葬儀の存在を知り、どこも同じでは
ないはずと考え、その後葬儀社毎に全て違うと分ったのです。
『葬儀社は規模、内容、料金、考え方が各々で全て違う』
この部分をしっかり頭の中に抑えてください。
次に昨日のブログで、善人vs悪役 的なマスコミの取り上げ方や
真実も知らず、それに乗って騒ぐ素人評論家、さらに葬儀社の
経営者までもが「料金は下げられる」「原価は○○○円」など
おぃおぃ踊らされてどうすんだ? と思う部分についてです。
第一に原価は消費者に無関係、消費者にとっての関心は売価で
業者が損をしようが、儲けようが、自分達が安く買えれば良い
消費者から見た適正な利益なんて無いのです。
この料金については日本消費者協会の資料が拍車を掛けている
のは否めません。 とても平均と呼べる調査件数ではないのに
それより安い! だからうちは安い!という根拠の無い根拠を
伝家の宝刀のように振り下ろしていますが竹光でしかない。
もうひとつ、これから書く部分が非常に重要です。
大別すると代金には3種類の価値が存在していると思う。
『物の価値』りんご、マヨネーズ、などなど
『こと、現象の価値』労働、芝居、落語、大道芸などなど
『双方の価値』上の両方が合わさったもの
葬儀や結婚式などは『双方の価値』が大きく影響する典型なの
ですが、その辺を理解してない消費者が多く、葬儀屋もそれ程
認識してない人が多いように思えてならない。
ひとつ例を挙げるなら『白装束』が良い例でしょう。
正式には経帷子(きょうかたびら)と言い、足袋、脚絆、手甲
数珠、頭陀袋、天冠、着物、草鞋、など死装束のセットです。
多分、どんな葬儀社でも直葬以外なら入っているでしょう。
文字で見れば『白装束』『旅支度』『経帷子』など同じですが
① 手足を拭き、手足や身体の上に置くかたちで使用
② 葬儀社や業者が全て旅支度してくれる
③ 手足を拭き、家族が旅支度するが10分ほどで終わる
④ 時間を掛けて説明しながら家族の手で旅支度をする
単純に4パターンを挙げただけでも違いがでます。
またドライアイスに関して言えば、8年間の中で毎日取り換え
る必要を感じた事はありませんし、ご遺体の状態、体格により
どの部分に、どう使用するかも違うのが現実です。
例えば、逝去直後ならドライアイスを包んで腹部、胸部、更に
くちの開きを防御する意味も含め左右頸動脈部に当て、ドライ
だと分らないようタオルケットで処置します。
腐敗臭が出始めていれば、腹部と胸部は衣類の上に直接当て、
顏の部分は上記と同様な処置をし、腹部胸部はその後の状況に
より最善と思われる処置に変更します。
また合掌部分は当然保護しますが、当てた部分が凍結している
場合は湯かん納棺、火葬時間に合わせ取り除きます。
たった2項目だけを挙げましたが、これらはパンフレットでは
全く分りませんし、料金の高低とは別の次元でもあります。
しかし、この部分に関して言えば葬儀社の受付では多分現実を
知らないでしょうし、葬儀社の営業も当然分らないでしょう。
中には施行担当者でさえ、ヘェーなんて人もいると思います。
これらは、僕が素人だったから考えてきた事でもあります。
葬儀屋の人達が何かする度『なんだ?』『なんでだ?』と思い
調べ、考え、実践し、見直すを繰り返した結果だからです。
葬儀社の事前相談で聞いても無駄でしょう。
でも、この部分の真の姿を唯一知っている人達がいます。
『その葬儀社で葬儀をした家族』なのです。
その葬儀社で葬儀をした家族数軒に聞くのがベストであると
覚えておき、情報を集めると良いでしょう。
それが難しいなら、友人知人など葬儀経験のある人がいたら、
とにかく話しを聞かせてもらうことです。
聞くのは『葬儀社』『料金』『内容』『人』『担当者』ですが
良い部分、いまいちな部分、後悔の有無、など項目別に聞いた
ほうが分り易いでしょう。
※ 葬儀屋は『内容、料金、人、考え方』の全てが違うと知る
※ 葬儀屋の情報は、そこで葬儀をした人しか分らないと知る
※ パック内容だけでなく、使用方法のほうが大切と知る
※※ その上で自分達家族に適した葬儀屋を探す事です。
葬儀屋さんを探すには、自分達家族が本当に求める葬儀とは?
どんなものか『内容』『料金』について明確にしておき、後の
『人・担当者』などは実際に会って話せば、相性も含め考えず
とも勝手に心が教えてくれるものです。
次回『我が家に適した葬儀を考える』です。
始めたいと思って始めた訳でなく、経営していた美容室のお客
さんだった、葬儀社勤務の千明を店長が連れてきてくれた事で
素朴な疑問を言いたい放題言ってた結果、千明が自分の仕事に
疑問を持ち「オーナー葬儀屋始めませんか? オーナーの話し
を聞いていると全て納得、その通りだと思う反面、今の仕事が
できなくなってしまって・・・」の言葉を聞かされ、千明への
申しわけない思いから嫌々始めたのが葬儀の仕事です。
正直、誰もが思うように『遺体なんて見たくねぇ』と思ったし
葬儀の仕事に偏見もあったしで、初めは良い葬儀社の紹介業を
前提としたNPOを立ち上げるつもりでした。 念のため葬儀
施行も可能な定款にはしておきましたけど・・・
その根拠となったのが『葬儀屋なんてどこも大差ないだろう。
後は人間性と料金と、我々を受け入れてくれる葬儀社探しだ』
という、業界を知らないど素人の思い込みだったのです。
ところがNPO申請中の6月突然葬儀依頼が入りました。
まだ何の準備も知識も無く、思い込みもあって近くの葬儀屋に
依頼したのですが、その時『自分で葬儀施行するしかない!』
素人の僕でも納得できない葬儀の存在を知り、どこも同じでは
ないはずと考え、その後葬儀社毎に全て違うと分ったのです。
『葬儀社は規模、内容、料金、考え方が各々で全て違う』
この部分をしっかり頭の中に抑えてください。
次に昨日のブログで、善人vs悪役 的なマスコミの取り上げ方や
真実も知らず、それに乗って騒ぐ素人評論家、さらに葬儀社の
経営者までもが「料金は下げられる」「原価は○○○円」など
おぃおぃ踊らされてどうすんだ? と思う部分についてです。
第一に原価は消費者に無関係、消費者にとっての関心は売価で
業者が損をしようが、儲けようが、自分達が安く買えれば良い
消費者から見た適正な利益なんて無いのです。
この料金については日本消費者協会の資料が拍車を掛けている
のは否めません。 とても平均と呼べる調査件数ではないのに
それより安い! だからうちは安い!という根拠の無い根拠を
伝家の宝刀のように振り下ろしていますが竹光でしかない。
もうひとつ、これから書く部分が非常に重要です。
大別すると代金には3種類の価値が存在していると思う。
『物の価値』りんご、マヨネーズ、などなど
『こと、現象の価値』労働、芝居、落語、大道芸などなど
『双方の価値』上の両方が合わさったもの
葬儀や結婚式などは『双方の価値』が大きく影響する典型なの
ですが、その辺を理解してない消費者が多く、葬儀屋もそれ程
認識してない人が多いように思えてならない。
ひとつ例を挙げるなら『白装束』が良い例でしょう。
正式には経帷子(きょうかたびら)と言い、足袋、脚絆、手甲
数珠、頭陀袋、天冠、着物、草鞋、など死装束のセットです。
多分、どんな葬儀社でも直葬以外なら入っているでしょう。
文字で見れば『白装束』『旅支度』『経帷子』など同じですが
① 手足を拭き、手足や身体の上に置くかたちで使用
② 葬儀社や業者が全て旅支度してくれる
③ 手足を拭き、家族が旅支度するが10分ほどで終わる
④ 時間を掛けて説明しながら家族の手で旅支度をする
単純に4パターンを挙げただけでも違いがでます。
またドライアイスに関して言えば、8年間の中で毎日取り換え
る必要を感じた事はありませんし、ご遺体の状態、体格により
どの部分に、どう使用するかも違うのが現実です。
例えば、逝去直後ならドライアイスを包んで腹部、胸部、更に
くちの開きを防御する意味も含め左右頸動脈部に当て、ドライ
だと分らないようタオルケットで処置します。
腐敗臭が出始めていれば、腹部と胸部は衣類の上に直接当て、
顏の部分は上記と同様な処置をし、腹部胸部はその後の状況に
より最善と思われる処置に変更します。
また合掌部分は当然保護しますが、当てた部分が凍結している
場合は湯かん納棺、火葬時間に合わせ取り除きます。
たった2項目だけを挙げましたが、これらはパンフレットでは
全く分りませんし、料金の高低とは別の次元でもあります。
しかし、この部分に関して言えば葬儀社の受付では多分現実を
知らないでしょうし、葬儀社の営業も当然分らないでしょう。
中には施行担当者でさえ、ヘェーなんて人もいると思います。
これらは、僕が素人だったから考えてきた事でもあります。
葬儀屋の人達が何かする度『なんだ?』『なんでだ?』と思い
調べ、考え、実践し、見直すを繰り返した結果だからです。
葬儀社の事前相談で聞いても無駄でしょう。
でも、この部分の真の姿を唯一知っている人達がいます。
『その葬儀社で葬儀をした家族』なのです。
その葬儀社で葬儀をした家族数軒に聞くのがベストであると
覚えておき、情報を集めると良いでしょう。
それが難しいなら、友人知人など葬儀経験のある人がいたら、
とにかく話しを聞かせてもらうことです。
聞くのは『葬儀社』『料金』『内容』『人』『担当者』ですが
良い部分、いまいちな部分、後悔の有無、など項目別に聞いた
ほうが分り易いでしょう。
※ 葬儀屋は『内容、料金、人、考え方』の全てが違うと知る
※ 葬儀屋の情報は、そこで葬儀をした人しか分らないと知る
※ パック内容だけでなく、使用方法のほうが大切と知る
※※ その上で自分達家族に適した葬儀屋を探す事です。
葬儀屋さんを探すには、自分達家族が本当に求める葬儀とは?
どんなものか『内容』『料金』について明確にしておき、後の
『人・担当者』などは実際に会って話せば、相性も含め考えず
とも勝手に心が教えてくれるものです。
次回『我が家に適した葬儀を考える』です。
ひとつひとつの葬儀を確認・反省・向上する為に書く実践日誌であり
これから葬儀を経験される方々が後悔しない葬儀をする参考書にと
思いを込めて書いています。 宜しければクリックをお願いします
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