18日は前橋公営斎場での葬儀、最近は手が回らないのと、一般葬を
される家族のほうが余裕がある人が多い事、そして何より僕自身が
される家族のほうが余裕がある人が多い事、そして何より僕自身が
疲れちゃうのもあって、前橋以外は受けていません。
前日あんしん館での湯かん納棺、準備、早朝からの葬儀だけで疲れ
ちゃうのが本音・・・これが還暦を超えた人間の体力でしょうか。
何度も書くように人を増やせば体力的な疲れの部分は相当解消する
でしょうが、その負担は料金の値上げに反映されるのは必然です。
低料金で、温かい、高品質な内容の葬儀が大前提ですから、料金に
反映させたくない為・・・老体に鞭打って・・・なのに前日全ての
準備を終え、一般葬儀に付帯する写真アルバムをできるところまで
終えた午後10時50分、事務所の電話が鳴り搬送、20日午後の葬儀
自宅に戻ったのは午前3時、3時間の睡眠で昨日の葬儀施行を行う
ことになった為か、まだ疲れはとれていませんでした。
しかし受けた以上、いつも通りに元気ハツラツで仕事をしました。
葬儀、告別式、花入れ、火葬と順調に進み、火葬中に行うお清めの
席を見回っている時、故人の踊り仲間7名の女性が声を掛けます。
「家族と御親戚の葬儀屋さんですか?」
「はぃ? 違いますよ」
実はこの言葉、今までにも良く聞かれた事があるのです。
改めて理由を聞いたこともないので聞いてみました。
「なんで親戚だと思われたのですか?」
「だって、すっごく親しそうだし、気遣いは凄いし、私達の知って
いる葬儀屋さんとは全く違うから、親戚かな?って思って・・・」
「どんなところがですか?」
「家族もすごく親しそうに笑顔で話してるでしょ? 私達がはたか
ら見ていても、ほのぼのと温かい雰囲気がして親戚に葬儀屋さんが
いると良いねって話してたの」
「花入れの時にお話ししてくださった内容も家族みたいだし」
「食事の席に置いてある『お婆ちゃんを偲ぶ』も親戚なら知ってる
かもしれないけど・・・って内容だったから」
といった理由だそうですが、初めて聞いて『なるほど』と思えた。
家族からは色々言われていますが、初めて葬儀で会った人達にでも
家族に近い存在だと伝わってるのは嬉しいことです。
とすれば今まで同じように聞いてこられた方々も、同じように感じ
てくれたのかもしれません。
前にも書きましたが、病院等から搬送し、安置してから10分間が
最初の勝負どころです。 この時点で家族対業者の壁となる鎧を脱
がせられないと、葬儀の全てが終わる頃まで家族は業者としてしか
見てくれません。 この時点で大きな壁が崩せれば、湯かん納棺で
一気に近づけるし、下手な親戚より何か言い易く頼れる存在になる
ような気がします。 それが僕の目指すプロでもあります。
話しが出たついでに言うと、家族と一気に近づく湯かん納棺の儀で
行う『納棺師』ですが、文字は同じでも人によって相当違うはず、
① マニュアル系ロボット納棺師
② 見せる納棺師
③ 語る納棺師 の3パターンに分かれるんじゃないかな。
ちゅうことで、次回は納棺師色々・・・を書いてみます。
↓↓↓↓
にほんブログ村
ひとつひとつの葬儀を確認・反省・向上する為に書く実践日誌でもあり、
これから葬儀を経験される方々が後悔しない為に役に立てたらとの
思いを込めて書いています。 宜しければクリックをお願いします