余裕が無ければ直葬で良い、家族葬なら火葬後にファミレスに行き

食事したって良いんじゃないの? と無理をしない葬儀を提唱する

あんしんサポートでも初めての経験をしました。

家族葬が済み、出棺、火葬炉に入ると、普通は有料の待合室または

無料の休憩所で拾骨まで待ち、有料の休憩室を利用する多くはその

部屋でお清め料理を食べ、無料の休憩所で待つ人達は、拾骨の後で

移動してお清めをされるのが一般的でした・・・が、本日僕も予想

しなかった家族が登場しました。

火葬炉に入り、約70分前後で拾骨となりますと伝えると、待合所の

方角でなく、外に向かって歩きだします。  斎場から徒歩2分ほどの

場所にある牛丼の吉野家に向かったのです。

集まった家族は子供達4名を入れて15名、ぞろぞろと全員で歩い

て向かう牛丼屋さん、さすがの僕でも考えた事がありませんでした。

この家族、母親子供達全員が初めて経験する葬儀だから出来た事と

言えるでしょう。 外へ出ても拾骨までには充分間に合うし、子供

達は喜ぶし、葬儀経験のある家族は何となく苦笑いではありました

けれども、全く問題はありませんでした。

今まで清めの料理で4千円、5千円は高過ぎるでしょ!? それに

拾骨後にみんなでファミレスに行けば、温かくて旨い物が千円代で

食えるじゃん・・・とは言ってきましたが「子供達は拾骨後までは

お昼を我慢できないでしょうからと、400円程度の牛丼屋に向かう

家族を見て、少し違和感を感じたのが本音でした。

しかし拾骨後、家族に牛丼屋さんどうだった?と聞くと当然の顔で

普通に旨かったですよ・・・との答えに『なるほどなぁ』と改めて

感じさせられたのです。

また『これが家族葬のあるべき姿かもなぁ・・・』とも思いました。

見栄を張らず、お腹を空かした子供達を待たせず、ときたま近くに

あった吉野家で拾骨までの間に昼食を済ませる・・・

清めが当然と考えている人は多いと思いますが、この家族の中では

家族の葬儀の何を清めるのか!? 何処に汚れや、不浄があるのか

と言われているような気さえしました。

家族が家族の葬儀をするのは、当然の事であり、自然な事でもある

のだから、待ち時間にみんなでお昼を食べよう。 この感覚僕にも

非常に新鮮なものとして映り、またひとつ、家族から教えられた。

とはいっても、拾骨後には集まった皆さんに『清め塩』はひとりに

1袋を渡しましたけどね・・・

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