今日ある人と話しをしていると「武井さんが勧めている散骨」の言葉に

違和感を感じたが、何事もなく話は進んだ。

あとで考えてみると、5年前から散骨場を所持して動いているのだから

勧めていると思われても当然だと思えた。

しかし実際は少し違って散骨を勧めているのでなく、墓守がいない人、

墓の無い人、墓を持てない人達の為に所持しただけの事です。

特に最後の『墓を持てない人』は、墓を建てるのも高くて、墓の維持

にも費用が掛かって、更に寺なら寄付を当たり前のように要求する。

そこまでして墓を持つ必要は無いと、考える人達が増えている現実から

生まれた部分もあるのです。 それなら永代供養墓があると言われても

永代供養と呼ばれる三十三回忌を基準に33万円~が多いし、年会費や

寄付は同じことになる・・・その辺に問題があるだけの話です。

もっと分り易く言うと、自分達一代だけで終わっても良いと思える墓を

造れたら、元々墓に埋葬する習慣のある日本なら墓を持つと考えるはず

なのに、相変わらず墓所は30万円、40万円、墓は100万円~といった

昔のままに問題があると気づかない業界に問題があると思える。

話を戻すと、僕は墓を否定し、散骨を勧めているのではない。

高くて墓が持てない人達、持っても後がいない人達にとって、どうする

事が良いのか!? と考えた結果『散骨』+『永代供養墓』に現状では

辿り着いただけのことです。

① 何も残したくない人には ― 全散骨

② 手元で供養したい人には ― 一部手元供養+散骨

③ 彼岸、命日は墓参りしたい人には ― 一部永代供養墓納骨+散骨

① ② ③ の中から自分に合った方法を選択できるし、料金は全て同じに

したのも、利用する人達個々の思いに近づけるためです。

正直、③は採算度返しですが、必要だから作ったパターンです。

こうして書くと、ひとつ抜けている ④ がある事に気付きます。

『墓を持ちたい人達』に対してです。

墓を守れる人がない、寺への不信感などから、墓閉じされる方が増えて

いるのは確かですが、墓を持ちたいけど持てない人達も大勢いる。

と言うか、そのほうが多いのではないでしょうか!?

とすれば、低料金で墓が持て、管理費も高くなく、維持費も掛からない

自分達と子供で終わっていい墓、が作れたら多くの人達が喜ぶ!?

ってことになるかもしれません。

1. 墓守不在になったら解体撤去できる墓

2. 撤去を前提とした低料金で建てられる墓プランの作成

3. 墓閉じした後の遺骨は手元供養、永代供養墓納骨、散骨で対応

簡単に考えると、こんなところでしょうが、最大の難関は墓地を作れる

のが宗教法人、公益法人、財団法人に限られることです。

墓の撤去、遺骨の供養処理については現状でも行っていることですから

全く問題ありませんが、建墓については今までの経験で言うと、建てる

墓の造作に拘る人は少なく、殆ど石屋さんの自己満足な気がします。

あとは費用ですが、1.5m×2mくらいで税込50万円ってとこかな!?

これなら相当安いような気がするけど・・・

今から6年前、うちの千明の実家で当時税込50万円の墓を建てたので、

散骨に行った時など立ち寄ることもありますが安いと感じます。

ど素人の僕だから適当な金額を言ってますが、建てる人達も僕と同じで

素人ですから感覚は大差ないでしょう。 もっともお金のある人は別。

時たま話の中に出てきた一言「武井さんが勧める散骨」からでしたが、

墓を否定している訳でなく、過去のブログを読んで貰えば分りますが、

墓は沢山の先祖があって、自分が存在すると教えるには最適な場所だと

書いた記憶もあるし、子供達を墓参りに連れていくことで、先祖がいて

自分達がいる。 先祖の最短距離にいる父母、祖父母への感謝の心を持

てるような子に育てるには、墓は最適な場所とも書いているばずです。

表面に出る部分だけを捉えられ易いのは仕方ないですが、真意を伝える

のって実に難しいものです。

同じように直葬を勧めている訳でなく、日本に生きる人達がお金がある

人達ばかりでなく、お金が無かったり、過去の常識が当てはまらない人

でも、全ての人が選べるだけの選択肢があるべきだと思うだけです。

その為に無いものを創り出し、生み出していく・・・

その結果の7年間なのは確かです。 あんしんサポートが歩んできた

7年間をひとつ、ひとつ確認して貰えれば真実だと分るはず・・・

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