昨日に引き続き本日22日も快晴で行楽日和のいい天気です。

そういえば、11月22日って「いい夫婦」と読めるから結婚式やら

入籍が多い日でもありますが、今の気持ちを忘れず共白髪まで添い遂

げて欲しいものです。 

前回ブログで葬儀品の原価価格など何の意味もないと書きました。

また原価に対して売価が高い・・・と文句を言われる商売なんてある

でしょうか? 消費者は原価でなく売価に対して高い安いと言う。

売価とは需要と供給のバランスと、付加価値で決まるのが普通です。

特に付加価値については明確な原価など無い場合もあります。

例えば・・・

経帷子(きょうかたびら)一般的には白装束のほうが分り易いと思い

ますが、故人に着せる旅支度でのことです。 上から・・・

■ 天冠(てんかん)白の三角布

■ 頭陀袋(ずだぶくろ)六文銭など入れて首から下げる袋

■ 数珠 ■手甲 ■脚絆 ■足袋 ■一重の着物 ■女性用腰巻等

ありますが、原価がいくらか?ではなくどう使用するかです。

群馬県内の葬儀社でも多いのですが、左右の手甲は手の辺に置くとか

脚絆や足袋は足の所に置く・・・身に付けるのでなく身体の上に置く

だけなら付加価値などありませんが、納棺師先導のもと、家族の手で

ひとつひとつ身に付けたり、葬儀品の説明を受けたりと湯かん納棺が

家族にとって大切な時間になるとしたら、大きな付加価値となります。

また施主花は祭壇両側に置く籠盛り生花ですが、うちの場合は安置の

ベッドサイドに置いて、葬儀にも使い葬儀後のお別れの儀で棺の中に

入れてあげるわけで、3日間~5日間故人の周囲を飾ってくれます。

もう少し掘り下げた話をすると、どんなパックにも『棺』は入ってる

でしょうが、どんな棺をパックに入れているか・・・です。

あんしんサポートは『白布、山形フタ付き』一種類だけですが、よく

見るのは『合板平棺』がパック品で、あんしんサポートで使用してる

山形フタ付の布棺に変更すると5万円加算なんてのもあるようです。

使用する葬儀品や付加価値を事前に調べることのほうが大事です。

ただし!! 葬具、付加価値で注意して欲しい部分があります。

何でも高級品が良いと言ってるのではありませんし、付加価値だって

葬儀社の思い込みで行っているものを指しているのではありません。

例えば「棺」だとしたら、布棺に刺繍の入ったものが10万円の追加

だとした場合、火葬する棺に対して必要なことでしょうか?

或いは「エレベーター前に人が待機」「出棺時には、ずらーと並んで

一礼」「宮型霊柩車、リムジン霊柩車」などなど過剰な有料サービス

に対する部分で、無料です!なんてのはあり得ません。 

必ずどこかでその費用はとられているのは間違いありません。 

社員の人が無料で働いてくれている・・・なんてあり得ません。

今回の結論です。

》葬儀品の原価など利用者にとって何の意味もないと知れ

》使用品のグレードが家族の納得できるものかどうか

》白装束のような付加価値が大事な項目は、付加価値内容を知るべし

》葬儀社の主張するサービスが、我が家にとっても適切だと思えれば

 それで良しですが、過剰であり、もっと費用を抑えたいと思うなら

 交渉するか葬儀社を変更すべし

と書いたところで、葬儀をしてみないと分らない・・・ってのが現実

だからこそ、自分が納得できるまで葬儀社に訪問したり、実際に葬儀

した人達からの本音を聞くのが一番なんです。

大都市の場合、難しいかもしれませんが、中小都市は知り合いを辿る

だけでも相当量の情報は入ってくるはずです。

でもその前にすべきことがあります。

① 葬儀に掛ける費用総額

② どんな葬儀にしたいか

他にも呼ぶ人など検討項目はいくらもありますが、①②を家族で確定

してから、声を掛ける人、依頼する葬儀社候補など決める。

これが後悔しない葬儀を行える唯一の方法じゃないかな。

ここで問題となるのが「葬儀」や「故人」をどう捉えるかです。

僕が7年間で接してきた家族の思いと、今の葬儀にはズレがある。

霊感商法と聞けば、誰もがいい顔はしません。 

けど葬儀社の営業発言、時には宗教者の発言さえも、霊感商法と何が

違うのか!? と思える場面はいくらでもあるのです。

人類最後の戦争は宗教戦争と言われるくらいですから、簡単に解決

できることでなく、異宗教を受け入れるのは至難の業でしょうから、

故人に対し、葬儀という儀式に対して、何をどう考えるかはその人の

宗教観や生き様によって大きく異なって当然です。

そこで、あんしんサポート経営理念

「葬儀は大事、でも残る家族の生活はもっと大事、だから絶対無理を

してはいけません。」 そしてもうひとつの理念・・・

「人生最大の目的は、己が人生を精一杯楽しむこと」

次回はこの2本柱から「葬儀」を捉えてみたいと思います。

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