来年から使用する各パックの内容・料金が最終調整に入っていますが、

今回の修整する各パックの基本的な考え方は次の通りです

① 各葬儀パックには「あんしん館」安置を含めた料金設定

② 火葬式は2日間、家族葬は3日間の安置で設定

③ 前橋火葬は市役所、斎場とも距離に問題はありませんが、他市での

  火葬は隣接市でも市役所、斎場の手続きだけで半日掛かる事もあり

  前橋市・隣接地域、沿革地域、その他地域と4つに大別する

④ それにより、火葬式などは地域毎に料金の違いは出るが、県内全域

  での利用も可能となる

⑤ 自宅安置はドライアイス確認に毎日伺う必要があったり、安置する

  のが簡単ではない場合も多く、別途費用の対象にする

⑥ マイクロバスを利用すれば他市の方も、あんしん館家族葬が可能

⑦ 当方紹介宗教者は全パックから外し、菩提寺のある方同様の形式に

  したほうが誰にでも理解し易くなる

⑧ 「葬儀の本葬経・初七日法要経・炉前経」と「戒名」を分ける事で

  戒名だけ欲しい方は安価で戒名が付けられる

⑨ 「枕経」か「炉前経」だけの低料金謝礼が設定できれば、火葬式の

  家族には読経をして貰える喜びがあるだろうし、利用したい家族も

  そこそこいるように思えるが、問題は謝礼額の交渉次第

そしてNPO設立以前から、ずっと言い続けてきた料金設定があって、

■ 家族葬20名(親戚香典5件)安置、式場、宗教者、料理、返礼品

  税金まで全て含めた全支払いの合計が380.000円以内

■一般葬50名~60名で安置、式場、宗教者、料理、返礼品そして、

 税金まで全て含めた全支払いの合計が580.000円以内

ど素人時代からの感覚ですから総額根拠など、なぁーんにも無い訳で

何となく思ってきた金額なのに、6年間葬儀一筋でやってきた今でも

妥当な数字というか、中々良い金額設定だと感じます。

まだ修整内容は確定していませんが、現段階では今回の修整で上記の

料金が実現する可能性は大きいようです。

家族葬を例にすると(家族5名・親戚15名[香典5件])で試算

■追加不要の家族葬儀一式パック 199.000円

■オリジナル料理・三段重20名分 44.000円

■返礼品 5軒分         13.125円(25%値引後)

■待合室清掃員           3.000円

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            小 計 259.125円
    
            消費税  20.730円

          ① 小合計 279.855円

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■公営火葬待合室          4.110円(税込)

■清め飲み物            6.480円(暫定)

■宗教者謝礼(読経3種・戒名)   70.000円(税無し)

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           ②小合計  80.590円

       ①+②総支払額 = 360.445円

ねっ、38万円を切って36万円で可能となったので、あと数名増え

ても38万円以内で、お坊さんが読経を唱え、戒名まで付いた葬儀が

可能になるってことです。 凄いですね・・・我ながら驚きです。

問題は、これで利益があるのか!? ってことなんですが・・・

無いとは言いませんが、決して多くはありません。

そんなことは、言われなくても分るわい!って言われそうですかね。

まだ協力してくれている15のお寺さんや、神社さんと打合せが完了

しておりませんので何とも言えませんが、お布施が下がるぶん、利用

される家族が増えるから・・・って言うしかありません。

と、ここまで書いた時、埼玉県から電話が入ったと千明からの報告、

あんしんサポートのホームページを見た人からで、知り合いに葬儀屋

さんがいて、あんしんサポートの金額はあり得ない、絶対に裏がある

って言われたが・・・という内容だったようです。

「裏とは?」と聞いてみると、

「提示料金では絶対できない。 後から追加されるに決まっている」

「棺の39.000円なんてあり得ない」とも言ってましたとのこと。

「ふーん そっか、、で、なんて答えたの?」と聞くと満面の笑顔で

「掲載してある通りですし、全単価まで載ってるでしょ?だから追加

なんて無いし、解かり難ければ代表のブログが1000話近く書いて

あるから、全て読んで貰えばうちの考え方が理解できると思いますよ

って話しておきました」だそうです。

それを聞いた僕はフッと笑いながら「今作ってるパンフレットに掲載

する白布棺の単価は29.000円なのにな・・・」と笑ったのです。

どんな業界もそうですが、業界の常識は一般の非常識だって事です。

これは業界だからと高い設定ばかりではありません。

例えば食品流通業界、分り易く言えばスーパーなどは、100円原価

の品物を50円で販売するなんてのは極々当たり前にある話です。

けど一般の人は損する商売なんて無い、だから普段はうんと儲けてる

なんて思ってる人は意外と多いんじゃないかな。

ならば何故50円損してまで売るの!? かっていうとですね・・・

1個50円×1.000個=50.000円の損ですが、仮に5万円の

広告宣伝費を掛けたら何ができると思いますか? チラシなんて無理

新聞の小さな数行の枠で宣伝するのが精一杯でしょう。

でもそれでお客様が来るとは考えにくい、ならお店に来てくれるお客

様に直接還元し、目玉品を目当てに来てくれた人が他の物まで買って

くれたら、5万円の損失は埋められる・・・という計算からです。

残念ながら、葬儀する家族が安いからもう一度・・・なんて事は無い

わけですが・・・葬儀業界に生きる人達から見れば、あり得ないとか

裏があるに決まってると思うほど、少ない利益で実施している理由、

実際は何度も書いていますが、理解納得できない方もいらっしゃる

ようなので、次の機会にでも書いてみたいと思います。

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