昨日は葬儀と盆飾りでバタバタしましたが、盆入りの13日はのんびり
落ち着いた日となりそうです。 息子は朝から先日亡くなったお爺ちゃ
んが乗っていた軽自動車の相続手続きをする為、自宅に迎えに行き事務
所に戻って書類を作成してから軽自動車車検協会に向かいました。
自動車の相続や名義変更・・・我々の仕事ではないし普通は家族がすべ
き事ですが、残った家族2人とも運転できないからの特別対応です。
当然無料奉仕・・・毎度のことですが実に無料奉仕が多いというか、お
節介というか・・・我ながら時々呆れます。
されど感謝をされ、喜ばれ、終いには信者のように信頼してくれる会員
さんが多いのは、もしかしたら、こんな事の積み重ねかもしれません。
自動車、群馬県では生活必需品とも言えるものであり、第一の交通手段
であり、どう考えても消耗品なのですが法律では財産扱いです。
結果として「遺産相続」するのですが、今回のように軽自動車の場合は
軽自動車車検協会での手続きですし、普通車なら「陸運局」で手続きを
することになります。 必要書類はネットで検索すればいくらでも出て
きますし、書類は陸運局、軽自動車車検協会にあります。
手続きすると「自動車重量税」「自動車税」「自賠責保険料」が戻って
来るので、いつまでも放置しておかず早めに手続きしたほうが得です。
相続は不動産類が「法務局」で、自動車は「陸運・軽協会」の2か所と
覚えておきましょう。
ついでに書くと、来年1月1日~だったと思うけど、相続税の適応額が
減少されます。 ようは相続税が取られやすくなるってことです。
今年いっぱいは「基礎控除5千万円+法定相続人数×1千万円」です。
例えば「妻」「子供3人」のご主人が亡くなったとすれば法定相続人は
4名×1千万=4千万に基礎額5千万が加算され、合計9千万まで無税
となっていますが、来年からは「基礎控除3千万」「法定相続人1名に
付6百万円」となるので合計4200万円となり、その差4800万円
となるのです。 家と土地と現金と有価証券の合算となれば、来年から
相続税の対象となる人は増えるでしょう。
最近増えている終活の中で、なぜか葬儀内容うんぬんの話が多いですが、
一番大事なのは、この部分のように思えます。
① 現金、預貯金への対応
・税金など払わずに済む対処方法を事前に済ませくおくべきです
・その為には家族関係が大事であり、家族同士信頼に足る関係である
必要があるのは言うまでもありません
※ 普段は親など見向きもせず、亡くなったら遺産相続だけは法を盾に
主張するような人間にはなって欲しくありません。
遺産を残す人を生前、しっかり面倒を看た人達だけが相続するのが
本来の姿だと思えてなりません。 そう考えると法定相続人の遺留
分は相続権が残ったとしても「遺言書」の作成は必須でしょう。
② 不動産の生前対処方法
・現金のように流動的なものでなく、法務局、行政で明確に記録され
ているので、税金を全く払わないと考えず最低限の税金で済ませる
方法を考えたほうが得策かもしれません。 あまり詳しく書きませ
んが、死後まで残さず売買するのも一考のように思えます。
③ 有価証券の名義変更
・②同様の対処は可能でしょう。
身を粉にして一生懸命働いて残した財産です。
自分が亡き後に残す家族の為にも、或いは残したい家族の為にも生きて
いるうちに・・・などと言わずに相続に関係する人達で詳細の打合せと
確認をしておくべきでしょう。
また費用面で問題ない人は、専門家にお願いすれば良い話ですが費用に
不安のある方は、不動産、自動車どちらも自分達でできる程度の内容です
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