昨年後半から訪れた下記岐路を選択する時が近づいている。

【現状】

依頼数増加により支援可能地域が極端に狭くなっている

入会希望者は県内広範囲になっている

我々3人での体力的な活動限界が近づいている

新たな人材の増員、施設新設を行うには現状料金設定では無理

消費税が8%、10%になると内税対応ができない

【2つの選択肢】

①料金は外税対応だけの変更で抑え、前橋近郊のみでの支援活動とし

 3名+αだけで可能な限りの活動を行う

①の利点、課題点、問題点

多分現時点では最も楽な選択肢だと思うが、昔からの葬儀屋と同様

で前橋市以外の人は無視することなる。

気心の知れた3名での活動は大変さもあるが、気は楽でもある。

個人葬儀屋さん同様、自分達が動けなくったら廃業となるだろう。

②支援地域の拡大に向け人件費、新規施設等、最低限必要と思われる

料金改定をして、県内80%以上の支援を目指した活動を行う

②の利点、課題点、問題点

精神的にも肉体的にも大変な選択肢となる為、2人の気力体力だけ

でなく、60代になる僕自身の気力と体力が続くのか? というのが

本音でもある、、しかし2人の希望を最優先するつもりです

料金の値上げ改定は、県内の広範囲だけでなく、他県でのあんしん

サポートを始めたいと考える人達に対しても、設立し易くなるは確か

であり、もしかすると本当に全国各県での設立が可能になる一歩かも

しれないと思える

しかし、国保から支給される葬祭費だけで、一銭も要らないお葬式

を目指してきた部分では一歩後退する結果となる。 但し国保からの

葬祭費支給が全国市町村で1万円未満から7万円強まであり火葬料も

無料から約6万円まで火葬場によってバラバラである為、群馬県だけ

でなく全国でみれば前進する為の一歩だと言えるでしょう。

最大の課題が『人材』なのは明白です。 仕事=時間=お金という

考え方の人では、あんしんサポート事業は間違いなく無理なのです。

※我々3名の存在が消えたあとも、あんしんサポート事業の支援活動

が続く可能性が高くなる

(1)消費税に対して

今年4月8%、来年10月には10%、外税にするしかありません

(2)5万円火葬支援パックについて

[火葬支援パックの内容と費用]

『依頼電話受付』夜中に突然の電話にも即座に対応できる人

①【以上1名の人件費】

『寝台車』病院等から安置所までの車両費、燃料費

『安定枕付搬送シート』ご遺体を包む防水シート

『ドライアイス15㎏』頸動脈2本、胸部1本、腹部2本、下肢1本

『ドライアイス梱包紙』ドライアイスを包む専用紙

『白タオル2本』首回りと手を凍らないよう保護

『線香1箱、渦巻線香、ランプオイル』線香具一式

②【以上2名人件費】搬送、安置、死亡届出書記入

『死亡届出書コピー3枚』 保険等で使用する死亡診断書コピー

③【以上1名人件費】火葬する役所への届出、火葬場手続

『白布棺6尺』身長170㎝位の人まで可能な白布張り棺一式

④【以上最低1名、家族構成により2名の人件費】棺搬送、納棺

『霊柩車』安置所から火葬場までの車両費、燃料費

『7寸白骨壺・銀張箱付』焼骨を入れる箱入りの骨壺

『火葬許可証提出、火葬場拾骨案内、集金』

⑤【以上1名人件費】

その他、『顔当て布』『ドライアイス確認』など必要な場合あり。

増税部分を別にすれば、問題は最低6名~7名必要な人件費です。

①の人件費は、夜中の電話にも迅速に親切な応答のできる人

②の人件費は、昼夜関係なく突然入る搬送の仕事

③の人件費は、昼間市役所や斎場への届出、提出作業

④の人件費は、棺の搬送と納棺作業

⑤の人件費は、霊柩車の運転と案内、火葬中の待機、集金作業

当然、作業内容により人件費は異なりますが、夜中に突然起こされて

搬送に向かうにはお酒は飲めません。 

また夜中突然の電話でも爽やかとは言いませんが、親切な応答の出来

る人であり、パニックの相手に対し葬儀の流れや、すべき事を正確に

的確に言葉で伝えられる人ってことになります。

自宅での棺搬入や安置は家族に手伝って貰うとしても、6名で3万円

じゃ無理かなぁ・・・微妙なところでしょうが、5万円火葬支援でも

ずっと言い続けたように、最低限の設定をして実践して、駄目ならば

必要な増額をすれば良いだけの話で、利用者が増えたら下げますよと

言うよりは、ずっと信頼できると思います。

だとすれば、火葬式8万円+消費税が基本となるわけです。

また6年間実践して自宅安置が最も人出が必要だと分りましたので、

① あんしん館納棺安置・24時間   4.800円+消費税

② 自宅安置(ドライアイス確認含)10.000円+消費税

③ あんしん館個室安置・24時間 12.000円+消費税

3パターンの中から選択して貰うことになります。

2014年1月10日現在の僕の中にある方向性で、今月中にも我々

3名での方向性を確定し、来月には現会員さん全員に改定内容の

説明会の開催告知、遅くても3月には説明会という流れです。

ギリギリの利益や、赤字覚悟での事業展開だと、ほんの少しの変化

でも対応出来なくなってしまうのだと、改めて実感させられました。

でもこれがギリギリで生活をしている人達の実感なのだということ、

お金のある人にとっては、消費税が10%になってもどうって事はない

でしょうが、弱者には大きな負担だということです。

ぼんぼん育ちの人が弱者の生活など、分るはずがありません。

国民、県民、市民の先頭に立つなら、口先だけでない本当に弱者の

生活実態を知る人が立ち上がって欲しいものです。

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