今月初め、30代後半の男性と妹さんが相談と入会に来られた。
男性の奥さん36才は、癌で余命わずがとの宣告を受け相談に
来られたが、男性はあまり多くを語らない性格であり、葬儀経験
など全く無いという人でした。
お金の心配をしておられるので、いつものように自宅安置ならば
5万円~可能だと話し、一緒に来られた妹さんの意見もあり一応
19.8万円の家族葬パックの説明と、式場も見て、ホッとしました
と言って帰っていかれましたが、一昨日の夜10時頃一報が入り、
病院から自宅へと搬送したのです。
まだ新築の臭いが残るような家に安置すると保育園児と小学生
2人の女の子がいるのを初めて知りました。
安置が済み、末期の水をとると、葬儀の打合せです。
改めて聞くと、ご主人は大手企業に勤めていましたが、最近買収
され社名も変わり、別の会社に移って2年だと言います。
自宅は3年前に新築購入したばかりで、2年前に奥さんは違う病
を発病し今年に入って癌末期との判断がなされたようです。
どう考えても、楽ではありませんし、今後を考えると少しでも費用は
抑えたい家族なのは間違いありません。
しかし奥さんの両親にしてみれば、小さくても良いから、お坊さんが
読経をあげてくれる葬儀をしてあげたい、、それも当然の感情です。
結局、29.8万円【追加不要家族葬儀一式・宗教者謝礼(戒名付)】
での葬儀となり、本日、湯かん納棺、葬儀、火葬と続き午後3時には
焼骨となって自宅に戻る予定です。
飲食12名、返礼品20個、火葬待合室4.000円等々全ての合計
36万円ほどのお葬式となります。
現在12時20分、葬儀が行われています。
先ほど納棺師を勤めてきましたが、僕が泣いちゃいました・・・
お母さんの手足を拭く幼い子供達を見ていたら駄目でした。
ご主人の本音では、葬儀はしてあげたいけど経済状態を考えると
火葬式にしたかったのが本音でしょう。
板挟みのご主人の心境は痛いほど分かりますので、湯かん納棺の
儀では「供養にお金は掛からないけど、心が無ければできない」
という部分はしっかり強調して話しました。
「形ばかりにとらわれ、お金を掛ければとか、宗教者も含め供養を
人任にしてたら供養にはならない! 自分が故人だったらと考えて
みれば、何をしてくれたら自分の心が癒されるか分るはず、他人任
せや、お金を掛けた装飾より、自分を忘れずにいてくれる人達の
ほうがずーっと、故人であるあなたの心は癒されませんか?」と
言う僕の口調は、いつもより強く、迫力のある言葉だったでしょう。
我々を頼ってくれた家族、世間の無責任な常識から少しでも守って
あげられたら・・・と思いながらの納棺師でした。
葬儀が済むと、供花、お菓子などを棺に入れ、最後のお別れをして
火葬になります。
たった今、別の方から病院にいる対象者の血圧、上が65、下が25
呼吸が荒くなっているとのメールが入ってきました・・・では。
男性の奥さん36才は、癌で余命わずがとの宣告を受け相談に
来られたが、男性はあまり多くを語らない性格であり、葬儀経験
など全く無いという人でした。
お金の心配をしておられるので、いつものように自宅安置ならば
5万円~可能だと話し、一緒に来られた妹さんの意見もあり一応
19.8万円の家族葬パックの説明と、式場も見て、ホッとしました
と言って帰っていかれましたが、一昨日の夜10時頃一報が入り、
病院から自宅へと搬送したのです。
まだ新築の臭いが残るような家に安置すると保育園児と小学生
2人の女の子がいるのを初めて知りました。
安置が済み、末期の水をとると、葬儀の打合せです。
改めて聞くと、ご主人は大手企業に勤めていましたが、最近買収
され社名も変わり、別の会社に移って2年だと言います。
自宅は3年前に新築購入したばかりで、2年前に奥さんは違う病
を発病し今年に入って癌末期との判断がなされたようです。
どう考えても、楽ではありませんし、今後を考えると少しでも費用は
抑えたい家族なのは間違いありません。
しかし奥さんの両親にしてみれば、小さくても良いから、お坊さんが
読経をあげてくれる葬儀をしてあげたい、、それも当然の感情です。
結局、29.8万円【追加不要家族葬儀一式・宗教者謝礼(戒名付)】
での葬儀となり、本日、湯かん納棺、葬儀、火葬と続き午後3時には
焼骨となって自宅に戻る予定です。
飲食12名、返礼品20個、火葬待合室4.000円等々全ての合計
36万円ほどのお葬式となります。
現在12時20分、葬儀が行われています。
先ほど納棺師を勤めてきましたが、僕が泣いちゃいました・・・
お母さんの手足を拭く幼い子供達を見ていたら駄目でした。
ご主人の本音では、葬儀はしてあげたいけど経済状態を考えると
火葬式にしたかったのが本音でしょう。
板挟みのご主人の心境は痛いほど分かりますので、湯かん納棺の
儀では「供養にお金は掛からないけど、心が無ければできない」
という部分はしっかり強調して話しました。
「形ばかりにとらわれ、お金を掛ければとか、宗教者も含め供養を
人任にしてたら供養にはならない! 自分が故人だったらと考えて
みれば、何をしてくれたら自分の心が癒されるか分るはず、他人任
せや、お金を掛けた装飾より、自分を忘れずにいてくれる人達の
ほうがずーっと、故人であるあなたの心は癒されませんか?」と
言う僕の口調は、いつもより強く、迫力のある言葉だったでしょう。
我々を頼ってくれた家族、世間の無責任な常識から少しでも守って
あげられたら・・・と思いながらの納棺師でした。
葬儀が済むと、供花、お菓子などを棺に入れ、最後のお別れをして
火葬になります。
たった今、別の方から病院にいる対象者の血圧、上が65、下が25
呼吸が荒くなっているとのメールが入ってきました・・・では。
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