まだ60代に入ったばかりの大黒柱を失う葬儀をされた家族が

ご主人の借金が財産より多く相続放棄をするという話を聞いた。

大黒柱を失い、家屋敷も全て失い実質マイナスから新たな人生

をスタートすることになるだろう。

聞けば、土地や家は勿論の事、家族の車も故人名義だったので

全て没収されるとのことだった。

うーむ、、事前相談に来てくれた時、一言でも言ってくれたら

ご主人が生きているうちに打てる手も、少しはあったはずだと

思うと、もう少し突っ込んで聞いてあげれば・・・とも思う。

ただ事前相談に来てくれた時点では、家族も借入額の正確な額

まで把握して無かったようですが、、、

倫理や道徳、厳密に言えば法的な問題もあるかもしれないが、

車の名義変更、連帯保証人以外の家族への贈与、或いは離婚の

慰謝料など、、法律ギリギリではあっても少しでも守る方法が

あったように思えてならない。

借りたものは返すのが道理であり当たり前の事、その点は重々

承知の上で、あえて言うと、この家族の人生は一旦奈落に突き

落とされることになる。

これは僕自身が中学3年生の時に稼業の倒産で経験をしている。

貸したものが回収できなければ、企業も大きな損失になるのは

間違いないが、家族の人生が狂うほうがリスクが大きい。

そう考えると、家族の財産は可能な限り分散しておいたほうが

良いって事になるのだが、それも夫婦円満が前提での話だ。

とすれば、、突然死の場合はやむおえないが、少しでも時間が

あるなら名義変更だけはしておくべきと教えられた葬儀でした。

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