夜中の2時過ぎ千明から電話が入った、、搬送依頼です。

実際は午前1時に連絡が入ったそうです。

理由を聞くと自宅で倒れており、救急車で総合病院搬送、

到着した時は死亡しており、警察の検死が入ると聞いて

1時間待ってから連絡したのだそうです。

以前にも書きましたが、老人の末期癌患者は自宅療養に

なる事も多いのが現実で、今回も同様のケースなのです。

結局、搬送可の連絡が来たのは最初の連絡から4時間

半後となる午前5時30分には搬送できるというものです。

確かに、、、今の時代は様々な理由で家族に殺害される

という記事も目にはしますが、圧倒的多数は突然の病死

もしくは事故死な訳で、家族も悲しみの中にあるのに・・・

仕事柄、警察は疑うことから調査が始まります。

預金通帳、財産、投薬の数、などは勿論の事、倒れた時

何処か打っていればアザもできる訳で、、その理由だって

疑われるように聞かれるのです。

医師が故人の身体を調べ、レントゲンを撮り、警察は自宅

寝室、あらゆる場所の写真を撮りながら調べる・・・

これが数時間にも及ぶのですから、家族にとって二重の

苦痛とも言えます。

これを避けるには、もしもの時は夜中でも駆けつけてくれる

主治医を持つ以外に方法はありません。

個人病院や、小さな診療所の設備等だけを捉えれば大型

病院の足元にも及ばないでしょうが、人間性は別です。

地域に密着した人として信頼に足る医師はいるはずです。

病院の規模や外観に囚われず、自分や家族の終幕を全て

お任せできる主治医を探しておくのは、名医を探すのと同じ

くらい大切な事のように思えてなりません。

というか、、、心の名医と言えるかもしれません。

『医は仁術』という言葉がありますが、仁愛の事でしょう。

『仁愛』情け深い心で人を思いやり、いつくしむこと。

故人と家族は嫌な思いをせずに済むし、警察も違う仕事に

労力を向けられるので良い事づくめです。

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