先日、葬儀期間の中で茨城県から、あんしんサポート設立

もしくは同じようなスタンスでの葬儀社を設立したいと8名の

方々が訪ねて来られました。 内2名は県の事業を受けた

財団法人の方々です。

安置室には1名ご安置されているので、ご家族の邪魔になら

ないように配慮しながら式場を会議室として話しをしました。

午後1時~4時までの、たった3時間で何を話してあげられる

だろうか、、2時間掛けて来るのだから、中途半端で終わる話

だけは避けてあげたい、、なら何を話す・・・

3時間の大半を費やしたのは『やる!? 諦める!?』という

テーマで、5年間の経験談を中心に話しをさせて貰いました。

① 一銭もないところからの出発

② 誰もが『無理、できない』と言った5万円火葬式の実現まで

③ 本物の家族目線、、我々はこうした、あなた方にできるか?

④ 酒は飲めん、徹夜も当然、正月なんて無い仕事

⑤ NPOだからって助成金なんて一円も無いと思え

⑥ 年寄りだから何て関係ない、若手葬儀社と競えるか?

⑦ 教わろうするな、利用者から消費者の本音を学べ

⑧ 但し一軒、一軒みな違う要望に対応できる感性はあるか?

などの話しを中心に、2時間以上掛けて話したのです。

その理由はたったひとつ・・・

始めるのは簡単で構いませんが、始めた以上簡単に止めては

ならないからです。

あんしんサポートに会員登録をされ、葬儀を利用される方々が

すぐに必要とする人達ばかりではないからです。

あんしんサポート設立当初に、そう長くはないからと入会されて

すでに4年以上経過しておられる方もいれば、医師から余命が

1週間と宣告されてから2年を迎えようとしている人もいます。

僕より若い世代の女性会員など、普通に考えれば僕の死後に

利用することになるでしょう。

葬儀とは、いつ起こるか分からない人の終幕後の仕事です。

気持ちの中では、応援するから頑張れって言いたいのが本音

ですが、利用者の事を考えると簡単には言えない現実です。

正直、僕より一世代上の方々ですから簡単ではないでしょう。

だからこそ、次世代を担ってくれそうな心ある若手との出会が

あれば、すぐにでも設立、始動できるはずです。

この先は、彼らのやる気と行動力次第なので、本気なら再度

連絡をしてくるでしょう。

最期に、、、これは茨城県だけの問題でなく全国全県の中に

ある現実の課題であり、問題なのです。

あんしんサポートであっても、なくてもいいので本気で弱者の

小市民への消費者への『死後の福祉』を目指す人達が立ち

上がって欲しいと改めて実感されてくれた時間でもありました。

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