一昨日夜、幼馴染のお父さんが逝去、、あんしん館に
ご安置しており、明日は隣接市斎場での葬儀となる。
1月に話しをした人の死、、、さすがに辛くて病院では
顔当布を取って顔を見ることはできなかった。
胸元で組まれた手はまだ温かい、外側から両腕を抑え
てみると骨だけのように細くなっている。
霊柩車に乗せて、隣接市となるあんしん館に搬送の
途中で同乗した故人の長女からスカイツリーを見せて
あげられなかったのが少し心残りだと聞かされた。
到着し、ドライアイスを当てる時になって初めて当て布を
取ると顔はどす黒く黄疸もあり、黒くて大きなシミが沢山
ある素肌は乾燥してカサカサで2か月前とはかなり違う。
末期の水、線香といつもの手順が済み、相談をする前に
顔にゼリー状の化粧水をタップリ付けて暫くおいた。
打合せが済み、家族が一旦戻ると死化粧をするのだが、
入れ歯が入っているので、かえってくちが閉じにくい、、、
くちも閉じて化粧が全て完了するのに、いつもより時間が
掛かったのと、肌が黒ずんでいたので化粧も少し厚めで
あったが、眠ったような顔になってくれたのでホッ・・・
翌日来た家族親族は、病院での顔を知っている人だけに
皆さん一様に驚いた様子なのを見て、結果は良しと判断。
と、ここまでなら いつも通りの様子ですが、その夜のこと
スカイツリーの話しがどうしても気になります。
かといって、、前橋から100キロの距離ですから簡単には
行けませんが、今回葬儀依頼をしたのは幼馴染なのです。
僕が幼稚園の頃から知ってる叔父ちゃんなだけに何とか
してあげたいのと、時間的に遅くなったり、都内をウロウロ
する事があっても問題無い家族なのもあって決行しました。
午後10時、前橋を出発、関越道を走り、外環から首都高
5号線、湾岸線と繋ぎスカイツリー到着は午後11時10分
もう30分早く出ていればライトアップされていたのです。
残念、、、しかしそのお蔭で真下まで行くことになりました。
正面真下の道路は左右にコーンが置いてあり、どう見ても
駐停車禁止です。
途中歩道の切れ目があったので、車体を乗り入れ近くに
立っていたガードマンらしき人達に聞きます。
故人が元東武社員で、スカイツリーを見に来たかったけど
結局、回復せずに亡くなり、前橋から見せに来た旨の話と
駐車できる場所を教えて欲しい事を伝えると、駐車できる
場所はないので、写真を撮る程度の少しなら良いですよ。
と親切な対応をしてくれた。
何枚か写真を撮り、スカイツリーの周囲を周っていつもなら
混雑している都内の下道を走り、後楽園ドーム横を通って
首都高、関越を使って前橋あんしん館に戻ってきたのは、
午前1時30分を過ぎた頃でした。
少し疲れましたが、3時間30分の時間を使うことで連れて
行ってあげたかったのに、、、という後悔だけは防げます。
熱いコーヒーをみんなで飲んで、ホッとして自宅に戻った
僕の気持ちは、、、スッキリとして眠りにつけたのです。
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