最近毎日のように人が来てくれるようになった事で、一般消費者の

心理というか、思い込みだと分かってきたことがある。

① 葬儀の中身はどこに依頼しても大差無いだろうと思っている事

② 料金の違いは建物(式場)、使用葬具だと思っている事

③ 料金が高ければ良い物を使用していると思い込んでいる事

あんしんサポート設立当時の僕も、①は同じ感覚だったので納得

できるが、実際は葬儀社によって全く違う内容だと理解、納得の

できるような説明をするのは、葬儀未経験の人には難しい・・・

例えて言うなら、グランドキャニオンの壮大なスケールをくちで

説明しても、日本に無い景色なので同様なイメージができない

ままに何となくわかったような気になるのが精一杯だろう。 それと似てる。 

多分、色々書いても、葬儀社毎の違いの理解は難しいだろう。

それでもあえて例えるなら、湯かん納棺の時などに行う『死化粧』だろうか? 

あんしんサポートも他社同様『化粧』と書いてあるが、内容は相当な違いが

あるはずである。

まぁ、葬儀社によっては化粧をしない事も多いので、家族が化粧をするので

しょうが、素人さんに自然な化粧を施すのは難しいと思う。

ただ家族がした化粧・・・という意味なら、それ以上のものは無い。

[一般的な例(3日間自宅安置、4日目葬儀の場合)]

◇ 搬送、安置して3日目の夕刻までは素顔のままで湯かん納棺  

  直前に化粧をしてもらうことになるでしょう。  その結果として・・・

※ 親族、隣保など殆どの人達は素顔とご対面をする事になる。 自宅に

  戻って3日間は素顔で過ごし、その夜に化粧して貰い翌日葬儀なの

  だから、ほとんど素顔で過ごすってことです。

[あんしんサポート(3日間自宅安置、4日目葬儀の場合)]

◇ 搬送、安置、打合せ後には死化粧、整髪、くちが開いてれば  

  くち閉じの作業も行うので夜中の搬送なら翌朝には綺麗な顔

※ 人が訪れる時間帯には綺麗な顔で親族、隣保などに会える

※ 早い段階の化粧は、夏場など時間経過につれて現れる顔の  

  黒ずみも全く分からず、過去には夏5日間安置でも問題ない

※ 死化粧は起きている時の化粧はせず、寝化粧に近い化粧を  

  施すと、家族は寝ている顔を見ている感覚になれ安堵できる  

  自宅に戻って数時間後には綺麗な顔でずっと過ごせる

『死化粧』の違い、男性は対した違いを感じないだろうが、女性に

聞いてみれば、その違いの大きさがどれほどのものか分かるでしょう。

ついでに、もうひとつ例えるなら、ドライアイスの当て方も違うはず。

首両側の頸動脈に2本当てるのは当然ですが、腹部上から冷却しないと

腹部内の細菌繁殖も防げず、ガスが膨張する事もあるし最悪の場合には

破裂だって起こるのです。

また頸動脈に当てたドライアイスは半分ほど顔の横に出てしまうが、

殆どの葬儀社は、包んだドライアイスがそのまま出ていたはずです。

でも、あんしんサポートでは、ドライアイスの包みは見えないように

することで、寝化粧した故人が本当に眠っているように見せます。

もっと言えば、旅支度で身に付ける白装束をひとつひとつ縛るのが

あんしんサポート流ですが、手足の上に掛けて置くだけなんてのは

ちっとも珍しい事ではないくらい多くの葬儀社が行っているのです。

化粧、ドライアイス、白装束だけでも、これだけの違いがある訳で、

これが
何十項目にも及ぶのですから、葬儀社毎に全く違う葬儀

なのが当然であり、葬儀期間の全てが全く違う葬儀なのです。

①②③全てを書く予定でしたが、本日は①の『葬儀の中身はどこに

依頼しても大差無いだろうと思っている事』だけで終了ですね。

次回②③と書いてみましょう。・・・つづく


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