今から4年半前の2008年6月の終わりに産声をあげたのが、NPO法人


あんしんサポートです。


当時の僕は葬儀なんてしたくない、遺体なんて見たくない、、絶対に嫌だと


公言するほど嫌っていました。


そんな僕が葬儀業界に入り、葬儀をされる家族と膝を突き合わせて話し


相談され、聞いているうちに気がつけば、病院からの搬送、安置、死化粧


葬儀設営から管理監督、さらには葬儀後の墓や、遺産相続の相談もして


いるのですから自分でも驚きですが、もっと驚くのは、あれだけ忌み嫌って


きた葬儀の仕事が天職のようだってことです。


相談に来られた家族が帰り際、くちにするのが「本当に安心しました。


来て良かったです」というニュアンスの言葉です。


今は月に20名ほどの新規会員が増えており、葬儀も月に10件を超えて


きましたが、葬儀は平均3日~4日掛かるので10件の施行で毎日葬儀を


しているような感覚になります。


設立から5年目経ち、少し知名度が上がり口コミが増えてきたのでしょう。


事業という観点からは喜ばしい事ですが、施行数が増えたことで忙しくなり


その反動で、支援できる地域が狭くなりつつあるのです。


以前は片道1時間程度は対応できましたが、今は片道30分が限度です。


その理由は上に書いたように、忙しい時は葬儀が3つ4つと重複している


ので1日にあちこちの家を移動することになるからです。


1ケ所が片道1時間では、往復するだけで2時間、、、用事まで含めると


最低でも所持間が3時間、、、とても3軒、4軒は無理があります。


さらに搬送依頼が入ればお手上げですから、ならば初めから葬家近隣の


葬儀屋さんに依頼されたほうが進行はスムースです。


あんしんサポートが県内各所に施設、事務所を持てばいくらでも対応は


出来ますが、そうなれば、そうなったで、大きな課題が浮上してきます。


どんな事業であっても経営する上で最大の課題である『人』の問題です。


お金は無くても事業は始められるし、あんしんサポートも資金ゼロからの


スタート、ひとつの葬儀で得たわずかな利益から、ひとつ、ひとつ、葬儀の


道具をを揃え、4年間の中で揃えられたのは、霊柩車一式だけでなく、


30名の小式場、安置室2部屋、駐車場25台を備えた、あんしん館まで


開設できたのです。


時々資金が無くて事業が始められないって人をみかけますが、この人は


お金があっても始まらないし、事業を始めてもうまくはいかないでしょう。


理由は簡単で出来ない事を物や金のせいにして、自分以外に責任転化


するタイプだからです。


事業を始めてうまくいかない時、その責任を政治や世間や、お客様の


せいにしてみたところで、業績は良くなりませんし、それは経営者の姿と


呼べないからです。 

ちと話しが脱線しつつあるので方向修正です。


良く言われる企業は人なり・・・本当にその通りだと思う。


人手を増やすのは容易なことだけど、人材を増やすのは難しいからです。


今、日常業務をたった三人で行っている最大の理由は少数精鋭により


各々の能力、思考力、向上心があがり、いつどんな時でも家族目線の


葬儀を提供できるようになる為と、3人が別々の地域事務所を統括する


ことになった時、率先垂範できるようにでもあります。


足掛5年間は、僕が走ったというより流れに乗ったまま流されてきたのが


本当のところ、、、これから、どんな流れが来るのでしょうか。 ・・・つづく


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