27日、28日の搬送で、30日公営斎場葬儀、31日あんしん館葬儀と


気が付けば1月も終わっていました。


バタバタと忙しなかった1月の葬儀で、何度か耳にした言葉があります。


葬家からは時々言われるのであまり気にとめていませんでしたが「あん


しんさんの葬儀は、いつも温かいですね」という言葉を葬儀に関わって


くれる業者さん数人から言われたのです。


聞いた瞬間、実に不思議な気がして「え!? 何処が?」と聞きます。


業者さんは葬儀本番しか知らない人達だからです。


最初の打合せから湯かん納棺の儀など諸々をずっと一緒に動いてきた


人に言われるならまだしも、2時間程度の葬儀しか知らないのに・・・


葬儀なんて何処の葬儀社でも大差ないだろうと思えたからです。


ところが「いや、全然違いますよ」と即答が返ってきました。


要約すると、多くの葬儀社は作業化しており、淡々と進行するだけなので


温もりは感じられないというのです。


あんしんサポートの葬儀も、ある程度マニュアル化はしている訳で、何が


違うのか分からないまま、葬儀の途中での話しは終わったのでした。


さらに別の葬儀で同じような事を言われ、さらにさらに月末近くの葬儀で


業者さんに言われた時、少し突っ込んで聞いてみました。  すると、、、


「会場に入ってきた家族と会場準備をしていた武井さん達が交わす言葉や


雰囲気が他社と全く違うし、普通会場では家族に分からない事があれば


司会やアシスタントに聞くけど、あんしんさんは気軽にスタッフに聞くし、


お花を入れる時の雰囲気、故人の好きだった物を入れてあげる感覚、


そして時には故人を一番慕っていた人に棺を押させる葬儀屋さんなんて


見たこともないしね」というのです。


へぇーそうなんだぁ、、、これが聞いた僕の感覚でした。


それでも他社の葬儀を全く知らない僕にとっては良く理解できません。


ただひとつだけ分かるのは、僕にとって葬儀は、慣習や、宗教者、葬儀社


さらに親戚や隣保の押し付け感覚なんてどっちでも良いと思っている事。


大切なのは葬儀を出す家族に後悔の無い、良い葬儀だったと後々の


支払いが終わってからも思えることであり、その後の墓や法事についても


何でも相談できるところがあるって心強く思って貰えれば良いって事です。


昨年、途中まで執筆した『我流葬儀の勧め』を改めて実感させられた


1月でもありました。


火葬式であれ、家族葬であれ、一般葬であれ、或いは友人葬、趣味葬の


ような、各葬儀で同じパックを使ったとても、家族の感性も違うし、、財布


事情だって違う、生きてきた環境が違えばあらゆる面が違って当然です。


だから一軒一軒の家族に合わせたお葬式の形があるべきだと考えます。


ただし我々葬儀施行をする側は、どんな状況であっても家族の意向に


沿った葬儀を行う姿勢は変わるべきではない、、、ですかね ・・・つづく


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