【11月 ・ 12月】
11月13日の消防検査を受けた翌日14日、初めての葬儀が行われた。
僕の同級生であり幼馴染みのお母さんのお葬式。 隣接市に在住をし
息を引き取った病院から、直線なら100メートルの距離に住んでいるのに
前橋のあんしん館にご安置して葬儀である。 前日は検査もあり、友引
でもあったので棺に納まったお母さんを乗せて1日ドライブをした。
故人が住んでいた家の近くに停車、ご近所さんが会いに来てくれた。
故人には沢山の姉妹がいるが、皆さん高齢で歩くのも大変な人だっている
と聞き、各家に会いに行った。 途中、お母さんが経営していたコロッケ屋
さんと同じ味のコロッケを買って帰り、家族姉妹みんなで食べた。
初めての葬儀は幼馴染・・・何とも不思議な縁のようなものを感じる。
それから、いくつかの葬儀をして年末の今、数軒の電話が入っている。
このぶんだと来年は正月も、ゆっくり出来そうにない。 でもこんな時期に
電話する家族だって気が引けるのは間違いない。 だからこそ、いつもの
ように家族目線で温かい葬儀期間を過ごせるようにしてあげたい。
【2013年】
2012年は『火葬式』『家族葬』『自宅葬』『一般葬』各パックの内容と
追加不要パック料金の設定が完了した。 いよいよ県内の人達を始めと
して皆さんに あんしんサポートの存在を知ってもらう年になった。
実は群馬だけでなく、人口の多い他県での話も出ている。 いずれに
しても今いる3名が各地域の あんしんサポートを引っ張れば最低でも
3か所は可能な訳で、そこから更に人が育てば拡大できるだろう。
今年1年を閉める今、設立から足かけ5年、ひとつ自信を持つに至った。
『あんしんサポートの存在が知られたら、間違いなく飛躍的に躍進する』
ということです。
この自信の裏付けとなったのは、あんしんサポートで葬儀された
家族からの反応ですが、今年の終わりに僕以外の2人だけで葬家を
数十軒周った時のこと、一軒として冷たい対応をされる事は無かった
と聞いています。 皆さん温かく迎えてくたそうで、中にはうちの息子に
自分の家の葬儀話を語ってくれた人も多いようです。
5年間続けてきたひとつひとつの葬儀、間違っていなかったようです。
来年からの数年間、拡大と各地域の拠点作りが始まるでしょう。
あと2年で還暦を迎える訳ですが、まだまだ隠居はできないようです。
【葬家の皆さんが育ててくれるのが・・・あんしんサポート・・・らしい】
2013年というより、設立前の立ち上がりから考えると丸5年が経った
訳で、この5年間を振り返ると僕の意思とは違う何かに動かされてきた
ように思えてならない。
5万円火葬は確かに僕自身が考えたものですが、エレベーターの無い
公営高層住宅に住む人達を始めとして、故人を自宅に連れ帰れない
家族を中心に安価な安置施設を設立するきっかけは家族の声である。
数人の家族だけでも寂しくない広さの式場も同じだ。
この先いくつかの目標が生まれているが、全て家族の声と言って良い。
僕の意思など殆ど入る余地はないのです。
更にその実現に向けて様々な流れが『やれ!』と言わんばかりだった。
また開設から今日まで、葬儀をされた家族の皆さんが応援団のように
声援し、パンフレットを配り、紹介してくれている。
その度に『今日までの動きは間違って無かったようだ』と確認もしてきた。
中には色々なアドバイスをしてくれる方もいて、今年はひとつ前進した。
事前予約者の中には独居老人もいる訳で、その人に何かあった時に
連絡が無ければ動けない。
そこで携帯用のカードを作り、持ち歩いて貰うことにした。
但し亡くなった場合だけでなく、急病の時や、認知症で徘徊した時にも
使えるような形にしたので、独居老人だけでなく会員さん全員に配布
できるようになった。
今年あんしん館が設立された事で4年前に立てた目標は全て達成。
暫く目標無く前進するものと思っていたが、早々にいくつかの目標が
生まれたのには、ちとビックリしている。
来年以降の目標は時期が来たら掲載しようと思う。
最期に・・・
今年1年間、僕のつたない文章を読んでくださった皆さまに感謝です。
皆さまが読んでくれていると思えるから、今年も1年間続けてこれた訳で
620話続いてきたのも皆さんのお蔭です。
本当にありがとうございました。
これから本格的な冬を迎え、ノロウィルス等も流行っているようですが、
どうぞお身体にご自愛され、2013年が皆様にとって幸多い、実りある
1年となりますよう祈念申し上げて今年締めのご挨拶とさせて頂きます。
皆さん、良いお年を・・・!
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『世間に通用する我流葬儀の勧め(仮題)』の下書き文章です。
これから葬儀の喪主や施主をされる方々にとって、後悔の少ない
葬儀にするお役に立てればとの思いを込めて書いています。
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