章のタイトルを改めて見ると、なんだかなぁ・・・と思いますが、


これが現実であり、日本であり、日本人気質なのでしょう。


実際の葬儀は圧倒的に仏教式葬儀が主流ではありますが、


信仰というより、昔からそうだから、墓が寺にあるからなどの理由は


聞いても、家族から信仰心を聞くなんて事は殆どありません。


信者数ではキリスト教二〇億人、イスラム教十三億人、ヒンドゥー教


九億人、仏教三億六千万人と言われ、人類最後の戦争があると


すれば宗教戦争であると、言われるほど大きな影響力を持っています。


しかし日本人の宗教意識は一部の人達を除けば非情に低い国と


言えるはずです。


本書で宗教論を語るつもりは毛頭ありませんし、どの宗教であっても


否定するつもりもありません。 


葬儀施行をする側として、依頼者の宗教観を事前に知ることは


施行する葬儀の流れをスムースにするだけでなく、余計な衝突を


避ける事にも繋がります。 


一例をあげれば、斎場での拾骨は一番多い仏式の作法、二人で


ひとつの焼骨を挟んで骨壺に入れる『橋渡し』を行う前提で斎場


担当者も拾骨作業を進めますが、他の宗教者の場合なら、


事前に斎場に知らせておく事で家族も気分を害すことなく自分達の


方法で拾骨して貰えます。 葬儀のプロとしては当たり前の事でしょう。


三大宗教と呼ばれる信仰もあれば、聞いたことの無いような宗教


だってあります。 


その全てに対応できる柔軟な姿勢を持つのが、プロの葬儀屋さん


だと言えます。 


別章でも述べましたが葬儀を施行する側は常に、無信仰で


偏りの無い言動が求められる訳です。 


依頼者がハッキリ信仰があれば全く問題ありませんが、問題なのは


『なんちゃって信仰者』への対応です。


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『世間に通用する我流葬儀の勧め(仮題)』の下書き文章です。


これから葬儀の喪主や施主をされる方々にとって、後悔の少ない


葬儀にするお役に立てればとの思いを込めて書いています。 


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