そろそろ春の声が聞こえて来そうな3月後半の早朝、入院中だった義父が


危篤と、何度目かの知らせが病院から入る。 今までにも何度か知らせが


あって一度は息をしてないと言われて病院に駆けつけるとベッドの中で寝て


いる義父の姿がある・・・今の時代、連絡が遅れて家族から非難を浴びる


ことの無いようにだろうか・・・頻繁に連絡は来るようになったが、その反面


呼ばれる家族は『またか、きっと持ち直すだろう』と、童話のオオカミ少年の


ような場面も多くなっているようだ。 その結果、最後の時は家族がいない


なんて事も良く耳にしている。 早朝に呼ばれ奥さんと息子は病院に行く。


自宅に残った僕は目が覚めてしまったので、シャワーを浴びて着替えをして


いると、うちの奥さんから義父逝去の知らせが入った。


すぐに千明に連絡を取って、ドライアイスを取りに行き事務所に到着すると


搬送準備をして出発。 隣接市の病院に到着したのは午前8時頃だった


と思う。 この病院は職員が1階までご遺体を運んでストレッチャーに乗せ


換えるのですが、一緒に降りてきたのが自分の家族や義兄弟な訳で、僕


自身もいつもと違う違和感があり、病院の人達も家族と僕の会話が馴れ


馴れしいので不思議そうな顔をしていたのが印象的でした。


葬儀の流れや内容はいつもと変わらず、僕の家に安置をしましたが、僕は


最後まで葬儀施行側に徹し、清めの席にも一度も着かずでした。


自宅に戻りドライアイスを当て安置、部屋に白幕を張り安置祭壇を設置


湯かん納棺の儀、出棺し思い出の場所を通って斎場入り、葬儀告別式、


お清め、収骨と一連の流れはいつも通りですが、ひとつだけ違っていたのは


その一部始終を見ていた中に僕の息子が居て、彼だけは家族側の視線


ではなく、仕事を行う施行側の視線で見ていたことでした。


上に書いたように内容も費用も会員さんと何も変わりません。 というよりも


これ以上、下げようのない料金設定である為、代表の僕だけでなく、3年


前に専務理事である千明の父親の葬儀の時も、皆さんと同じ料金でした。


葬儀後、息子と話しをすると「葬儀の仕事って初めてみたけど、一言で言う


なら大変だけど、遣り甲斐のある仕事って感じだね」というのです。


「ほぉ、大変だけど遣り甲斐があるとは?」 そう聞き返す僕に彼の返事は


「24時間365日の対応だし、今のあんしんサポートは体制も出来てない


から、休日もなく、夜に酒も飲めず、一旦仕事が始まれば待ったなしだし


家族にとっては大切な人の死だから、心の部分まで考えながらの対応やら


丁寧で迅速な動きとか、暗くならず、かといってふざけた印象もなくってのは


誰でもできる事じゃないな・・・って仕事を見ていて思ったよ。 だけどそれが


しっかり出来た時は、間違いなく家族からは感謝されるだろうし、仕事をして


いる人自身も遣り甲斐は感じられる仕事に思えたからさ」と笑って言います。


それを聞いた時、息子の成長と、何だかんだ言っても親子であり、考え方が


何処か似ているらしい事を教えられました。



葬儀について・・・我想う


葬儀について・・・我想う



今回の葬儀費用は下記の通りです。


【葬儀費用】

県民葬パック         372.500円(一般葬儀一式)
清め料理    33名分   76.230円
香典返礼品   258個  323.663円(25%割引)
会葬礼状    250組    21.000円(50組サービス)
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葬儀費用計         793.393円(あんしんサポート集金額)

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別途支払い
斎場使用料          32.000円(前橋市へ支払い)
斎場飲物             7.190円(斎場売店支払い)
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※ 市民の火葬は無料地域です


次回は『次世代の育成候補に息子の存在が急浮上』・・・つづく


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