長い人生には必ず浮沈がある。
しかし、努力勉強は必ず報われる。
江戸英雄
ほんとうの競争相手?
それは自分自身
ウィルマ・ルドルフ
できると思えばできる、できないと思えばできない。
これは、ゆるぎない絶対的な法則である。
パブロ・ピカソ
「武田信玄と上杉謙信の、有名な川中島の合戦の1シーンです。策士の二人の武将の銅像が立派で、思わずシャッターを切りました!」
前回、
購入する教材は、高額な通信講座ではなく、書店やネットで購入できる、「参考書」と過去問が掲載されている「問題集」の2冊です。
おそらく、いくら高くても、2冊で数千円です。
私は、全ての資格を、この参考書と問題集のセットで合格してきました。
あとは、必要に応じて、ネットから情報収集をしました。(詳しくは、後日、説明します。)
これだけで本当に十分なの?
と、思う方が少なくないと思いますが、これだけで十分です。
そもそも、これ以上の量のテキストが準備されても、仕事をしながら短期間、短時間で取得することは、物理的に不可能です。
とにかく、基本的には、この
参考書と過去問が掲載されている問題集の2冊を使用して、効率よく勉強することで、合格することができます。
ことを、説明しました。
今回は、短期間、短時間で、効率よく合格レベルまで到達する勉強方法についてお伝えします。
資格取得には、テクニックが必要です。
これは、「孫子の兵法」を踏まえた受験戦略です。
「彼を知り、己を知れば百戦して危うからじ」
まずやることは、「彼を知る」こと
つまり、試験の全容を知ることです。
次に、「己を知ること」
つまり、自身の意欲、スピード、予備知識、時間などを総合的に勘案して、現実的な計画を立てることです!
では、具体的に、説明します。
問題集又は参考書の冒頭に、 数ページで記載されているのですが、意外にも、これを読まない人がいます。
これをサッと読みます。
ポイントは、
1 試験日はいつか?
2 試験内容の範囲はどこまでか?
3 試験時間はどれくらいか?
4 試験は何問か?
5 合格基準(点数又は割合)はどれ位か?
当たり前の情報ですが、確実に合格するための勉強計画を立てる上で、欠かすことのできない情報です。
この情報を軽んじることがあっては、試験で戦うことは不可能です。
次に、問題集をザッと見て、
1 何ページ、何問あるか?
2 分野はどのような構成になっているか?
を、押さえます。
これをしっかり押さえて、勉強のスケジュールを立てます。
そして、短期間、短時間で合格レベルまで到達するために、大切なことは、
資格の勉強は、参考書ではなく、問題集から取り掛かることです。
理由は、次回以降説明していきます。
試験日から逆算して、少し余裕を持った計画を立てます。
試験の難易度にもよりますが、仮に、試験日から6ヶ月あるとした場合、まず半分の期間の3ヶ月で計画を立てます。
次に、問題集のページ数を見て、仮に、600ページあったとしたら、半分の期間の3ヶ月で全問を一通り解くことを想定し、1日約7ページ、つまり、1ヶ月で、約200ページ解く計算です。
比較的、難易度の低めの資格であれば、個人差はありますが、試験日まで3ヶ月計画でも合格可能です。
問題集のページも少なく、また、1問の解答に費やす時間も少なく済みますので、半分の期間の1ヶ月半で、全問を一通り解くことが可能です。
ここでのポイントは、計画は、意欲が高い序盤戦で、一気に、短期間で試験問題の全体像をつかむことが大切です。
まさに、ロケットスタートを切ることが重要です。
私の経験上、一日7ページは、かなり余裕のある計画になります。
おそらく、問題数では、一日、3問から4問ぐらいです。
できれば、6問から10問解けると、試験本番に直結したものになります。
一日最低これ位は解かないと、本番で数時間考えるための体力・脳力が付かないので、頑張りましょう。
ですが、途中で続かなくなるような無理な計画を立てる必要はありません。
自身の意欲、スピード、予備知識、時間などを総合的に勘案して、現実的な計画を立てましょう。
そして、問題集を使って一巡目の勉強をする際に、押さえるポイントは、
1 問題の傾向をつかむこと
2 自分の現在の学力を把握すること
3 得意分野と苦手分野を見極めること
この3点になります。
詳しくは、次回以降説明します。
知識が全く無い中で問題集を解いても意味がないと考えがちですが、実は、最初から正解する必要はなく、どんな問題が出るのかという、「彼を知る」ことが、合格に向けてのスピードアップにつながるのです。
試験で、どのような問題が出るのか、これをいち早く知ることにより、自分に合った戦略を立てることができるのです。
基本的な、戦略を伝えます!!
1 問題集一巡目は、1問ごとに、一読して自分なりの解答を短時間で出した後に、直ぐに答えを見ながら、解いていきましょう。
全く知識がない中で解きますので、勘で解く状況もありますが、実はこの勘も重要です。
理由は、次回以降説明していきます。
お勧めしたユーキャンの問題集なら、1問ごとに、解答の詳しい解説が書かれています。
この、「解答の解説」をしっかり読むことが大事です。
つまり、5肢択一問題なら、なぜこの選択肢は正解なのか?
この選択肢のどの箇所が不正解なのか?
について理解していきます。
ですから、一巡目は、解答に時間を掛けずに、なぜ、どこが正解で、どの箇所が不正解なのかを理解することに時間をかけるのです。
この作業により、本番の試験に直結した知識をストレートに吸収することができます。
ですから、参考書は、問題の解説ではわからないことについて辞書代わりに使うだけですみます。
2 問題集は、前半、中盤、後半に分けて解くことが大事です。
つまり、全50問の場合は、第1問、第2問を解いたら、次は、分野のきりのいい場所で全体の真ん中辺りに当たる問題である25問、26問を解き、次に、後半の40問、41問を解くといった感じに進めるのです。
それは、頭から順に解いていくと、途中で勉強が続かなくなる可能性が高く、この方法であれば、気付いたときには、全て終わっているという状況になりやすいからです。
もう一つは、記憶の性質の関係で、この方が効果的、効率的だからです。
そして、出題の全体像や傾向がつかみ易く、本番の解法にも直結するからです。
詳しくは、次回以降説明します。
参考書は、辞書代わりにする程度で、問題集の解答の説明文を、読むことで十分です。
そして、
3 やる必要のないことは、「ノートにまとめる」作業です。
これが、やりがちな非効率な勉強の最たる例です。
もちろん、時間に十分な余裕があり、性格上、一番あっている方もいますので否定はしませんが、短期間、短時間で合格するには、合理的ではありません。
参考書は、プロが知識を体系的にまとめたものですから、同じまとめ作業をする必要は全くありません。
その分の時間は、記憶への集中に費やしましょう。
最終的に、問題集は、3回繰り返す方法になります。
3回目は、個人差がありますが、半分以下の問題数を解くだけになります。
また、繰り返すことで、1巡目より、2巡目の方がスピードが上がり、3 巡目はさらにスピードが上がり、かつ、解く問題数も減ります。
まとめます!
1 試験日、試験内容の範囲、試験時間、試験問題数、合格基準(点数又は割合)など、試験の全容を知る!
2 問題集から勉強を進める!
3 問題集一巡目に
①問題の傾向をつかむこと
②自分の現在の学力を把握すること
③得意分野と苦手分野を見極めること
4 問題集一巡目は、1問ごとに、自分なりの解答を短時間で出した後に、直ぐに答えを見ながら解く。
5 問題集は、前半、中盤、後半に分けて解く。
6 ノートにまとめる作業はしない。
今回は、以上ですが、とにかく、まず着手することが大事です!
そして、今回説明した方法を試してみて下さい。
間違いなく、この方法の良さが理解できると思います。
今回は、主要な内容を、大まかに説明しました。
お伝えできなかった、さらに詳しい内容は、次回以降説明していきます。
問題集の一巡目は、とても大事です。
重要なポイントがありますので、次回以降、補足します。
次回を、お楽しみに!