林先生も、テレビで引用していた結婚・離婚・再婚        に関する格言 !! ニコニコ照れ爆笑

 

人間は判断力の欠如によって結婚し、

 忍耐力の欠如によって離婚し、

 記憶力の欠如によって再婚する。
      アルマン・サラクルー

 

 「これって、ひどくない?」えー

 

 「 愛情を、軽視してない?」プンプン

 

 

 実は、

 

 かなり、核心をついた言葉です びっくり



 言わば、恋愛、結婚や夫婦生活は、


人生においてとても重要なことだけに、


盲目的になり、冷静さを失わせるもの


であることを示しています。


 

 詳しくその理由を、


 見ていきましょう!! ウインク

 

 


<神秘的な景色で、思わずシャッターをきりました。夕日がきれいですねぇ!>

 



上記の格言は


  結婚も離婚も、そして再婚も、

 

 冷静を欠いた状態でなされる


 ことを示しています。

 

 すなわち、多くの場合


 「一時的な感情」

 

 「勢い」

 

によって、決断されていることを


示唆するものです。

 

 

 恋愛感情が高まり、ラブ

 

 あまり深く後先のことを考えずに、

 

「愛情があれば大丈夫」ラブ

 

「この人となら、何でも乗り越えられる」チュー

 

などと、突っ走る

 

 「勢い」があるから、結婚ができるのです。

 

ですが、

 

 この「判断力が欠如」した、盲目的な恋愛状態が決して悪いわけではありません。

 

このような、冷静な判断力を欠くような、

 

   燃えるような


  「一時的な感情」


 「勢い」がなければ、

 

 決断ができず、


 怖くて

 

 「結婚」は


 できなくなります。

   爆笑

 

 もともと「赤の他人」ですから、

 

 その先、何十年も仲良く一緒に過ごすことができる相手として、

 

 短時間・短期間で決めるのは非常に難しく、

 

 不確定な未来に向けて、それを見通すことなど、誰でも不可能です。

  

 

そして、離婚もしかりです。

 

 

 

 離婚も、


「勢い」がなければ、

 

 できません。

 


ですから、

 

  


     裏を返せば

 

離婚は


「勢い」で決断しては


いけないのです。



 

 前回の「単身赴任のプロ(その9:離婚しない方法(危機期part1))」で説明したように、色々と離婚後のことを深く考えれば、デメリットも多く、


 とにかく、「離婚は、結婚の3倍のエネルギーを要する」と言われるように、付随する手続きがとても面倒なので、



離婚だけは、「決断を先延ばしにする!」


 

ことが、大切です。照れ

 

これによって、離婚を回避することができます。

 

そして、もう一つ重要なのは、


 

 

「今現在の相手と出会い、そして結婚しようと決断し、結婚生活をある一定期間過ごした」

という事実は、

 

かなり「奇跡に近い」確率であることを、再確認する必要があります。

 

言わば、結婚生活が良くも悪くも、

 

「人生において、運命的な出会い」

 

と言え、

 

「かけがいのない時間である」

 

ことに間違いはないのです。

 

 

 さらに、もう一つ確実に言えることは、



 「今の配偶者より、


自分の好みの人に巡り合う


可能性は、


確率的に極めて低い」


 

ということです。

 

 これは、ある数学者が、その確率を導き出していますので、次回以降、説明します。

 

離婚を決断するときに、

 

「今度は、もっと素敵な人と出会える」

 

「次は、私のことをわかってくれる優しい人に出会える」

 

などと考えが頭によぎりますが、

 

また、前回の結婚と同じように、

 

「判断力の欠如」の中で、

 

「勢い」がなければ、再婚はできません。

 

 まさに、前回の結婚生活で経験したその苦労と困難さについて、「記憶力の欠如」によって忘れなければ、できないことだと考えます。

 

 

新たな出会いがあったとしても、その相手との将来も不確定であり、

 

「今度は、絶対に大丈夫」とは、誰にも言えないからです。

 

 

 ですから、今の相手と、再スタートを切るつもりで、互いに修復しながら、よりよい夫婦生活や家庭生活を作り上げていく方が、理にかなっています。

 

 このような理由から、私は、「離婚しない方法」を説明しているのです。

 

  


 ※ただし、既に離婚を経験している方を否定する意図は全くありません。

 


 離婚した方がいい場合も、もちろんあります。

 

 離婚の決断は、とても勇気のいることであり、結果として、それが良い選択である場合も多々ありますので、誤解のないようにお願いします。



 

 さて、

 

 「もうこれ以上一緒にいたくない」 と感じる時(危機レベル2)があるでしょう。

 

 そんな時は、「一時的に別居する」ことが有効です。


 

※ただし、別居する前に、


必ず、


その目的と約束を確認することです。(これについては、後述します。)

 喧嘩別れの、捨て台詞で、「もう、出ていく!!」といった別居は、避けなくてはいけません。

 タイミングも、大切です。

 

 別居は、「一時的な感情」や「勢い」で、離婚に至る行動を回避するための、最終手段であり、お互いの「クールダウン」の時間です。



私の場合は、単身赴任でしたので、このような時は、ある意味、恵まれていました。

 

 別居は、決してネガティブに捉えず、関係改善のための建設的なものと考えることが大切です。

 

ホテルなどに宿泊するのもいいですが、

 

可能であれば、周囲の理解を得て、実家に帰るのも、経済的なことを考えても賢明な方法だと考えます。

 

 それも難しい場合は、部屋を別々にして、互いに干渉しないというルールを作って行う方法もあります。

 食事やお風呂、その他の共同生活で必要なことがあるので、これも、紙に書いてルールを決めるなどして、工夫をしてみてください。

 

 また、別居において特に有効なのは、


周囲の意見を聞く機会にもなり、冷静に、客観視する機会にもなります。

 

 別居の期間は、ケースバイケースですが、相手に対して、わずかでも「好き」、「感謝」、「寂しい」、「会いたい」などの感情が戻ってくるまでが目安の時間と考えましょう。

 

そして、ここで大切なのは、

 

 


 ある一定の期間、

距離を置いた後、

相手が、歩み寄ってきたら、


 必ず、

 「許す」

ということです。

 

 意地を張っては絶対にいけません。




「許す」のも「勢い」が必要です。

 

機を逸しては絶対にいけません。

 

所詮は、赤の他人ですから、「完全に分かり合えるまで」、などと考えてはいけません。

 

表面的であっても、互いの気に入らないところを完全に直すことができなくても、

 

「形式的に和解する」

 

ことが、大切なのです。


 形式的というのは、完全に納得できなくても、今後の互いの努力を期待して、和解するという意味です。

 

 

 そして、少しでも「好き」「感謝」という感情が残っていたならば、多少の相手の悪いところは目をつぶりましょう。

 

 相手に限らず、自分も含めて、お互いに至らないことばかりだと考えた方がいいのです。


そして、


 

 

 「別居する前にその目的と約束を明確にする」ことを前述しましたが、次のことを念頭に入れて下さい。


1  お互いに関係を修復するために、距離を開ける時間であること。


2 別居中に、離婚届を書かないこと。


3 どちらかが連絡したら、必ず会話をすること。

 

 

 これらについて、紙に書いて、お互いに持ち合いましょう。


 

もう、お気付きの方もいると思いますが、このような共同作業を通して、すでに、「クールダウン」が始まっているのです。


 これらのルールを提案し、一緒に考える行為自体に、互いを冷静にさせ、事態を客観視させる機会と時間を与える効果があるのです。


 また、途中で、「面倒だから、別居はやめる」となる場合もあります。


 離婚は、「忍耐力の欠如」により、「一時的な感情」「勢い」でなされることが多いので、とにかく、先延ばしが必要なのです。


 そして、

  

    

円満な夫婦生活を続ける秘訣は「けんかと形式的和解」の繰り返しを、ずっと続ける忍耐力を持つことなのです。



 恥ずかしながら、私も、この繰り返しをずっと続け、現在に至っています。てへぺろ

 


 不思議と、こうした困難を乗り越えることによって、愛情が深まっていく感じがしていますが、おねがい


実際のところ、妻はどのように感じているかはわかりません。びっくり


 


  

 夫婦は所詮、もともとは、赤の他人です。

 これを間違えてはいけません。


 完全に分かり合えることを望んだり、相手が自分の思い通りに変わることを要求したりしてはいけません。

 

 ある程度のところで、手打ちをする、その感覚が大切です。

 

 そして、その赤の他人同士が、奇跡的に出会い、結婚し、家庭生活を送ったという天文学的確率の特別な状態を、再確認することです。

 



 

さて、これでも、

 

「顔を見るのもいやだ」

 

「絶対に許せない」

 

「離婚届を書く!」

 

という状況、

 

「危機期レベル3(最高レベル)」の場合については、次回以降お伝えします。

 

 


 

 

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