セブン&アイ・ホールディングスが、米国のコンビニエンスストア運営会社の買収を決めたことがわかった。買収提示額は約210億ドル(約2兆2000億円)とされる。今年2月に独占交渉権を獲得したが、価格が折り合えず断念した案件だ。

 買収を決めたのは、米石油精製大手マラソン・ペトロリアム傘下のスピードウェイで、ガソリンスタンド併設型コンビニを米国で約4000店展開している。国内市場の拡大が見込みづらい中で、セブン&アイは海外展開を強化したい考えだ。

 2月にも独占交渉権を獲得したが、価格が障害になり、交渉はまとまらなかった。