2020年 7月19日 日曜日 晴れ

 

 我が家には三匹の猫が居る。

その三匹は、16歳のフーを筆頭に、11歳のリン、そして9歳になるネロである。

それぞれ我が家にやってきた事情は異なるが、

いまは、兄弟猫のような仲の良さをみせている。

 

 しかし、この三匹にはそれぞれ他の猫には見られない、

ひとつの流儀がある。

 

 今回はこの中でも筆頭と思える仕草を紹介したいと思う。

それは、これ

 

 

生後二か月と思える猫(フー)が我が家にやってきたのは

2004年だったと思う。

そして年と共に「猫散歩」なるものを覚えた。

その度に行うのが写真に見られる「蛇口飲み」である。

 

「猫と水」は切っても切れない縁がある。

食後は勿論、時あるごとに水飲み場(置き水)に向かう。

 

 ただ、このフーはちょっと違う。

ある頃から真冬でも蛇口からの水を欲しがるようになった。

 

のどが渇くたびに声をあげて呼ぶ。

その声がお腹が空いたとき同じトーンなので、傍に行ってフーの動きを見ないと、

それがどちらの事なのか分からない。

 

 お風呂場に向かえば、蛇口を開けてとなる。

そして、

飲み終えて満足し、くびきを返すまで、

傍についていて蛇口を閉めねばならない。

 

途中で、もういいだろうと、蛇口を締めようなモノなら、

頑として動かず、不満顔。

仕方なしに再度コックを開いて満足するまで付き合うことになる。

 

 

 *この写真は2011年用、ペットフードメーカーの「アイシア」の猫カレンダーに採用されたもの