今年の大相撲夏場所について

感想を書きたいと思います

優勝したのは 大の里でした
幕下付出での初土俵から1年
7場所での初優勝
もちろんそのスピード出世や大器の片鱗を
見せてきたその力はすごかったですが、
ついに優勝までいきましたね
途中 後ろに下がる相撲もありましたが、
持ち直して前に出る圧力をかける取組が増えて
良かったです
ここ数場所も優勝争いに絡んではいましたから、
経験も積んでいましたからね
新小結で序盤に横綱大関との取組が
多く組まれた中でも、
どちらが上位か分からない圧倒ぶりでした
豊昇龍を苦手にしている節があるので、
そこを克服していけたら、
すぐにでも大関に上がれると思います
石川県出身という事で、
元日に起きた能登半島地震の影響が残る
石川県の多くの皆さんに希望を与えれた
優勝になったと思います

琴櫻
大関2場所目で 琴ノ若 から改名した 琴櫻
落ち着いた取り口で、優勝争いに最後まで
顔を出しました
ここぞの一番で勝てなかったのがもどかしいですね...
毎場所 優勝争いに絡む安定感は出てるので、
あと1歩で優勝できれば、自然ともう1つ上の地位を
目指していけるのではないでしょうか

豊昇龍
最初 連敗した時は、
周りの大関や横綱とともに、
ズルズルと負け越してしまうのかと思いましたが、
なんやかんやでしっかり2桁勝つんですから、
さすがだなって思います
取りこぼしがなければ...とも思いますけどね

阿炎
久しぶりに関脇に戻ってきて、
千秋楽まで優勝に絡みました
立ち合いで押してくるか動いてくるか
相手が判断に迷う中で、自分の思ったように
相撲を取れていたと思います
気づいたら大勝ちして、優勝争いに絡んでいて
最後の最後に自力優勝どうこうで
鍵を握る存在になりましたね

湘南乃海
中盤の途中で優勝争いの先頭になって、
この場所で存在感を示しました
優勝争いに絡む中で、上位の力士と取組が組まれて
力の差を見せつけられてしまいました
持っている身体を見れば、
上位に定着できる器はあるはずです
これからさらに上位でもまれて、
より力をつけて欲しいです

欧勝馬
この数場所 新入幕の力士の活躍が目立っていますが、
この場所は欧勝馬 がその1人となりました
序盤から中盤にかけて勝ち星を積み重ねて、
早くに勝ち越しを決めました
少なくとも 幕内の前半では自分の動きが
できていたと思います
終盤は優勝争いの中で、上位との取組が組まれて
力の差を感じた日々だったかもしれません

大栄翔
前頭に下がっての場所でしたが、
序盤から中盤にかけての
押し相撲で圧倒する一番は、
大栄翔 らしさが出ていたかなと思います
もう一度三役に上がって、
大関を目指してもらわないとです

初日から 横綱 大関が総崩れという
本当に番付の差があるのかなと
思ってしまう場所の始まりになりました

2日目で 照ノ富士 と 貴景勝が休場となりました
初日の相撲を見て、万全な状態ではないんだろうと
感じはしましたが、一気に横綱大関2人が休むのは
印象としては良くない気がします

7日目には 霧島 が休場となりました
角番での休場となりますから、
来場所は関脇に陥落して、
大関復帰を目指す場所になります
明らかに 霧島 の相撲勘の良さが消えてます
このままズルズル落ち目に ならないように
10勝してすぐ大関に戻ってもらいたいです

宇良
初日から連勝していたので、
このまま優勝争いを引っ張っていくと思っていたら、
なんとなんとの連敗続きで負け越しと
なってしまいました
一体何が変わってしまったのか
流れが1つ変わる事の怖さを感じる
宇良の夏場所になったかなと

時疾風
欧勝馬とともに新入幕だった時疾風
残念ながら負け越しとはなりました
時疾風のスピード感溢れる相撲は
出せていたと思います
後は幕内の力強い立ち合いに
慣れていけるかどうかでしょうかね

十両は 若隆景が優勝を決めました
15日間の土俵に再び慣れてきたら、
若隆景の強さは 十両では無双できますね
14勝 さすがに格の違いを見せてきました
他の幕内上位経験者も圧倒してましたし、
危なげない相撲でした

遠藤
今場所は 本来の遠藤の
落ち着いた取り口が見れました
終盤 優勝争いに絡む一番で、
惜しくも負けてしまう場面がありました
それでも ここ最近の遠藤の中では
身体が動いていましたね

阿武剋
今場所の新十両の中で
最も活躍したのが阿武剋です
幕下付出で入門した学生時代の実力は、
十両では壁はなかったですね
まだ荒削りな面もありますから、
伸び代は充分あります

幕内も十両も入門して間もない力士の
活躍が目立つようになりました
新しい世代の台頭は面白くもありつつ、
今まで何年も角界で稽古に励んできた
力士の皆さんの奮起も促したいです