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台湾にて総統選挙が行われました
アメリカで例えるなら大統領選挙のようなものですね

これまでの民進党政権の継続を望むのか
8年ぶりの政権交代で国民党政権を望むのか
はたまた、新しく台頭してきた民衆党に望みを託すのか

結果としては、民進党候補の 頼清徳 氏が勝ったので
これまでと変わらず民進党政権が継続します
大きな争点とされていた中国との向き合い方も
民進党政権が継続する訳ですから、
一定の距離を置いて、関係を留めるスタンスが
継続されていくのかなと思います

ただ 同じくして行われた台湾の議会選挙で
民進党が過半数に届いていないので、
今までのように自由にアメリカとの関係を強化したり、
防衛装備品を買ったりするのはできないかもしれません

国民党の候補や 民衆党の候補が敗れたのは、
同じように中国との関係を重視するスタンスで、
票が割れたんだと思います
でも、中国との関係以外で政策や考えが一致してないのなら、統一候補にはできないですが

それでも 前回の総統選挙の時よりは、
野党の候補に票は入っている感じはします
特に若い人の票は 民衆党の候補にいっているようなので、今の民進党の政治手法の全てが上手くいっているという事ではないんでしょうね

この総統選挙の選挙期間中も
虚偽の広告や世論調査などを使って
選挙妨害のような行動が見られました
中国からの妨害という確かな証拠はないものの、
選挙の結果を中国の良いようにしたいがために
何かしら裏工作はしたんだろうなとは思ってます

個人的には 今の台湾が中国に近寄りすぎない関係を
維持してくれたら良いかなと思います
中国に近寄って、東アジアの防衛の勢力の関係が、
中国寄りに変わっていくのは良くないですからね
逆にアメリカに近寄って、中国を刺激して
中国が武力行使を現実に行っていくのは避けないといけません
武力による現状変更は断じて認めません
ロシアがウクライナに侵攻している事を、
台湾で認めてはいけません

日本と台湾の関係は
民進党の政治が続く訳ですから、
そこまで大きく変化する事はないでしょう
台湾の半導体産業が、日本にさらに進出してくれるように、どんどん働きかけて欲しいです

頼清徳 総統が就任してすぐに、
中国が台湾周辺の海域で 軍事演習を行っていました
自分達(中国)の「台湾は中国の一部」という主張は
絶対だというメッセージを国内外に示したかったんだろうと思います

だとしても、周辺国に対して威圧的な立場を示すような発信の仕方をするのは、中国にとって愚策ではと思うんですがね