スポーツ振り返りシリーズ
今回は今年の箱根駅伝の往路の感想を書きたいと思います
元日に能登地方での大地震が発生して
開催するのかどうか判断する場面に なりましたが、
学生の走りで何か想いを伝える事ができれば
開催に踏み切りました
開催の判断は間違ってなかったと思います
東京 や 箱根で何か被害が出ていれば考えていたかもしれませんが

往路優勝を果たしたのは 青山学院大学でした
往路新記録 初めての5時間20分切り
2区 黒田朝日(2年) 3区 太田蒼生(3年) 4区 佐藤一世(4年)
3区間での区間賞
1区でも 独走しそうな駒澤大学に付いて行こうという姿勢が見えました
絶対に駒澤大学に負けない 勝つんだという気持ちが
全区間で走った選手から伝わってきました
黒田と太田の区間賞も日本人最高記録並の記録ですから、とてつもないです
前を行っていた駒澤大学をしっかり追いかけ追いついて
突き放した 黒田からの駅伝の流れがとても素晴らしかったです
5区 若林宏樹(3年)も区間新記録(当時)を出しました
みんながそれぞれの力を発揮した走りでした

駒澤の2年連続三冠にまず往路で待ったをかけました
復路にも有力な選手を残しています
タイム差も大きいですし総合優勝も夢ではないですね

2位 駒澤大学
1区 篠原倖太朗(3年) 2区 鈴木芽吹(4年) 3区 佐藤圭汰(2年)
前半区間の選手の走りは決して悪くなかったです
2年連続三冠に向けて順調に襷を繋いでいました
駒澤大学以上に青山学院大学の走りが物凄かった
それが全てだと思います
3区でこの1年間で初めて追いかける展開になってから
微妙に歯車が狂ったかもしれません
それでも区間1桁順位では走ってます
往路新記録という事で、去年の駒澤大学の記録は越えてるんです 頑張ってはいたんですけどね

3位 城西大学
区間配置を見た段階で滑り出しが上手くいったら
そのまま上位で走っていけそうな感じでした
1区で好位置で繋げて
実力を持った 2区 斎藤将也(2年) 3区 キムタイ(2年)も
しっかり走り切りました
5区 山本唯翔(4年)の区間新記録も素晴らしかったです
今年度の駅伝シーズンを大きく盛り上げた力を
往路でも見せつけましたね
大学の往路の最高順位を更新して素晴らしいです

他の大学は想定以上にいった所と
想定外だった所 それぞれにあったと思います

⚫東洋大学
最初は優勝争いにも名前が上がってこなかったんですが、2区以降はどこかの大学と前の順位へと上げていった感じでした
流れに乗れた駅伝になったと思います
さすが出場校の中で最長期間シードを取り続けている
調整力の高さですね 

⚫早稲田大学
2区では 山口智規(2年)がOBの渡辺康幸さんが持っていた、異次元の記録を更新したという事で、その意味では大学として素晴らしい駅伝にできたのではと思います
5区では 工藤慎作(1年)が順位を上げましたし、下級生の活躍が光りましたね

⚫大東文化大学
区間順位としては10番前後でしたが、
最後5区で「山の大東」を体現する力強い走りで、
シード圏内に押し上げました
この勢いで復路も走れそうな気がします

⚫國學院大學
1区 伊地知賢造(4年)が最後に失速してのスタートになったのが想定外でしたね
それでも2区 平林清澄(3年)で順位を押し上げて
各区間で上位でレースを展開できたのは、元々の國學院大學の実力は示せたのではと思います

⚫中央大学
1区での大ブレーキが最後まで響いた印象です
力のあるはずの吉居大和(4年)や中野翔太(4年)も
本来の実力を発揮できたとは言いづらいです
最後の調整の時に体調不良の選手が多かったという話もあるので、それが響いたのかもしれません

青山学院大学が往路新記録のスピードで走ったので、
10分以上の差で往路フィニッシュした大学がたくさんあります
復路を1位の青学がスタートして、10分後に一斉にスタートします
10何校かが見た目では分からない差がある中で
復路を走ります
シード権をかけた争いもかなり激しくなる事が予想されるので要注目です

往路で走るだろうと思っていた各大学のエースクラスの選手が、まだ復路に残っていますから その選手達の走りも注目したいです

100回の記念大会という事で、かなり前のブログでも書きましたが、今回の箱根駅伝は関東の大学だけではなく、全国の大学に出場できる権利を解放した大会となりました
それに関しての感想はそのブログで書いたので深くは書きませんが…
結果的に、関東以外の大学が出場権を手にする事はできませんでした
実力で走った結果なので、それ以上も以下もないですけども