スポーツ振り返りシリーズ
今回は元日にあったニューイヤー駅伝についてです

今回から区間配置のルールや、区間距離が変更になりました
⚫今までの2区 と 3区 を合体させて 新しい2区にする
⚫新3区の距離が伸びた
⚫外国人選手の起用できるのが新しい4区だけになる
⚫踏切を通るルートを見直した

大きく見直しがなされましたね
どこが日本人エース区間になるのか、どこが外国人選手を起用できる区間になるのか、
それによって、駅伝の流れって結構変わってくると思うんです
新しい2区は 区間距離が伸びたので、力のある選手 特にチームのエース級の選手が起用される事が多くなると思います
そこで流れを掴めるかどうかですよね

新しい4区が外国人選手を起用できる事になって、つまりは中間の区間である程度の秒差が付いた状況での投入となるので、今までとはまた違った流れができるのかもしれませんね
4区の強い風に立ち向かうのが外国人選手中心になりました
外国人選手も風を経験している人はそんなにいないですから、苦戦する選手もいたと思います

その中で優勝したのはトヨタ自動車でした
今回で引退する 大石港与が1区で流れを作ると
2区 太田智樹 3区 田澤廉 で確実なものにしました
太田智樹 が去年の好成績をそのまま持続したような素晴らしい走りでした
4区の外国人選手が起用できる区間までにある程度の貯金を作れて、5区 田中秀幸 6区 西山雄介 で連続区間賞
良い流れで駅伝ができましたね
優勝候補に名前が上がりつつ、届かないというのがここ数年続いていたので、今年の優勝で今後さらに強さを増していきそうな予感がします

2位 Honda
3連覇を狙いました
駅伝の内容としては決して悪くはなかったと思います
ただ連覇していた時のような、超爆発して流れを持ってくるというのも なかったです
他のチームに比べたら充分な結果だとは思いますが、
連覇の味を知っていると 2位であっても悔しさの方が大きいでしょうね

3位 旭化成
1区の 高卒ルーキー長島幸宝が転倒でのケガで出遅れながら、後の区間でちゃんとカバーしてくるのが強いです
大黒柱の 大六野 や 市田孝、大卒ルーキーの葛西潤
1万mの実力者 相澤晃
日本人選手だけで編成しても上位に食い込める
伝統チームの底力ですね

開始前に優勝候補の1つで名前が上がっていた
富士通ですが、なかなか波に乗り切れない展開になりました
塩尻和也 中村匠吾…世界を相手に戦える走者も揃えてはいたんですが苦戦しましたね

区間の距離変更があった中で、
ごぼう抜き記録も注目されました
古賀淳紫(安川電機)や菊池駿弥(中国電力)のごぼう抜きは、その後のチームの走りに勢いをもたらしました

先述した
トヨタ自動車の 太田智樹が2区で区間賞を獲得したんですが、1組では弟の太田和希(ヤクルト)が区間賞を獲得しました
別のチームではありますが、兄弟で区間賞を獲得するって、特に親御さんにとってはこんな喜ばしい事はないですよね

兄弟という点では東洋大学時代に駅伝ファンを沸かせた
設楽兄弟が大学以来に同じチーム(西鉄)になって、今回襷を繋ぎました
結果としては不本意だったかもしれませんが、設楽兄弟の姿を見て、西鉄が強くなっていく所を見たいなと思います

大卒ルーキーの鮮烈デビューもありました
田澤廉(トヨタ自動車)は区間賞は取れませんでしたが、
チームを優勝に導く力強い走りを見せました

近藤幸太郎(SGホールディングス)もエース区間の2区でチームの順位を大きく押し上げる素晴らしい走りを見せました

Y・ヴィンセント(Honda)や岸本大紀(GMOインターネットグループ)もその力の片鱗を見せました

NTT西日本の久しぶりの入賞
最後 三菱重工の意地の上位入賞
ひらまつ病院 や 埼玉医科大学Gの過去最高順位など
今年のニューイヤー駅伝も多くのトピックがあって
とても面白かったです

増田明美さんの 還暦お祝いがちょいちょい入るのも面白かったです(笑)