先日 2022年シーズンが終了したという事で、
阪神タイガースにとっては、この4年間続いてきた
矢野監督の時代が終了したという事になります

4年間で今年は負け越しで終わりましたが、去年までの3年間は、貯金を作ってシーズンをフィニッシュしてますし、何だかんだ最後を良い形でまとめてくるのはすごかったです

その1年事に色々とドラマと言いますか、シーズンの流れとして色々ありましたね

2019年はシーズンの最後、CS進出へ向けて1つも負けられない状況から6連勝するという、パワプロの再現モードでも難しい事をやってのけました
その当時は1試合ごとに経過を見るのが怖かったですが、6連勝で締めた時の喜びはすごかったです
その間にメッセンジャーの引退登板や、相手ではありますが大野雄大(中日)の最優秀防御率確定降板など、ドラマがあって素晴らしかったです

2020年はコロナのせいで開幕が遅れたんですが、東京ドームで3タテを食らって、その後もビジターで全然勝てなくて、どうなるんだろうとは思いました
打順を組み替えたりしながら戦っていき、
最終的には2位になりました
CSがなかったので、下克上はできませんでしたが、このシーズンは大山が中軸として独り立ちしていった年だったと思います

コロナ禍での選手の離脱は2020年以降、苦しむ事が多くなりましたね
まぁコロナ禍に関しては、他のチームにも影響してますからあまり負けが混む言い訳にはできませんけどね

2021年は開幕から好調で、シーズンの最後の最後まで優勝争いをしましたね
ルーキーだった佐藤輝明 や 伊藤将司 中野拓夢の躍動
若手の選手も何人か頑張ってくれました
佐藤輝明の1試合3HRや中野拓夢の新人盗塁王…
印象的な活躍をした選手がたくさんいました

2020年と2021年は守護神としてスアレスが君臨してまして、9回は安心して見ていられました
過去のクローザーと比べてもスアレスの無双投球は圧巻でしたよね

2022年
キャンプイン直前に、矢野監督が今季での退任を宣言するというまさかのスタートとなりました
その事については2月に書いたので深くは書きませんが、賛否両論出ましたよね
開幕から9連敗 1つ勝っての6連敗
勝率 063…
こんな滑り出し だったので、退任なんて言うからだとか結構叩かれてたような記憶があります
それでも途中解任しなかった、フロントの腰を据えた我慢は今となっては英断でしたね
この時はほとんどの阪神ファンがシーズンの最下位を覚悟してたと思います
そこからの驚異的な追い上げ
交流戦勝ち越し 前半終了での借金完済
最終的なAクラス CSファイナルステージまで行く
4月の試合を見ていたらこんな番狂わせ 大まくりができるなんて想像できませんでした

矢野政権で積み上げてきた、チームとして最後まで諦めない姿勢が華開いたと言いますか、集大成として体現されたんだと思います
暗黒時代の阪神だったら、そのままズルズル行って最下位になっていたでしょう

矢野政権が見せてきた「俺たちの野球」
走塁の面では大きな進歩が見られた4年間でした
矢野監督の4年間は ずっと阪神の選手が盗塁王を獲得しましたし、それまでの阪神にはなかった足でかき回して点を取る野球が見れたのは 気持ちが良かったです

投手起用も先発 リリーフともに成績が安定していった4年間でした
ベテラン頼みだった選手層を若返らせた功績はとても大きいです
選手の入れ替えといいますか、今までの功績の大きい選手達の退団の話はよく聞いたので、そういう寂しさはありましたが、ここ数年のドラフトでの指名と、現場での起用の意図も噛み合っていて、ルーキーや早くして芽が出てきてくれそうな選手も昔より多かったです

1つ改善しなかった点を書くならエラーの数ですかね
試合数の違いはありますが、ずっとエラーの数はリーグで多い方の数になっていたので、記録に残らない部分も含めて、そこがもう少し少なくなっていたら、成績も良くなっていたのかなとは思います
特に現在の先発投手陣の投球スタイルは、打たせて取るタイプが多いので、守備がより重要になってきますからね
1つのエラーや併殺の取りこぼしが流れを変えてしまいます

矢野政権の4年間のドラマチックな展開
連敗や調子の悪い時はあったにせよ、とても楽しかったです
ワクワクする野球をたくさん見せてくれて、将来に希望が持てる日々でした
優勝 そして日本一 は次の監督やこれからの阪神に託されます

矢野監督
2軍監督1年 1軍4年 本当にお疲れ様でした
そして ありがとうございました!