

ステマってなんのこと?
「ステマ」とは、ステルスマーケティングの略。
広告だと伝えずに広告する手法のこと。
お金やプレゼントなどの対価を渡したり、お願いして書いてもらった広告(SNSやブログ記事など含む)なのに、それを隠して広告するとステマ規制に該当する恐れがあります。
広告とは
「商品や役務(サービス)の情報を正しく消費者に伝える」ものです。
消費者が、商品や役務(サービス)をしっかり吟味して選べるように「これは、広告ですよ」と伝えなければいけません。
対象になるもの
「うちのお店は広告使ってないんだよね」
ちょっとストップ!!
広告とは、新聞やチラシだけでなく、ブログなどSNSも含みます。
広告となる対象のものはたくさんありますが、お店のLINEやインスタグラム、DMなど何気なく使っているものも広告なのです
ステマ規制の中でも、気をつけたいのが次の例。
とくに気をつけたいもの
①タダで商品をもらったからSNSに載せた
②仲良しの先生に「拡散して~」てお願いされた
③友達割引してくれるから良いクチコミで投稿しよっと
④新作発表会に呼んでもらったから宣伝しよう
⑤SNSに載せると10%オフになるから載せた
これ、全部「広告」のマークが必要です
だって、関係性がある人の商品やサービスは
おすすめすることしか書かないですもんね。
推奨されている広告マークは
#PR #広告 #提供 など
消費者に「広告」だとわかるマーク。
#pr #ad #ギフティング #○○pr など、
広告とわかりにくいマークは推奨されていません。
もちろん、たくさんのハッシュタグの中に広告マークを紛れさせるのもNG
明確に「広告」だとわかるようにしなければいけません。
セミナーのお知らせも気をつけて
美容業に多いのはセミナーの販売。
メーカーの講師やエデュケーターになっていると、とくに広告の量は増えますよね。
そんなときは、メーカーと一緒に
タイアップマーク
もつけて「これは広告ですよ」と見ている人にわかるようにしましょう。
すでに、いろんな業界が個人にも講師にもインフルエンサーにもタイアップマークをつけ始めているので、見たことがある方も多いはず
違反するとどうなるの?
景品表示法の「不当表示」になるので、景品表示法違反という法律の違反になる可能性があります。
聴取、罰金、措置命令、ニュースになるなどちょっと大変。。。
自社のサイトに商品広告を載せるのは当然
自社サイトに自社商品を掲載することは当然なので、#PR マークは必要ないのですが、
今後は「広告」という表示が増えるイメージもあります。
TVやYouTubeと同じように
広告は広告とわかるように
なっていくわけです。
私たちみんなが「消費者」だから
誰もが消費者だからこそ「広告だとわからないようにする」手法のステマは嫌われがち。
誰だって、贔屓目のない正しい情報で商品やサービスを選びたいですもんね。
メーカーの講師やエデュケーターの方などは、
SNSのプロフィールに明記しておくことも大切なこと
「メーカーについて広告投稿をする可能性がありますよ」とわかりやすいです。
簡単にですが、10月から始まるステマ規制について書いてみました。
たくさんある広告のきまりについては、ANSEMの講座やメルマガ、SNSでもお伝えしています。
そろそろ、ちゃんと学ぼうかなぁ
と思う方は覗いてみて下さいね。