お客様ひとりひとりに合わせたアドバイスができるようになるためには、美容の基礎となる知識や最新の情報を学ぶことは不可欠。そんなプロフェッショナルを目指す人のために用意されているのがANSEMの「アドバイザーコース」です。
この記事では、アドバイザーコースのカリキュラムにも含まれている
第1講『皮膚と爪の基本構造』
をレポートいたします。
「1講を担当するのは久しぶり!」とおっしゃる代表理事・川上愛子先生の回にお邪魔してきましたよ〜。この日は、はじめてANSEMの講座を受講される方もたくさんでした。さっそく講座の雰囲気をご紹介していきますね。
スキンケアはお菓子作りと同じ?
『皮膚と爪の基本構造』ではまず、皮膚の役割や、皮膚の基本構造を学んでいきます。髪や爪のケアにしても、皮膚の理解をなくしては語ることができません。なぜ皮膚を無視してヘアケアやネイルケアができないのか、科学的根拠をふまえて理解を深めていきます。
この日の講師・川上愛子先生は、皮膚の構造を身近な食べものに例えてご説明してくださりました。パンケーキにミルフィーユ、バームクーヘン……、この辺りのスイーツを見かけたら、もう皮膚のことを考えずにはいられなくなるはず!
また、皮膚の状態を美しく保つためには、普段の生活でどんな心がけが大切になってくるのか?その辺りも根本から学んでいきますので、即お客様へのアドバイスに活かせる情報を知ることができますよ。
「石鹸オフ」をプロ目線で見る
つづいて講座の中盤では、“皮膚と洗浄剤の関係性”についてのお話が展開されていきます。今の自分に合ったスキンケアを考えるにあたって必要な知識であることはもちろん、美容業をされている方にとっては、お客様ひとりひとりへのアドバイスにつながる重要な部分。
たとえば肌にやさしいイメージで語られることがある「石鹸オフ」というワード。
- 石鹸とはどういった洗浄剤?
- 天然の石鹸って何?
- どんな肌汚れに向いているの?
- メイクが落とせるって本当?
- 使うことにリスクはないもの?
SNSなどの情報やイメージだけで「石鹸は肌にやさしい」とお客様にご説明するのと、石鹸の特性を知ったうえで「こういった面は気をつけてくださいね」とアドバイスするのとでは大違いですよね。美容のプロとしては、ぜひ後者を目指して理解を深めたいところです。
手洗い・消毒時代の爪事情
コロナ禍になって数年がたちますが、1日に何度も行う手洗いと消毒で、爪に関する悩みも増えているのだとか。第1講の『皮膚と爪の基本構造』は、皮膚だけでなく爪まで学べるところが特徴。時代に合わせた肌悩みに対応するためにも、ぜひ学んでおきたい内容です。
〈爪はどこから、どんな風にはえてきているのか…。爪の横溝や、そり爪には、どんな理由が考えられるのか?〉
美容に関わるお仕事をされている方なら、爪にまで知識があることは大きな強みになるはずです。
今からの時期に注目が高まるフットケアについても、どなたに対しても同じアドバイスをするのではなく、お客様毎に気を配りたいチェックポイントなどを知ることができます。足の裏のカサカサ悩みなどに触れていますので、ご自身のケアにも参考にしていただけるのではないでしょうか。
知識を根づかせる方法
ANSEMの講座で学ぶ内容は、科学的根拠に基づいた大真面目なものです。最初から全部を覚えようとすると、頭がパンクしそうになる経験が筆者にも多々……。
そんな受講生に、川上愛子先生からいくつかのアドバイスが!そのなかでも特に印象に残った2つの方法をご紹介しますね。
① ポイントをおさえる
「専門知識は難しくて当たり前」と先生。プロを目指すわたしたちは、ここを無視することができません。だからこそ、楽しく学ぶ意識が大事なんですよね。
先生によると、難しい知識を一気に覚えようとするのではなく、“ポイントを覚えていくこと”がコツなのだとか。この日の講座の中でも「今日はここを覚えましょう!」と、要所要所で先生からの合いの手が入っていました。
まずは“おさえどころ”をしっかりと理解する。その繰り返しで知識をどんどん育てていきましょう。
② アウトプットが大事
川上愛子先生がおっしゃるには、「知識を根づかせるのはアウトプット」なのだそう。ANSEMの講座は、単に美容の知識を覚えることだけを目標とはしていません。インプットして終わり……となってしまっては、プロとは呼べないですよね。
ご自身の化粧品選びやお客様へのアドバイス、SNSでの発信、ブログ執筆など、学んだ知識をどんどん活用していく。その作業が、本当の意味で知識を根づかせてくれるものだと説明してくださりました。
アウトプットのための学び。受講する際にもそんなふうにして取り組んでもらえると、耳に入ってくる言葉にもきっと違いが出てくることと思います。ぜひ愛子先生のアドバイスを参考にしてみてくださいね。
最後に、ANSEMの「アドバイザーコース」は、何度でも再受講できるシステムを導入しています。(※ライトコースをのぞく)
実はこの日も、再受講の方が多数参加されていたんですよ。はじめて受講した時と、2回目以降に受講する時とでは、浮かぶ疑問が変わってくることも珍しくありません。ぜひ何度でも受講して、知識をアップデートさせていってみてくださいね。
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